ぼうやー、よいこだ尻貸しなー
一時期ゲイだったのだ。
その昔、始発の電車に向かって新宿の歌舞伎町を走っていたら、様々なポン引きに「キレーなコいますよ」とか「セックスいかがですか?」とか呼び止められる。
こんな早朝の平日からエッチするやついるのか?
ウザいので「おれはゲイだからいーよ!」ってなもんで走り抜けたのだが、コマ劇場を抜けた辺りの道で、「にーさん、にーさん、ゲイなんだって? ウチ、売りセンだけど可愛いコいるよ。少年でいーよね?」とかいわれたのだ。
どーなってんの? ポン引きの連絡網!!!
もー随分遊びにいってないが、今は石原都知事のおかげでだいぶ大人しいみたいだな。
現在のおれは乳が好きなフツーの中年なのだが、それが何だってーんだい。
今日二回目に行った呑み屋のねーさんが、おれと同い年だってーのが発覚したのだ。
んーでも、どー見てもおれよか年上にしか見えない。
隣のオヤジもそーいってたのだ。
まあ、小学校、中学校とだいたい女子のほーが発育がいーてーか大人びてるのだ。
だからだいたい年下と結婚するのか。
バランスの問題だな。
おれも年下がいーのだ。
おれはマイケル・ジャクソンと同じ意味で子供好きだからな。
うーんと、小学三年生でもいーのだが、それだと捕まってしまうので、中学一年生でもいーのだが、それでも捕まってしまうので、高校生……このあたりからめんどー臭くなるのだな。
じゃあ、酸いも甘いもよーくわかっている三十代とか同い年の四十代……。
おれは一生独身で、メダカの家族と、いずれ飼うだろーヒョウモントカゲモドキでいいのだ。
あ、ネコも飼いたいな。
去年18歳で逝ったアメショーの『師匠』を思い出すと忍びないのだが、おれが責任持てる年齢までには、またネコを飼いたいのだ。
おれは大人の男だからな。
にゃーにゃなネコとにゃおにゃおして、お昼寝してたら足のカカトを思いっきり噛まれたりなんかして、びっくりしたおれは、ママー、ママーと泣きじゃくるのだ。
すまん、ちと取り乱した。
将来一人暮らしの頑固ジジイで、趣味のジーンズを履きながら、老ネコとメダカとトカゲを飼っている奇妙な爺さんになるのもよかろー。
んでもって、たまに近所のガキを殴るのだ。