せとけんの政局放談~真珠湾攻撃-Part 2 | せとけん公式ブログ『 #ピースメーカーズ 』from 瀬戸健一郎 Powered by Ameba

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Freedom Betrayed

※ハーバート・フーバー大統領の回想録「Freedom Betrayed」(裏切られた自由)は、第二次世界大戦へのアメリカ合衆国参戦に反対したハーバート・フーバー大統領の没後、1964年に出版された著作集です。
※出版元のフーバー研究所は戦争と革命のメカニズムを研究し、平和を希求する目的から、フーバー元大統領が設立したスタンフォード大学の研究機関です。


前回のブログ記事「せとけんの政局放談 創刊号(真珠湾攻撃)」で述べたように、大日本帝国が真珠湾攻撃を仕掛けざるを得ない状況に追い詰められたのは、ヨーロッパにおける対独戦線に参戦したかったルーズベルト大統領の策謀によるものであったという論点は今でも日本国の歴史教科書には記されておりません。


■日本の歴史教科書に出てこない人種差別という現実

私がアメリカの高校に留学した1980年当時でさえ、人種差別を実感させられる出来事は散見されました。同じ食料品店でアルバイトするにも、白人の友達はレジを担当し、私は買い物袋にレジを通した商品を詰めて車まで運ぶ仕事を担当し、黒人の友達は床のモップかけを担当していました。レジ係は時給は高く、私と黒人の友達は最低賃金。それでも私にはチップ収入がありましたから、まだましでした。

何を言いたいかというと、日本が日米開戦に至るまでの1930年代から1940年代にかけて世界に存在していた人種差別の壁は想像を絶するほど大きかっただろうというポイントです。

植民地獲得競争に後発ながら参加した大日本帝国が、既にアジアの利権を獲得していた欧米列強諸国と衝突する危険性は常にあったわけですが、そのことに加えて、日本人が有色系民族であったことが差別の対象であったことは歴史の背景として認識しておく必要があるということです。


■無政府状態だった中国~北進か?南進か?

当時、中国は無政府状態(Anarchy)でしたから、諸外国が駐留して治安の維持も行っていました。やがて毛沢東率いる共産軍と蒋介石率いる国民軍の対立が激化し、毛沢東をソ連が、蒋介石をアメリカが支援する構図の中で、その双方が日本を排斥する動きで一致します。そのような力学の中で大本営も関東軍も勢力を北へ向けるか(北進)南へ向けるか(南進)大きな選択を迫られます。

歴史に「れば・たら」はナンセンスかもしれませんが、もしも日本が南進ではなく、北進を選択していたとしたら、日米開戦は回避され、ドイツの再三の要請に応じて日本軍がソ連に侵攻していれば、スターリンをモスクワから追い出して、アメリカ合衆国が第二次世界大戦に参戦するきっかけを与えぬまま、世界秩序は変わっていたかもしれません。

だからと言って、そうなればよかったと単純に結論づけることは出来ないわけですから、ここでは議論を先送りさせて頂きます。


■今、真実が明かされる。~親中反日のフランクリン・ルーズベルト大統領

いずれにしても実は、蒋介石夫人である宋美齢女史はルーズベルト大統領とその夫人エレノアと懇意で、対日戦争でアメリカ合衆国の支援を求め、その要請に応えるかたちで、事実上アメリカ空軍部隊であるフライング・タイガース(Flying Tigars)が中国で組織されました。つまり、真珠湾攻撃以前、日中戦争から既に、アメリカ合衆国は日本と交戦状態にあったわけです。

さらにフランクリン・ルーズベルト大統領の母方の祖父ウォーレン・デラノ・ジュニアは中国に駐在し、アヘンで財を成した人物であり、母親のサラはフランクリンを溺愛しましたから、ルーズベルト大統領本人は人種差別意識は強いものの、中国にはシンパシーがあり、親中派として知られ、一方、日本人嫌いはよく知れわたる程に増長していったようです。
※女性やマイノリティに対する政策はエレノアの発案だったと言われています。

真珠湾から広島・長崎まで、フランクリン・ルーズベルト大統領の個人的な日本人に対する嫌悪感が日本人を追い込み、日本人を利用して参戦し、原爆による人類初の人体実験を詳細に記録し、占領政策の中で日本悪玉論を作り上げ、今日に至る原点になったことが、少しずつアメリカ合衆国の公文書館(ナショナル・アーカイブ)の公開資料で明らかになってきています。


■フーバ大統領が告発するルーズベルト大統領の戦争責任

本稿を「真珠湾攻撃-Part 2」として追記するのは、フランクリン・ルーズベルト大統領の前任者ハーバート・フーバー大統領の回想録「FREEDOM BETRAYED~Herbert Hoover's Secret History of the Second World War and Its Aftermath (=裏切られた自由~ハーバート・フーバーの第二次世界大戦の秘密の歴史とその余波)」(フーバー研究所出版)が昨日、私の手元に届いたからです。957ページに亘る大作ですが、取り急ぎ、次の文書を引用し、皆様にもご紹介いたします。


FREEDOM BETRAYED Vol.I Chapter 42 Via Japan-finding someone to blame (p.310)
裏切られた自由 第1部 42章 日本に関してー責任者はだれか (P.310)


以下、本文の引用とせとけんの翻訳文ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

An objective British historian, Captain Russell Grenfell, in his great study of the war, concludes:

客観的な立場にある英国の歴史家、ラッセル・グレンフェル大佐は同氏の偉大なる戦史研究の中で、次のように結論づけている:

No reasonably informed person can now believe that Japan made a villainous, unexpected attack on the United States. An attack was not only fully expected but was actually desired. It is beyond doubt that President Roosevelt wanted to get his country into the war, but for political reasons was most anxious to ensure that the first act of hostility came from the other side; for which reason he caused increasing pressure to be put on the Japanese, to a point that no self-respecting nation could endure without resort to arms. Japan was meant by the American President to atack the United States. As Mr. Oliver Lyttelton, then British Minister of Production, said in 1944, "Japan was provoked into attacking America at Pearl Harbour. It is a travesty of history to say that America was forced into the war."

十分な知識のある人ならだれにも今日、日本が悪辣(あくらつ)で予期せぬ攻撃をアメリカ合衆国に仕掛けたなどと信じることなど不可能だ。攻撃は十分に予測されていただけでなく、期待すらされていたのである。疑いもなく、ルーズベルト大統領は彼の国(アメリカ合衆国)を(第二次世界大戦に)参戦させたかったが、政治的な事情から、最初の敵対行為は相手国が仕掛けることを最も待ち望んでいた。そのために彼は、独立自尊を守ろうとするどんな国家でも耐え切れず最後の手段として武力を行使せざるを得ない極限に至るまで、日本に圧力を掛けて続けた。日本はアメリカ大統領によって意図的にアメリカ合衆国を攻撃するように仕向けられたのだ。当時、英国(軍需)生産省の大臣だったオリバー・リトルトン氏は1944年に次のように述べた。「日本は真珠湾でアメリカを攻撃するように追い込まれたのだ。アメリカが参戦に追い込まれたなどとは茶番である。」

It is, at this writing, over thirty years since the beginning of the events and actions which have led to the calamity which today embraces all mankind. The aims of this memoir will be fulfilled if historical truth is better established, and if the lessons to be learned from the millions who died because of lost statesmanship are not forgotten. As Santayana said:

今や全人類によって共有されているあの苦難の歴史に連なる事件や行為の始まりから、これを記す時点で、30年以上が経過しています。歴史的真実がより正確に構築され、政治家の資質が失われたことによって失われた何百万人もの多くの犠牲から学ぶべき教訓が語り継がれる時、この回顧録の目的が達成されることでしょう。サンタナーヤは次のように述べています:

those who do not remember the past are condemned to relive it.

過去を忘れた人々が過去を繰り返すのは運命である。

※サンタナーヤ(George Santanaya=ジョージ・サンタナーヤ)は、アメリカの哲学者で詩人。


■日本の進むべき道~求められる政治家の資質

フーバー大統領の回想録がまとめられたのが1964年。それから半世紀以上が経過しており、様々なアメリカ合衆国の封印された公文書が非公開期限を迎えて公開されるようになっています。しかし、日本人はいまだにルーズベルト大統領が描いたシナリオどおりの歴史を真実の歴史だと信じ込まされています。真実が明らかになったところで、大日本帝国の戦争やアジア諸国への覇権拡大が正当化されるわけではありませんが、アメリカ合衆国公文書館の資料で明らかにされた事実を基礎に、日本史も修正を加えなければならないと思います。

この作業をおざなりにすれば、まさにフーバー大統領が指摘しているとおり、「歴史的真実がより正確に構築され、政治家の資質が失われたことによって失われた何百万人もの多くの犠牲から学ぶべき教訓」は生かされないことになります。

安倍晋三内閣が取り組もうとしている憲法改正や安全保障法制による実力行使は、大日本帝国時代に天皇陛下の統帥権の下で進められた軍国主義による外国への派遣拡張路線に立ったものだと感じます。歴史の真実から学ぶ議論が広がってはいません。

本物の政治家のことを英語では"Statesman"と言います。その信条信念、あるべき資質を"Statesmanship"と言うのです。みんなでこの国のあり方を共に議論して決めていくために、ペースは遅いかもしれませんが、このブログシリーズ「せとけんの歴史放談」は続けていきますので、せとけんブログの読者登録を宜しくお願い致します。

瀬戸健一郎(せとけん)
Kenichiro Seto (Setoken)

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