(先日の続き)
さっさとやっちゃってー。
とは言っても、どういう具体的な処置をするかは入念な検査をしてから決まるそうで、なんかすごい設備の部屋に運ばれる。映画のセットみたいだな。
MRI で撮った頭の輪切り断面図を見せて貰う。
脳の隙間に溜まった血液が白い星形に写っている。
新曲は "White Star/ Death Star" だな。と傷付いた頭の中にメモを取る。
またもや造影剤を投与し検査開始。
ベッドを中心に見た事も無い装置が上下をくるくる飛び回ると、横になった自分のそばに置かれた三つの大型液晶画面に全身の血管が3DのCGで映し出される。CGはセガサターンレベルだが、TOOL みたい。思わず「おぉ、」と言ってしまう。
続いて鼠蹊部(そけいぶ = 足の付け根)を切られ、大動脈から長いチューブ状のナノマシーン(ロボット)を入れられる。
すいすい押し込まれたそのナノマシーンは、今頭の中にまで到達してるらしい。
「うそ?」って言うと、
「動かしてみましょうか」
ナノマシーンが頭の中で、ぐいっと曲がるのが判る。
頭の中で何かが動くなんていう味わった事のない感覚に驚きつつもちょっと焦る。
「お薬出しますねー」と言うと
頭の中で何かがシュワーってなる。
すげぇ、ここは NASA で俺は掴まった宇宙人なんだなきっと。
クモ膜下出血は主に動脈瘤(どうみゃくりゅう)と呼ばれる血管に出来たコブが原因となる。
その動脈瘤の位置や角度大きさによっては、このナノマシーンから針金を出して丸めて動脈瘤を埋めてしまう事も出来るそうな。いやいや、現代の医学は進んでますな。
動脈瘤は、高血圧の人に出来やすいそうです。
血管の曲がり角が血流で押されて膨らんでしまうらしい。
自分の場合はものすごい低血圧だし、動脈奇形であった可能性も高いらしい。
自分の動脈瘤の大きさはクモ膜下出血を引き起こすであろう通常のサイズの三分の一。
この大きさの動脈瘤がクモ膜下出血を一年以内に引き起こす可能性は5%も無いらしい。
自分の場合、超低血圧から歌えるレベルにまで急激に血圧を上げてしまう事が原因かと思われます。
今のところナノマシーンでやるか開頭してからやる手術になるかは五分らしい。
どちらになるかはナノマシーン派の先生と開頭派の先生二人で協議して決まるらしい。
開頭は怖いし、嫌だなぁ。。
ナノマシーンに一票、といきたいが
待つしかないのか、、
出来る事がないのがつらいなぁ。。
さて、この囚われの身(?)の未来はいかに、、
次号、震えて待つ!
lml[I_I]lml