GRSIN AND IMAGE
肌理(キメ)と写真 石内都
石内都は、2014年にアジア人女性として初めてハッセルブラッド国際写真賞を受賞するなど、現在、国際的に最も高く評価されている写真家の一人です。
多摩美術大学で織りを学んだ石内は1975年より独学で写真を始め、思春期を過ごした街・横須賀や、日本各地の旧赤線跡地などを撮影した粒子の粗いモノクローム写真で一躍有名に注目をあつめました。
近年は、被爆者の遺品を被写体とする「ひろしま」やメキシコの画家フリーダ・カーロの遺品を撮影したシリーズでその活動は広く知られています。
2017年は、石内が個展「絶唱、横須賀ストーリー」で実質的なデビューを果たしてから40年を迎える年にあたります。
本展は、この節目の年に、石内自らが、「肌理」というキーワードをあげ、初期から未発表作に至る全13シリーズ、約170点を展示構成するものです。
住民のいなくなったアパート、身体の傷跡、大正・昭和の女性たちが愛用した絹織物、亡き母や被爆者らの遺品の写真を通して、存在と不在、人間の記憶と時間の痕跡を一貫して表現し続ける石内の世界を凝縮して紹介します。
たたみ一枚くらいある大きな印画紙を薬液につけて、ピンチで吊るし、だんだん色が出てくる様子。
印画紙も大きいから丸めてつけていました。
暗い中で水のピチャピチャという音が印象的でした。
現像のことはちっともわからないけれどもとにかく手間がかかって大変そうだということだけ伝わりました。
肌理(キメ)というより、
テクスチャといったほうがわかりやすいだろうか?
初めて石内の写真を見たのはフリーター・カーロの遺品シリーズ。
洋服、薬瓶、靴、コルセット
ものそのものよりも、
ものが持つ質感のようなものがとても印象的な写真でした。
自分が見に行ったのは1月で早かったけどまだまだやっていると思っていて、アップするのが遅くなったら終了となっていました。
2017.12.09〜2018.03.04
横浜美術館








