画家、キリコ展に行ってまいりました。
キリコ展の開催を、FB友より知り、去年FBイベントで知り合ったお二人と一年ぶりに再会しました。
私はいま、現代アートが好きですが、そのためには、シュールレアリスムは外せません。以前、日本でシュールレアリストの展覧会がたくさんあった頃、学生だったかな?
キリコを見に行って久々の展覧会でとっても楽しみにしていました。
美術館は、パナソニック汐留ミュージアム
初めて行くところです。
今日、キリコ見に行くよと言ったら娘は、脳梗塞で倒れた磯野貴理子さんを思い浮かべたらしく???
旦那、息子に至っては全く反応無し。
キリコは、20世紀に活躍した芸術家です。生まれた国はギリシャですが、両親はイタリア人。画家としてのデビューは、フランスパリでした。
自分の絵を「形而上絵画」と呼んで、形のあるものや、見に見えるものの背後にある世界、「不安」だったり「不思議な感覚」を絵にしようとしました。
そして、多くの芸術家に影響を与えました。
1.序章 形而上絵画メタフィジカの発見
2.古典主義への回帰
キリコは、突如として古典に回帰した作品を描き始めます。ここでは新たに、剣闘士、馬の絵、自画像が展示されていました。
<自画像>
3.ネオ・バロックの時代
ー最良の画家としてのデ・キリコ
4.再生ー新形而上絵画(ネオ・メタフィジカ)
デ・キリコは、1920年代より自身の形而上絵画を繰り返し複製しましたが、1960年台後半から!新形而上絵画の時代に入り、従来の作品の様式と主題を独自に組み合わせた作品を発表します。
彫像や、建築物の影が伸びるひと気の無い広場、そこに配置されるマネキンや玩具。
そこからは、静寂、沈黙、孤独、不安を感じます。
そうした作品に三次元のブロンズ彫刻も加わります。
5.永劫回帰ーアポリネールとジャンコクトーとの思い出
デ・キリコの創作には絶えずパリの思い出が見て取れます。晩年に描かれた、神秘的な水浴状や太陽のある広場と言った新しい主題は、アポリネールとコクトーのために製作した挿絵から着想を得ています。
デ・キリコは、ニーチェにとても影響を受けています。
ニーチェの思想に神は死んだ(キリストを否定するものがあるらしい。)
孤独な詩情
そして、画面によくでてくるアーチ型のアーケードは、長く住んだトリノの街の影響があります。トリノは1000年くらい独裁で街は計画的に作られたそうです。
装飾の少ない整然とした街並みは、冷たいイメージを与えます。
昼間は工場に働きに行くので人がいない孤独な空間になります。
最後にデ・キリコの言葉
「私の形而上絵画を理解できるものはいまのところ全世界で2~3人しかいない」
私はいわゆる、新形而上絵画を期待して見に行ったのだか、まず、形而上絵画なる意味を待ってくわかっていなかったこと、そして、古典主義に戻ったり、自分の作品を模写したりしていたこと、影響を受けてものが、詩人で有ったり、住んでいた街並みであったことなど、違う角度からの気づきの多い展覧会でした。





