ムバラを出発し、タンザニアとの国境の町ナコンデを目指しました。国境に近いこの町には、どこかピリッとした独特の緊張感が漂っています。
道中、3回目の給油を行いましたが、ここでの経験がザンビアの現在の経済状況を象徴しているように感じました。
現金か、モバイルか。
ザンビアの決済事情
給油料金は全国一律で1リットルあたり28.11クワチャ。今回の給油量は39.85リットルで、合計は1120.18クワチャでした。日本円に換算すると、約9,970円(1クワチャ=8.9円で計算)という結果に。
ここで困ったのが「お釣り」の問題です。ザンビアで一番大きい紙幣は500クワチャ札。1100クワチャ分は手持ちで対応できたものの、残りの細かい20クワチャを支払おうとしたところ、ガソリンスタンド側にお釣りがないと言われてしまいました。
そんな時、ドライバーは迷うことなくモバイル決済を使い、スマートに不足分を支払ってくれました。驚くべきことに、カード決済が使えないガソリンスタンドであっても、モバイル決済なら当たり前のように利用できるのです。
急成長するデジタル金融
ザンビアでは、今やモバイル決済は銀行サービスを大きく上回る最も一般的な金融ツールとして定着しています。
銀行口座を持つ人は成人の約2割程度に留まる
一方、モバイル決済は多くの市民の生活インフラに
なっています。
現金をあまり持たない生活: 遠隔地への送金や日常の
ちょっとした支払いまで、モバイルを通じてうのが
「当たり前」のスタイル。
カードが普及しきっていない場所でも、デジタルインフラが社会の血液のように循環している――。このギャップに、ザンビアが急速にデジタル社会へと進化している力強さを実感した旅のワンシーンでした。
道中に見かけた、のどかに草を食む牛たちの群れ。
このキャップがまた面白い



