KYOTOGRAPHIE 2026 1日目
は訪れることが
去年は訪れることができなかった東本願寺は,まずは足を運びました。
展示会場はその静ひつな空気の中を奥へ進んだところにあります。
まず驚いたのは,圧倒的されるほどの広い敷地!にあた
。
レボハン・ハンイェ展示「記憶のリハーサル」
南アフリカのアーティスト、レボハン・ハンイェ。
国家やアイデンティティの形成において、記憶や不在、そして物語の継承がどのような役割を果たすのか。それらを探求する4つのシリーズで構成された、非常に見応えのある展示でした。
部屋ごとに手法が異なり、五感を揺さぶられる空間が広がっています。
1. 母との境界を歩くフォトモンタージュ
亡くなったお母様のアルバムを見返し、遺されたワードローブを身にまとって撮影された作品。自分自身を母の姿に重ね合わせるように作られた複合的な像は、失われた時間を取り戻そうとする祈りのようにも見えました。
2. 「光」の迷路:段ボールのインスタレーション
等身大のシルエット像が並ぶ、迷路のような空間。
自らの姓の語源が、南アフリカで「光」を意味することを知ったことから始まったプロジェクトだそうです。自分自身のルーツを物理的な空間として体験する不思議な感覚に陥りました。
3. 灯台守の語り:ライトボックスのジオラマ
光の中に浮かび上がるのは、南アフリカの沿岸地域で生きる灯台守たちの物語。
小さなジオラマの一つひとつが、語り継がれてきた記憶を鮮明に再現しています。
4. 巨大なテキスタイル・コラージュ
家族写真に写る親戚の女性たちをモデルにした、巨大なパッチワーク作品。
等身大の布で表現された人物像からは、家族の絆や歴史の重みが直接肌に伝わってくるような迫力がありました。
「黒人家族の写真アルバム」という一つの大きなテーマが、これほどまでに多彩なアプローチで表現されていることに圧倒されました。
京都の古い建築と、南アフリカの物語が交差する。
これこそが京都グラフィーの醍醐味だと改めて感じた1日目でした。