「渚のリーチ」を読んで

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なんて言うのかなあ。


単純に「面白かった」という一言で片付けてはいけない気がする。


黒沢咲の歩んで来た道を僕は側で見てきた1人として、全ての情景が思い出せたし、自分の当時の苦しみや喜びも思い出せたし、一言で言うなら

「心が洗われた」かな。


昔、僕が解説でよく使っていたのに使わなくなった一言があります。


「一打の重み」


生き様を知る麻雀打ちが繰り出した一打に、状況以上に色々な思いが詰まった一打。

僕は昔、よく使っていたのに最近使わなくなってました。

対局は増えたし、仕事も増えたけど、食えない時代にはもっともっと死ぬ思いで打ってた一打があったような気がします。


洗練され、スタイリッシュになるのはプロとして当たり前なんだけど、本作を読んでもう一度、心の底から「頑張ろう!」って思えました。


黒沢咲、凄いね。

みなさん絶対おすすめです。


久しぶりに素敵な映画を見た後のような気持ちです。


ありがとう!!