そーゆー意味では一番自由な存在なのだ。
だからおれは悪役が大好きなのだよ。
んでもそれは悪役の役回りであってマジの悪ではないのだ。
かっこよくいえばピスタチオだかピカレスクとかのロマンなのだね。
ヒーローはテレビのなんとかレンジャーとか仮面ライダーとかウルトラマン。
刑事や探偵ものもそーなのだが、なんてったってヒーローの正義を守るみなさんは、悪を倒すために卑怯なマネはできなくて、色んなしがらみや大人の事情があるからして、まあ、それなりの大義名分の下に道徳的なのだ。
悪役は面白いぞ。
目的は一つだからな。
悪のためなら傍若無人の道徳無視で、さにあらば、もっともっとすんげー悪にジャンプしようと日々鍛錬し、極悪非道のために良いこともするからな。
むかしダチに見せてもらった『人造人間キカイダー』のビデオだが、たしか悪役の極悪人の人造極悪人のハカイダーが、チビッコたちを絶望のズンドコに落としいれ、悪の道に誘導しようと取った作戦が、街中のミカンを買い占めることなのだ。
日本中のミカンじゃなくて、たしか街中のミカンの地域密着型の犯罪だったと思う。
んでもって、ハカイダーの思惑通り、チビッコたちは少ないミカンの取り合いで争い、どんどんダークサイドに陥るのだ。
おお、なんて極悪なのだ。
この世からミカンがなくなるとは…。
なんて悪役は自由なんだろ。
当たり前のことだが、どんなドラマも悪役がいないとストーリーが出発しないのだ。
そのストーリーを面白くするのも、くだらなくするのも悪役の傍若無人ぶりと頭の自由さにあるのだ。
ってことはヒーローは悪役あってこそのヒーローで、ヒーローあっての悪役はありえないのだ。
亀は悪役、ヒールになれなかったのだ。
悪賢くて強くてヒーローと渡り合えるのがヒールだとしたら、亀はバカ丸出しでその上弱いのが暴露されたからな。
逆にゆーと、弱いヒールはただのバカってことか。
身の程を知れ。
みんな悪と闘うヒーローが観たいのだ。
それはヒーローに挑戦する魅力的な悪役が見たいからなのだ。
おれも魅力的な悪役になりてーなっ。