うろんころんしてみる隊 -46ページ目

うろんころんしてみる隊

うろんころん・・・って何かって?九州弁でして、標準語に解釈するとウロウロと「散策している」「徘徊している」・・・どちらでしょうかね?
傍から見ると限りなく後者に近いわたくしの、人生の糧にもならないつぶやきを書き留めて行こうと思います。

線香の くゆる香りの たつ彼岸

 

 

 

夕なりの 西に傾く 黄金色

照らされる 稲穂の宝 見事なり

朱を注すは 曼殊沙華

白き羽衣の 鷺が舞い 

 

こうべを垂れる稲穂の熟し待つ先

苦楽をともにし育てた人らの手で

順々に刈られる穂と行儀よく並ぶ

稲株のあとが秋の風に爽やかなる

藁の香りを織り交ぜる

未だかと待つ稲穂にも最後の手掛

雑草を抜きかかえる小さな背中が

黄金の絨毯のなかから姿を見せる

 

嗚呼美しや 嗚呼美しや

いくら機械が進歩しても

衣に包まれる小さき水晶

命を食い繋ぐ小さき宝を

収穫を迎えるその時まで

人の手のやすむ事はない

八十八と表すのは手間数

最後の最後までこうして

その温かい人の手の中で

熟す時を待つ姿はまるで

命が生まれ世に出でる様

 

彼岸の青空の下で見たうつくしき風景

忘れるまいと目を凝らし手を合わせる