たまーに憧れるのだ、死体蘇生に。
事あるごとに青い空、流れる白い雲を眺めながら、「ああ、死体を蘇生したいなぁ…」などと呟きながらビール呷ってみる、昼下がりのメルヘンな毎日だったのだ。
ガキの頃は手塚治虫が大好きだったのだ。
治虫は天才で変態で性の倒錯者で猟奇的性格だった、いやはやこれは間違いない。
有る意味、江戸川乱歩もびっくりな深淵があったのではないか。
例えば『鉄腕アトム』は死んだ倅に似せたロボットなのだが、根底にあるのは死んだ倅の死体蘇生だし、なにやら天馬博士のホモセクシュアルも垣間見える。
人工的に蘇生された? ロボットのアトムは成長しないエピソードなど生物と無生物の境目的哲学的フランケン・シュタインの怪物的な生物なのだ。
これは『ブラック・ジャック』のピノコにはもっと著しいし、映画になった『どろろ』も四十八の怪物に身体を奪われた原因意外、コンセプトはほぼ同じにみえる。
ってか、何らかののっぴきならない原因意外は、死体蘇生のバリエーションだな。
他にはH・P・ラブクラフトってな、20世紀最後の悪文、悪筆の怪奇作家でこいつもスティーブン・キング、通称ステキンってな、悪趣味な牛乳配達やお化け屋敷的ミもフタもないホラーばっかし書いてる作家とかにも影響をあたえてるらしい。
ラブクラフトはズバリな死体蘇生が好きな作家らしく、『ネクロノミコン』とかのゲテモノ映画の原作にもなっているのだが、『リアニメーター・死体蘇生者』なんてのもあるし、日本にもラブクラフティアンな作家が多くいるのだ。
クトゥルフなんてーな宇宙が出来る前に宇宙を支配していた旧支配者の神話とか、古今東西のラブクラフティアンがよってたかって構築してるのが面白い。まあ、それはいずれまた。
日本では小林泰三ってな作家が『玩具修理者』ってな小説を書いて、田中麗奈主演でビデオにもなったのだ、死体蘇生で。
これも生物と無生物、無機物と有機物の境目がいいのだ、小説の方はな。
面白いかどーかは、チャンスがあったら観てくれ。
『玩具修理者』は、このホラー嫌いのおれでもトコロテンにカラシをつけて食しながら見れるのだ。
えーと誤解がないようにゆーておくが、おれは死体を蘇生したいだけであって、ホラーは大嫌いなのだ。
えーとピロシキは好きなのだがロシアはあまり好きではないってのと同じか?
えーと○○○を自分で×××するよりも、他人に△△△される方が>>>だったりするだろ?
それと同じなのだ。
余談だが、治虫は『リボンの騎士』とか『三つ目がとおる』のワトソン? とかアンドロギュニュス、両性具有的なのが好きなのだな、きっと。
エイジやセックスを超えた魅力は幻想なのだが、この辺が性の倒錯があると見受けるのだ。
なにかコンプレックスがあるのだろーか。
そーいやー前にテレビのCMに、『リボンの騎士』キャラで田中麗奈が出てたな。
あれ、けっこー好きよ、おれ。
でも田中麗奈とやりたいと思ったことはねーのだ。
どうしてだろ?
田中麗奈が、頼むからしてくれ。とゆーならば全然やぶさかでないのだが…。
不思議だ。