とりあえず洗濯したのだ。
ジーンズはちと気持ち悪いなってくらい履いたら、ファスナーとボタンをとめて、裏返して水洗いでぐるぐる…。よっぽどでないと洗剤は使わん。使っても昔の洗濯石鹸で、漂白剤等などが入ったものは使わん。素朴な洗剤だ。
んでもって、脱水機にはかけないで、びしゃびしゃのぼたぼたのまんま、足首の裾のほうを上にして、天日干しなのだ。
その間、おれは愛しのクロスバイクを整備する。
ケミカルで残ったオイルを除去し、新しいオイルをチェーンやらスプロケットやらギアなどにくれてやる。
合間に洗濯を済ませて、フレームを乾拭き、ディスクブレーキをみてやって、出発だ。
っていってもポタリングなのだ。近所の散歩。
最初はそのつもりでも、走り出したら止まらない。おれはハイウェイスターなのだ。
新大橋通りから京葉線にでて、今井橋を抜けて葛西臨海公園まで行ってしまった。
そこでコンビニのサンドイッチを食み、自動販売機のアイスクリームを食した。
自転車だらけだな。見ているだけでも嬉しい。
その後、よせばいいのに江戸川の土手を辿って水元公園まで行ってしまった。
よせばいいのに…。
野原や芝生、林を駆け回ったらくたくたなのだよ。
もう走りたくないのだ。だがそーゆーわけにもいかず、走り始めたのだが風が向かい風になっている。
あーんもーう、いや、嫌だ…。いやいや…。ママ、ママーッ!など幼児退行してしまう。
進まないし、暗くなるし、お腹減ったし、いやだあぁぁあ!!!ってんで、中年で大人の男のおれは泣きながら走ったのだが、泣いてすむものじゃーない。街中にでれば、ちったあ風はマシだろ、ってんで街中を走ったのだ。
前から思っていたのだが、自転車の立場は難しいな。軽車輌だから車道を走るのが本道だが、それはあくまでも建前で、警察にしてみりゃあ歩行者と一緒くたにしたいのだな、それは標識を見ればわかる。たしかにママチャリは歩行者の一味だろ。んでもよ、ロードバイクやクロスバイクはちゃうやろ。明らかに。
とはいえ車道を走れば被害者になるかも知れんし、歩道を走れば加害者になるかも知れん。
どうしたらいいのだスポーツバイク。
メッセンジャーはさすがにプロだ、良くも悪くも道路交通法の友達だな。
だが広く見渡すと、無灯火二人乗りメールは老若男女やっている。特にバカな中学生や高校生は音楽聴きながらタバコ片手に歩道を猛スピードで突っ走る。
おい、間違ってんだろ、これ。明らかに。
特に無灯火は運転者のてめーが見える見えないの問題じゃない。歩行者や他の自動車、自転車からみて目立つためにも点けるのだよ。んなことも分からない。
こんなバカなチャリを淘汰する運動なり行動なり、やってるフリでもいいから見せてな、それから歩道だの車道だのの自転車の立場を指導しろよ、警察。
実際、歩道で暴走チャリに轢かれて死んでるヒトおるやろ、あ?
とにかく、自転車を一括りにして歩道に押し込めて、そんで一息つくなや、あ?
おれの知り合いに、明け方酔っ払ってロードバイクで転倒、頭ざっくり行って一ヶ月入院したバカがいる。
その後バカに加速がかかって、ブルホーンって突き出たハンドルのバイクに乗っている。
そんなガイキチをロードに乗っけて車道走らせてええんかい、あ?
ママチャリはいいとしても、少なくともスポーツバイクは免許制にして車道を走らせるべきだろう。
あ、よくないか。一番マナーに問題があって危険な乗り物はママチャリだもんな。
難しいことはない、常識の範囲内でフツーにのればいいんだからな。
おれのクロスバイクはジェイミスのエグザイル、ブルーのフレームだ。
街で見かけたら「せっちんの、地獄へズンドコ!」って声をかけてくれ。
おれは「へ? なんスか、それ…」って答えるから。