ピイヒャララ ゆびに馴染むは 細き笛
さあ週明けからは「新学期」が始まります。
今さら・・・いまさらですよ、倅三号の持って帰って来た「道具」の補充やら点検やらをやっております。高学年になると持ち物が増える。
書道具、水彩道具、彫刻刀一式、裁縫道具、鍵盤ハーモニカ、ソプラノリコーダー等々。
一緒に片づければ行動するのですが、自主性を重んじていればいつまでもいつまでもいつまでも(延々続く)取り掛かる様子はないところが・・・・ふっ・・。
然し、このソプラノリコーダー、形状はその楽器ゆえのものでしょうが
なんとなくその質感のようなものが、自分の時代と全く以て変わらない。
昭和期のリコーダーと、平成令和と違う点を強いて云えば、色が白(象牙色?)だったり、袋が綿の布製だったりの違いくらいでしょうか。
しかし昭和のリコーダーにしても、持って指を添えて吹く音に今だ劣化のいろがみられないところや、ジョイントに全く歪みが生じていないところ 凄いなあ・・・と感心するばかり。
半世紀近く、大して保存状態が良かったわけでもないのに何の遜色もない音が出るんだ・・・。
音色の遜色は本人の責任なので、正しく吹けば、正確な音階を奏でてくれる。昭和のリコーダーも平成のリコーダーも令和のリコーダーも全てがかわらない素晴らしさ。
学校で買わされるもんだと思っていましたが、そういえばどこのメーカーなんだろうと袋に書いてある「Aulos」を手掛かりに検索してみました。
「トヤマ楽器製造株式会社」といって1954年に創業した楽器(メインはリコーダー)を扱っておられる会社でした。因みに、「アウロス」と読むそうで、元々金型製造等の技術を生かし、樹脂製リコーダーを製造、55年より発売されているロングセラーな楽器でした。
おお今年でちょうど70周年!
いや、樹脂製でありながら、三つのパーツを繋げる形において隙間ができたりなんかすると、音が全くダメになるだろうなぁと思っていましたが、ミクロン単位で職人さん達が丁寧に製造されていると聞いて納得!
正しい音質を出す為、チューニングにおける独自の技術が施されているそうで、HPで詳しく紹介されていました(わたしは素人の為、上手く説明できない)。
小学生が皆で吹くのに、音色の領域差のようなものが、均一でばらつきがないと不思議に思っていましたが、やはりこのようなところに技術が生きているのでしょうね。
子どもそれぞれに「ひとり一本」、親としては勿体ないような気もしていましたが、この同一時期に作られた同じ製品だからこそ、きちんとした一体感がでるのでしょう。
個人の出す肺活量の違いと、複数の道具で同じ音色を出す際に感じる、調和音と不調和音との差は全く違いますものね。
確かに、リコーダー等の管楽器において、音の不調和は結構辛いものがあります。
耳どころか・・・脳の中まで振動のズレが・・・聴覚過敏というほどでもないのですが、この調和という点には手を抜いてはいけないところではないでしょうか。
それよりも、この技術が廃れてしまっては本当に勿体ないと思ってしまいます。
「管壁中空システム」
・・・空洞部分が優れた共鳴体となり、外気の温度に影響されにくく・・・
そうかぁ・・・温度によって音の響きが変わるんだ・・・そんな技術に支えられて、自分の小学生時代のあの(へっぽこな)演奏ができていたのですな!!
勿論、他のメーカーもあると思いますが、楽器の演奏とは縁のない(聞くのは好き)人間なので今回は、倅達のリコーダーを見て(自分も同じものを使っていたので)感動のあまり書いてしまいました。
但し・・・兄弟の分がそれぞれあるという事は、ソプラノもあればアルトリコーダーもある訳ですね。ソプラノの「アマリリス」とアルトの「コンドルは飛んでいく」が浮かぶところですが、
ところで・・・二号の持ってきたアルトリコーダーはどうも使用感がない・・・。
「だって・・・一度も使わなかったもん」
何だって?と考えてみたけれど、そうか・・・使用時期が「コロナ」の時期と被っていた。吹くやら、歌うやらが自粛された時期でしたな。くそぅ・・・コロナめ・・・勿体ない!
ところで・・・肝心な新学期の準備は・・・まだまだ続く・・・