樹木希林さんが亡くなられたと報じられています。

 

哀悼の意を表します。

 

オンリーワンの存在で、ひとたび出演すれば必ず作品にインパクトを付加される稀有な女優さんだったと思います。

 

ご主人や義理の息子である本木雅弘さんなど、樹木さん自身や、その周りの方々も常に話題を絶やさないまさしく芸能一家で、お名前を目にする機会も多かったと感じています。

 

全身がん」という樹木さんの造語もまた、言葉のチョイスや樹木さんそのものの知名度から一般に広く拡散し、「全身がん」とはどういうがんなのですか? と一般の方に聞かれることもありました。

 

詳報によると、乳がんが様々な場所に……ということであったようですね。

 

樹木さんが、樹木さんの病気に合った治療として選択した治療は、必ずしも他の有名人の方の病気には向いておらず、

 

千代の富士、樹木希林らが選択した「がんを切らない選択」記事の危うさ 有名人の力ゆえにこそ要注意

 

もちろん樹木さん自身は何も悪くありませんが、とにかく大きなインパクトをがんの治療をする有名人の方などにも与えたと思います。

 

それだけ影響力があるお方でした。

 

1ヶ月前に、ご主人の内田裕也さんと

 

「もしものことがあったら…」と弱気になった樹木は手術前に裕也に電話。「“今まで悪かったわね”と話したそうですが、裕也さんも“こっちこそ悪かったな”と返したそうです」

<スポニチの記事>(強調ブログ主)

 

というやり取りがあったとのことで、拝読して「このやり取りは…」と感じたのですが、樹木さんご自身が予感されて、準備をされていたということなのでしょうね。

 

ありがとう、ではなく、”悪かった”を伝え合う、というのが味わい深い関係を物語っていると感じました。

 

末期乳がんに起こることと、その緩和ケアについて下のリンク先でまとめました。

 

末期乳がんで起こることと、その緩和ケア(★現在体調や病状が今一つの方は無理してご覧にならないでください

 

 

樹木さんも家で亡くなられたとのことで、在宅医なども含めてしっかり準備をされていたのではないかと拝察されます。

 

終末期というのはきれいごとではなく、多くの方にとって楽ではないものですが、一方でその中でもできることはあります。

 

誰もが穏やかにその時を迎えられるような世の中を願ってやみません。

 

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