うろんころんしてみる隊 -47ページ目

うろんころんしてみる隊

うろんころん・・・って何かって?九州弁でして、標準語に解釈するとウロウロと「散策している」「徘徊している」・・・どちらでしょうかね?
傍から見ると限りなく後者に近いわたくしの、人生の糧にもならないつぶやきを書き留めて行こうと思います。

長月の 夜のながさを 思うのは

暗くなる 西空のいろ 早まりて

子の帰る いえの外 たそがれて

安堵する 無事帰ったと 靴並ぶ

 

夜長の静けさは春夏秋冬変わらねど

暗闇の間が伸びる程に 

窓の外が冷え込む程に

深い沈黙へと入り込んでいくようで

夏の火照りを失う程に

暦の残り数が減る程に

得も知れぬ寂しさが心の中に生まれ

また一年が過ぎるのか

冬が春が夏が過ぎ去り

失っていくことの哀しみを思い出す

 

小蜜柑の香りと共に看取っていった

人達の最期をば燻るように思い出す

 

温もり立つ少しばかり残された日を

あの眩い程の空の光を共にながめて

懐かしい思い出話を最後に語っては

痩せたあなた達の冷たい手をさすり

今世の互いに残された僅かな時間を

逃れられない最期の一秒一秒さえも

惜しむように添うた最期の黄昏の時

 

 

 

長月の 夜のながさは 亡き人と

あれやこれやと 思い出を語る夜