早期からの緩和ケア しかし、このブログに辿り着かれるケースは

 

早期からの緩和ケア、つまり治療中や治るがんでも緩和ケアが必要なことはお伝えしてきました。

 

ただ、どうも私のブログをご覧になっていらっしゃる方は、「末期がん」という言葉でたどり着いておられる方も多いようです。

 

実際に、私のブログの中でも、非常に読んでいただいているのが下記の2記事になります。

 

(※ただし話題が話題なので、現在体の調子が優れない方は、この記事も含めて無理して読まれないほうが良いでしょう)

 

末期癌 最後の数日は?

末期癌 最後の数日 家族にできる1つのこととは?

 

確かに旧来の緩和ケア医のイメージは、終末期医療のスペシャリストである、というものであり、

 

それは今も変わっていない、ということなのだと思います。

 

それは実際、そうなので、間違いではありません。

 

ただ、対象は末期に限らないので、医療者に相談して緩和してもらうことは、どの病気の進み具合でも可能であることは何度もお伝えしている通りです。

 

 

末期ガン最後の症状とは? 余命1ヶ月の症状とは?

最も多い症状はなんだと思われますか?

 

痛みの特徴は、まだまだ命の長さがあっても、出てくる、ということです。

 

そしてまた、最後まで痛みがない患者さんも一定数おられます。

 

したがって、いわゆる末期になると、痛みの症状の割合よりも、他の症状の割合が上回って来ます。

 

例えばどんな症状があるか……?

 

食欲不振や身体のだるさ(倦怠感)などは、かなりの頻度をもって出現します。

 

ただ、症状緩和医療の進歩もあり、一定水準の緩和ケアを受けていれば、余命1ヶ月程度でも、周囲からはそんなに悪いようには見えないことは、しばしばあります。

 

もちろんご本人は、以前と比べて違う、というご自覚があります。

 

しかし傍目にはあまり大きく変化がないようにさえ見えることもあるのですね(個人差があります)。

 

さて、これが余命1週間程度となってくると、悩ましい問題が起きてきます。

 

そう、痛みというよりも、そちらの症状が問題となって来るわけですね。

 

このブログを継続的にご覧になってくださっている皆さんは御存知だと思います。

 

答えは……。

 

そう、あの症状ですね。

 

リンク先で紹介します。

 

末期ガン最後の症状や余命1ヶ月の症状のメインと緩和ケアにおける対策は?

 

最後まで意識がはっきりして亡くなる、ということはなかなか期待できません。

 

もちろん中にはごく少数ながらそのような方もいますが、それを期待すると、叶わず苦しくなるかもしれません。

 

最後の最後になる前に、大切な言葉は交わしておきたいものです。