雨降るよ 傘立てに住む あるじなき かさの聲
九州から本州まで続々と梅雨入りをしておりますね。
皐月(さつき)とは早苗を植える月から来ているそうなので、旧暦に合わせ五月の半ばになるこの時期が、田の水張と苗植えを行う季節だったのでしょう。この時期に雨が降らないと水不足になるし・・・逆で夏に雨ふりゃ冷夏となって稲の実もつかぬ。
う~む・・・九州北部に線状降水帯が発生の恐れ・・・と云われておりましたが。
九州と一口に云われても、低地高地といった山の地形や海を挟むのか等の地理の違いで、雨雲の通り道のようになる地域とそうでもない地域がありまして。
素人判断ながら、大雨が降る時には、いつも三つの大きな筋が通っているように思います。
鹿児島から宮崎山間部を横断するもの、天草から熊本日田九重を横断するもの、佐世保から佐賀脊振福岡を横断するもの。
そこにきて低地に水が溜まりやすい、大雨が山間部から流れる川の斜面を崩していく、周囲の山にぶつかって停滞発達するのかピンポイントに集中豪雨を起こす。
随分前から、ここばかり気の毒にと思うほど大雨が集中する場所がありますが、自然の地形がそのまま雨雲の通り道になっているのかしらん?と思ってしまいます。地名の中には、その地の昔から起こる災害の印が刻まれていたりしますから。
どうかどうか・・・水の被害が出ないように・・・と願う処であります。梅雨は梅雨で雨が降らないといけないので。
しかし、大雨の中でも子どもたちは登校する。これが小康状態となると、閉じた傘を手にしたまま雨の中を歩む者も。
確率は古今変わらず高確率で男子児童なのが興味深い。流石に武器にして遊ぶ者は減りました(指導教育のなせるものか?)が、雨が降っているのに傘を差さない理由はなんなのでしょう?
傘・・・というと、随分と昔の事ですが、雨の降る日に帰宅すると、玄関の前にこのような傘が落ちていました。
ビニール傘でも、安物買いの銭失いではよろしくないので、ある程度芯の丈夫そうなものを用意していたのですが・・・。
とりあえず、所有者である倅1号に事情を尋ねると、以下のようにのたまった。
「・・・・風がふいて・・・」
ほう・・・また急にハリケーンさんでも通らしたろうか?
然し・・風にあおられて芯がひん曲がるとは仕方んなか・・・で・・・取っ手(ハンドル)は何処に?
「さあ?」
ほう・・・雨風くらいで取っ手までは外れないと思うのだが?
所在不明になる程小さなモノでもあるまいに。
この状態をどうやって持って帰ってきたのか?
道端に落ちとる石やらボルトやら拾ってくるぐらいならば、もっと他に持ち帰るべき大切なものがあるのでは?
やれやれ・・・修理できそうにないか?と骨を戻そうとしたら・・ボキッ・・・折れて終いなさった。
この一件で、次の時は、穴の開いた処から水が伝ってくるやぶれ傘を使っておりましたが(テープ迄貼って補修・・妙なところで辛坊せんでも・・)
対照的に、倅3号はずいぶんと物持ちがよかったりします。
園時代から8年も使っているその傘は何の問題もなく綺麗です。石突も削れていない・・・見た目も可愛らしいその傘は、ランドセルまではカヴァーしきれていないので・・・そっちは濡れているという。
まあしかし・・・振り返って己の傘はどうだったのか?
石突はガリガリと削られ穴が開いていたし、雨が降らないとその傘は杖になり剣になり・・・。藪の草をかき散らし、大きめの石をみると「おりゃー」と叩いて(流石に石塔等にはしません)側溝の水溜まりがあると突っ込・・・・。
「傘を振り回しません」
と学校で先生に注意を受けているのに、一人になったらこの始末。
丈夫な(はずの)昭和の傘ですら、閉じたらスラっとはしていない。。なんか膨らんだ形をしていたような・・・でもそれでも長らく使っていましたので、ノープロブレム!
子どもじみた事を白状してしまうと・・・・
傘って、差している時は濡れないように真っすぐ持つのがどうも億劫になるような気が・・・
手を使いたい時は、肩と顔の合間にはさむとその中棒が動いて痛いし、、、
故に、傘をたたむと開放的な気持ちになって、ついつい竹刀のように振り回したくなる、横に持つと銃のように見え、素人芸のように構えてしまう・・・・衝動が・・・衝動が・・・
嗚呼然し人の目が・・・雲ニカクレテイテモ オテントウサマガ見テイマスヨ
迂闊にも他人様に怪我をさせてはなりませんので、街中ではやりませんよ。でも誰も周りにいなければ・・・キョロキョロ・・
・・・50過ぎの中年がすることではありませんので・・・やはりやめておきます。
そもそも、多少の雨じゃ傘なんて持っていても差しませんものね。・・・あれ?前に何か疑問を書いてなかっ・・?
ああでも、傘にボトボト雫が落ちてくる音はウキウキしますね・・・
ネイバーズトトロ(貴方の気持ちはわかる)
億劫でまた・・愉快な世界。それが傘を開いた小さな世界。
