【61晩夏】Comentsの参考文:映画篇 | 西山夕焼け通信 61春

西山夕焼け通信 61春

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京都西山の麓に育った子どもたち、
1970年に小学校に入学し、
1979年に中学を卒業した彼らも
すでに60代になった。
このブログはこれからの人生を
西山の夕焼けのごとく
あざやかに彩るために配信していきます 

8月19日㈪から始まる

「西山夕焼け通信61晩夏」で

寄稿を募っている

「Comtents」の参考文書です。

今回は映画紹介の参考例です。

 

みなさまからの原稿、

お待ちしております。

 

タイトルまわり

Coments

1XX

👨

瀬津H

せっちゃん、ひろし

向陽小卒

1年10組茨木学級

2年7組澤田学級

3年9組臼井学級

バレー部

 

Recent Report (近況です)

7月11日(木) 中路オバタラ・ライブは

乙中15人も集まりました。

かなり熱の入ったプレイの

オバタラのメンバー。

観客のほどいい盛り上がり。

「よろしかったぁーー」

 

(見出しです。長くてもいいのです)

せつ(9組)

観終わったあと、

しみじみと

“あの時代に戻りたいなぁ“

って気持ちになった

思春期を描いた

名邦画3作

 

3位.

天然コケッコー

2007年公開

監督:山下敦弘 脚本:渡辺あや

出演:夏帆、岡田将生

脚本の渡辺あやは

私のなかでハズレのない作家。

代表作は朝ドラ『カーネーション』。

舞台は山陰の海近くの山村。

小中学校合わせて生徒はわずか6人。

主人公は最年長の中2のそよ(夏帆)。

そこに東京からの初めての同級、

イケメン転校生(岡田将生)がやってきてーーー。

Girl meet Boyの初恋を基軸にして、

中2の夏から中3の卒業までの1年半、

山村の四季や東京への

生徒ふたりだけの修学旅行を

追っていく。

ラストシーンが圧巻ーー。

そこに流れるのは

くるりの『言葉は三角で心は四角』。

エンドロールが流れるころ

微笑ながらじんわり泣ける。

 

2位.

志乃ちゃんは

自分の名前が言えない

2018年公開

監督:湯浅弘章 脚本:足立紳

出演:南沙良、蒔田彩珠

わっし(せつ9組)は、

小学校のころから、

ほんの些細な不具合を抱えていた。

“人前で緊張すると手が震える”

障害とはいえない程度の不具合だ。

だからこの映画にシンパシーを感じる。

主人公の高校1年生の大島志乃(南)は、

人と話すとき言葉を発せなくなる。

吃音がひどいのだ。

入学式直後のクラスの自己紹介のとき

そのことでクラス中から笑われる。

友達が出来ない。

そんなとき唯一話せるようになったのは

音楽好きの岡崎加代(蒔田)だった。

志乃が訪れた加代宅。

ギターを弾けるが、

加代が歌うと、ひどい音痴だった。

言葉を発せない志乃と

音痴の加代は二人で文化祭のステージを

立つことを目標に、

ストリートで歌い出すーーーー。

青春もののありきたりなストーリーパターン

だが、引き込まれていく。

挿入歌は

『あの素晴らしい愛をもう一度』

『翼をください』

と、還暦世代にもおなじみのナンバー。

他にブルー・ハーツの

『世界の終わりに』

『青空』

ブルーハーツの歌詞って

青春物語になんてよくマッチするんだろう。

甲本ヒロトは我々とタメ年ですね^^b

マーシーは2学年上。

 

1位.

がんばっていきまっしょい

1998年公開

監督・脚本:磯村一路

出演:田中麗奈、中島朋子

わっしが東京で働き始めたころ、

上司から呼ばれた中目黒のジャズバー。

店の常連の一人が磯村監督だった。

まだポルノを撮っていたころか。

テレビマンは思いのほか

裕福そうな感じがしたが、

比するに、映画系の人たちは

生活が厳しかった。

だいたい有名監督はCM製作で

口に糊していたが、

それは一握りであって、

若手監督はアルバイトで

しのぐような生活。

撮っているのはたいていポルノだった。

磯村監督作品を見たのはこの映画を初めて。

すでにわっしはジャズバーには

行かなくなっていた。

 

舞台設定が原作のままで

1976年と、

わっしらとそう変わらない時代のこと。

髪型やファッションに親近感を感じる。

主人公の悦ネエを演じるのは

デビューしたての田中麗奈。

それが今とは想像もできないぐらいの

超少女体系で、顔立ちもまったく少女。

ブルマ姿が痛々しいほど

ボーイッシュなシルエット。

 

ストーリーは高校に入学した

悦ネエ(田中)が

競技ボートに憧れ、

女子ボート部を立ち上げて

ドベ(最下位)の屈辱から這い上がっていく。

時代が時代だから

悦ネエの恋愛もほどほど幼い。

 

しかし映像がきれい、

映画ならではの

心象風景を描くカットが鋭い。

さらにさらに

冒頭で流れる主題歌の

『オギヨディオラ』がすごーーーくいい。

一気に世界観を作り上げている。

映画館で観たあと

しばらく、この主題歌が

エンドレスで流れていた。

歌うのは韓国人女優の

Lee-tzscheさんだ。