先日、加藤貴子さんがお父様のセカンドオピニオンを断られたという記事を紹介しました。
『医師とのコミュニケーション』加藤貴子さん 対策は◯◯◯と◯◯◯◯◯◯
なお、セカンドオピニオンについては下記でもお伝えしております。
ひまわり先生が私の記事をご紹介くださいました。
先生のコメント欄に寄せられた声にも既視感があるものが。
引用申し上げます。
義父もGISTに罹患し、症例が少ないため専門医の受診をしたいと申し出たところ、「どこにいっても行う検査も結果も同じです」ととっても若い先生に鼻で笑われました。1ヶ月以上かかり、何度も病院に足を運び紹介状を書いていただき、専門医の診察受けることができました。そして、遺伝子検査の結果、副作用に苦しんだ薬は効果がない事がわかり、違う治療に切り替わりました。しかし、田舎暮らしのため、もともとお世話になっていた先生には、急変時お世話にならないといけない為、普段はそちらにかかっておいたほうがいいと専門医に言われ、専門医が間を取り持ってくださっています。
まだまだ患者は受け身な立場だなぁと痛感しました。
コメント主さんの労苦が拝察されます。
このような状況、地方によってはあるでしょうね。
現実問題として関係を損ねると厄介なので、ことを荒立てないようにせざるを得ないことも…。
何を隠そう、私の家族もセカンドオピニオンを断られた経験があります。
祖父が非常に希少な血液腫瘍になった際に、近くの個人病院ではこれまた近くの中規模の病院を紹介してくれました。
しかし、同疾病は専門医、しかもその疾病の治療経験がある医師が在籍していない病院では加療が困難だと考えられました。
そこで、祖母がセカンドオピニオンをお願いした所、某地方ではそのような家族はこれまで存在しなかったらしく、
「何を言っているんだ?! 言っていることがわかっていますか?! 絶対に検査結果は渡さない!!」
とものすごい剣幕でお怒りになられたそうです。
結局最後まで一切の情報提供をしてくれませんでした。
「絶対に渡さない」を実行されたのですね。しかもずっと怒りを周囲に伝えていたそうです…。
現代の普通の感覚では、希少な病気なのですから、専門家に任せるほうが安心だと思うのですが、その先生はどうしてもご自身が紹介したい病院以外は紹介したくなかったようなのです。
地域によっては、まだまだこんなセカンドオピニオンがタブーな場所もあるのだと、身をもって経験しました。
ただ何というか、「ここだったら、そうかもしれない」と諦めにも似た気持ちが出てしまうのもありましたね。
幸いにして、私が動くことで、適切な医療機関の先生とつながることができました。
医療の地域差は大きいです。
上記のようなことが当たり前のような地域も、まだあるでしょうね。
私は専門家なので良かったですが、一般の方がこのようなシチュエーションに出会うことを考えると、大変だと思います。
このような時も、お迷いになったら私の外来も使ってもらいたいと思いますね。
どこにセカンドオピニオンを相談すれば良いかはわかるためです。
最新動画です。
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