【Coments 117】ちまるorチー(10)の大原野男衆三人見聞録 | 西山夕焼け通信 1970~1979

西山夕焼け通信 1970~1979

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1970年に小学校に入学し、
1979年に中学を卒業した彼らも
すでに60代になった。
これからの人生を
西山の夕焼けのごとく
あざやかに彩るために配信していきます 

117

👩

清水C

向日市在住

 

チー、ちまる

向陽小卒

1年12組土田学級

2年2組児玉学級

3年10組井手学級

バスケ部

 

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乙中のみなさん、

残暑お見舞い申し上げます。

最近は……、ざっくり言えば

平穏な日々。

あっ、そうそう

秋には3年10組で

井手先生の80歳を

お祝いする会が

あります。

盛り上がりそうな

10組クラス会だぁーー。

らんこーー(2組)!

見てるーー?

 

 

薫風の大原野、

チー&ナオミ

超近場散策で

遭遇した男3人衆

見聞録

 

オミ(3)の御守り役を務めて

早40数年になりますが、

最近はネタがつきてきた。

が、しかしぃー、

「たまには近場も新鮮でいいんじゃねぇ?」

とナオミを誘うと、

「ピーチクパーチク」と意味不明な返事。

ナオミの言語を超越した

魑魅魍魎、

魔界転生的な発言には慣れている。

私でなきゃ、ナオミの御守りは務まらない。

エヘンッ(無意味な自慢)。

そして愛車を走らせ、

目指すは西山山麓、大原野ーーー!

到着したのは右京の里からわずか西、

サイトウ自工だぁー。

と、つい最近、4月末に行われた

同窓会スタッフの打ち上げで会ったばかりの

あき(8)

 

が社長の工場で、今は息子とふたりで

切り盛りしているのであった。

ちなみに息子君はしゅうじ(4組)の

甥っ子でもあーーる。

で、社長のあきと

ピーチクパーチク世間話。

それにしてもサイトウ自工は

四方を田園に囲まれた

立地にあり、薫風が通って気持ちいい。

目の前に西山。

まさに夕焼けのビューポイントなのだ。

そしてここの冷蔵庫には

缶ビール、缶チューハイが貯蔵され、

いつでも夕涼みがてら

大原野男衆が集い、ノドを潤すという。

コスパも最高な

寄合飲み場なのであった。

「俺、飲み過ぎで肝臓ヤバイわぁ」

と、あき。

そらいつでも飲める環境が

問題ではないのか!

と突っ込んでしまいます。

いっぽうナオミは気分よく

「ピーチクパーチク、

 ナンカイナンカイ」

とサエズッテいる。

気分がいいので意味不明なのは

ほっておいてやろう。

と、あきの紹介でナンカイ(4組)

の家に車を置いて

大原野神社へ行くことになった。

 

その前に、

サイトウ自工の実家のある

石見の集落のせまーーい道を通ると

前方に見えるは、1人のお百姓さん。

まったくまわりの農家に溶け込むような

その風貌。

ナオミが

「ピーチク、ミウラ?

パーチク、ミウラ?

と騒ぎ出す。

「まさかミウラ君(3)

こんなタイミングで

アポもとってないのにーーーー。

ミスター大原野の農業人のような人が

ミウラ君であろうはずがない。

「ミウラ君なわけないやん」

「えっミウラ君ぽいでぇ」

「ミウラ君は3組のイケメンだ

「ミウラ君は今や農業家だ」

「まさか?………」

あのサラサラヘアーは今はどこ?

……ミウラ君とアポなしの遭遇!

というわけで、

ナオミはピーチパーチク話し出す。

するとミウラ君は

3・30同窓会時のファッションへの

こだわりを力説し始める。

「あのときは全身、上から下までで

7万円かかったのじゃ!

私が覚えていたのは革製の帽子ぐらい。

しかし、ミウラ君によると

「上から下までのコーディネイト。

すべてお店の人に相談して決めたんやで」

とのこと。

誰かミウラファッションをほめてやってください。

ナオミが

「カァーカァー」

とカラスばりに騒ぎ出したのは

言うまでもない。

 

そして車は大原野神社へ

駐車はナンカイ(4)

家に止めといたららええでぇ、

と言われていたナンカイの家に到着。

でも、結局ナンカイの

姿が見えなかったので

駐車場代金400円を支払い有料駐車場へ。

ところがナンカイ家前にもどると

そこにはあのイケメンナンカイがいるではないか!

「カァー・カァー、ナンカイ

カァー・カァー、ナンカイ!」

とナオミの声がボリュームがアップされたのは

言うまでもない。

とここでナオミは

ナンカイと株価情報のお話し。

南春日の相場師として知られてはいないが、

ナンカイはその風貌とはウラハラに
株情報とご近所の同級生情報は詳しい。
さすがオッパラノ。
地域は広いが人の情報密度は濃い。
そこにバイクでやってきたのはあき。
さっき会ったばかりなのに、
「修理したお客のバイクの試し乗りや」
ナオミは
「ピーチクパーチク、カァカアカァ」
と俄然モチベが上がりまくったまま
大原野神社へ。

で、ふたりで境内のそば屋さんで

ランチを楽しみ、帰路へ……。

とここでは終わらず、

サイトウ自工へ

ふたたび立ち寄る。

するとナンカイが再び登場。

ナオミと二人で

どこでもナンカイ

と名付けたのは言うまでもない。

ナオミは

「ピーチクパーチク、カァカァカァ、

オギャーオギャー、アッチョンプリケ!

ボンサンガ・ヘヲコイダーー、

ニオイダラ・クサカッターーー」

あまりに意味を超越した言語なので

不肖、清水チーが訳すと

「内海君は中学時代は

クールな無口なイケメンだったのに

なんて話しやすい人なんだ。

ビックリクリクリックリッ」

 

西日が差す工場前の

不揃いのイスに

ナンカイ、アキ

ワタシ、ナオミが揃って

喉を潤すのであった。

目の前には西山の夕日が沈み始めてきた。

みなさん、大原野の

サイトウ自工を訪ねると

あきと

どこでもナンカイに会えますよ。

了。

※ここに登場したナオミは

架空の人物であり、

ナオミ(3組合唱部)とは

いっさい関係ありません。