2025年8月23日(土)に行われたWEリーグ第3節@フクダ電子アリーナ。

 DAZN(有料)
https://www.dazn.com/ja-JP/fixture/ContentId:7rfs3hfytobuj4dpwl7s6u0wk/7rfs3hfytobuj4dpwl7s6u0wk/d8lmk5y93ywkge0gk1yp89c4j

************

千葉Lは2024-2025リーグ戦で5勝5分け12敗で9位。15得点:11位(30失点:6位)。
STATSを見ると、シュート数179本:8位(被226本:8位)、コーナーキック数78本:7位(被97本:8位)で順位なりだった。
ただ、秋期と春期で別チーム。冬になるまでは相星で来ていたが、鴨川選手が抜けて、5田中真選手も離脱、春期は勝ちがなかった。

この冬、多くの主力が退団して、戦力事情は厳しい。補強はしたものの、実績の乏しい選手たちもスタメン起用せざるを得ない状況にある。
開幕戦が雷雨で流れた千葉Lにとって初戦となった第2節は、大宮相手に劣勢を強いられていたが、なんとか引き分けている。

この試合システムは、前節同様に4-4-3。
新戦力ではGK16田中桃選手が連続先発。昨期からの戦力だが、前節初先発した31足立梓選手84北沢選手も連続スタメン。
4林選手・新戦力の37木村選手らはベンチスタート。
昨期右WBなどで16試合先発した特別指定の18稲山選手は連続してメンバー外。



マイ仙台は2024-2025リーグ戦で2勝4分け16敗で12位。15得点:11位(52失点:12位)。
STATS的には、シュート数120本:12位(被267本:12位)、コーナーキック数61本:12位(被126本:11位)で苦しいシーズンだった。    

この夏に、4三浦選手13矢形選手らを補強し、25太田選手が戦線復帰した。
だが、中盤を支えていた隅田選手・中島選手、左サイドの強みだった高平選手らが移籍。
1伊藤選手5國武選手9廣澤選手15清水選手17佐々木里選手が怪我で離脱中。
選手事情に余力はほとんど無い。

開幕から2戦連続でスコアレスドロー。未だ得点は無いが、攻撃の手数では相手を上回っていて、少なくとも昨期に比べれば戦えている。

システムは、開幕からの4-3-3。
新戦力では、4三浦選手6井上選手13矢形選手19安倍選手が連続先発出場。
27佐藤に選手31津田選手、新戦力の29坂井選手はベンチスタート。



 

前半、双方ゴールに迫れず、膠着気味に進んだが、千葉Lが先制する。
後半、マイ仙台がやや有利に進めて追い付くが、千葉Lが少ないチャンスを決めて勝っている。

ボール支配率: 千葉L 44%-56% マイ仙台 (Footystats.org)

シュート状況は下図の通り。



 

千葉Lは、よく勝ちました。
84北沢選手は2試合連続得点と好調。いずれもこぼれ球に反応して押し込んでいる。
チームとしては、実績の少ない選手たちが機能していて、特に高卒1年目の14植本選手は良いですね。アンカーの位置から視野広くボールを散らせていた。
ただ、働きが目立たない選手たちも居て、やはり戦力的には厳しい印象。

84北沢選手も日体大2年生の2023年のなでしこリーグで1部で12点採っているが、2024年はランク外。このまま好調を維持できるかは、分からない。
私はかなり今後に不安を感じた試合だった。



マイ仙台は、この試合でも手数は千葉Lを上回ったが惜敗。
19安倍選手によって、今期のチーム初ゴールを獲ったものの、クロスが「入っちゃった」モノ。
点を取るべき人:13矢形選手も、出来が悪いわけではないが、昨年の秋のような「特別を感じる」動きは出来ていない。

ただ、6井上選手18江﨑選手25太田選手の中盤は、この3試合私の予想よりずっと機能しているし、24遠藤選手37石坂選手の左サイドも、まだぎこちないが、可能性を感じられた。

また、途中出場の20篠田選手は積極性が有って、もっと見たいと思った。
この先、@新潟L・浦和・S広島Rと昨期の上位チームと当たる。ボールを保持される中で、どれくらい戦えるか、少し楽しみに思う。




では、いつものようにコーナーキックを見ていく。



(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃体制。

千葉Lは、1-4-1(+1)のゾーンディフェンス。3人をマンマークで付けている。
2015年~の私の記録では、過去例がない。
なお、後半31津田選手が入って来て、3石田選手がゾーンから離れてマンマークに付いている。

マイ仙台は、マンツーマンディフェンス中心で2人のゾーン固定配置。
こちらは、昨年までやっていたゾーンディフェンスを放棄している。


下表に、スタメンを身長順に並べる。



 

千葉Lやや有利なマッチアップ関係。



(2)統計 

例によって、私が採っているSTATSを紹介します。



 

2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。



(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー


A.千葉Lのコーナーキック

a)体制

キッカーは7小川選手(右利き)14植本選手(左利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 3石田選手22井上選手
・正面からファーへ: 6蓮輪選手31足立梓選手
・GK脇: 14植本選手
・ショートコーナー: 8小林ひ選手84北沢選手
・コボレ狙い: 25増田選手
・セーフティー: 17山口選手



b)結果概要

ポインタはDAZN の時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。

1本目 (29:10 ポインタ37:15) 右CK 7小川選手ゴロボール→3石田選手シュート。ゴール!!
2本目 (40:13 ポインタ48:18) 右CK 7小川選手GK横堀選手キャッチ。
3本目 (50:59 ポインタ1:16:36)左CK 14植本選手22井上選手ヘディングシュート→13矢形選手ヘディング→24遠藤選手ヘディング
14植本選手回収→8小林ひ選手クロス→84北沢選手ヘディングシュート。右へ外れてGキック。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

ア) キッカー

昨期蹴っていた鴨川選手と北村選手が共に移籍。7小川選手14植本選手が蹴っている。
アウトスィングで蹴っているのが、面白い。



イ) 1本目 (29:10 ポインタ37:15)

ゴールが決まっている。7小川選手が出したゴロボールに、走り込んだ3石田選手が合わせて先制点を取っている。



動画:キック5秒前から始まります。
https://www.youtube.com/watch?v=sOSurzkQL08&feature=youtu.be&t=53s

仕込まれたプレーで、何度か練習していたのでしょう。各選手の動きのタイミングが良くて、4三浦選手2西野選手を無力化出来ている。良いプレーだったと思います。

なお、6井上選手の立ち位置が少し邪魔だったので、実戦の位置でのシュートになったが、おそらくもう2~3mゴールラインから離れた位置へ、7小川選手は転がす予定だったのではなかろうか?と推測する。
トレス監督は、セットプレーの企画好きなのかも。

① 6蓮輪選手19安倍選手を連れて、4三浦選手のニア側に入って壁になる。

② 3石田選手がニアへスタート。4三浦選手は壁のゴール側を迂回するが遅れる。3石田選手は、フリー。

③ 22井上選手25太田選手を連れて、2西野選手のニア側を横切る。
2西野選手はボールの軌道が見えなくなったのか、あるいは22井上選手が邪魔になって、ニアヘ出るのが遅れる。

④ 3石田選手がボールに先着。右脚で押し込んで先制点。



ウ) 3本目 (50:59 ポインタ1:16:6)

22井上選手が18江﨑選手に競り勝ってヘディングシュート。枠に飛んだが、ゴールライン手前で。13矢形選手にクリアされたプレー。

このプレーなんかは、アウトスイングの効果ですね。
完全に22井上選手18江﨑選手にスクリーンアウトされ(背負われ)ている。
だが、ボールが曲がって、ゴールから遠ざかった分で頭が届いている。

18江﨑選手は身長差で厳しい相手に対し、地上戦を有利に進めたところまでは、Good Job。
でも、22井上選手に先に飛ばれてしまっては、ボールをクリアできない。




B.マイ仙台のコーナーキック

a)体制

キッカーは37石坂選手(左利き)24遠藤選手(右利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 13矢形選手2西野選手8大西選手
・正面からファーへ: 19安倍選手4三浦選手
・GK脇: 18江﨑選手
・ショートコーナー: 24遠藤選手
・コボレ狙い: 25太田選手
・セーフティー: 6井上選手



b)結果概要

ポインタはDAZN の時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。

1本目 (8:14 ポインタ16:19) 右CK 37石坂選手→GK田中桃選手パンチング→3石田選手クリア→7小川選手→8小林ひ選手→25増田選手逆襲・ドリブル・4三浦選手カット→19安倍選手。再組み立て。
2本目 (11:40 ポインタ19:45) 右CK G前密集陣形 37石坂選手→(GK田中桃選手パンチング)。19安倍選手ファール?。
3本目 (52:21 ポインタ1:17:58) 右CK 37石坂選手4三浦選手ヘディングシュート→18江﨑選手ヘディングシュート。左へ逸れてGキック。

 


4本目 (65:17 ポインタ1:30:54) 左CK 24遠藤選手13矢形選手4三浦選手8小林ひ選手6蓮輪選手コボレ→31津田選手シュート・6蓮輪選手ブロック→14植本選手クリア。スローイン。
5本目 (73:4 ポインタ1:38:41) 右CK 37石坂選手GK田中桃選手パンチング
20篠田選手回収・シュート・6蓮輪選手ブロック→18江﨑選手シュート→GK田中桃選手パンチング。再CK。
6本目 (74:10 ポインタ1:39:47) 右CK G前密集陣形 37石坂選手GK田中桃選手パンチング
20篠田選手ダイレクトシュート→7小川選手ブロック→13矢形選手シュート→31足立梓選手クリア
37石坂選手回収→GK横堀選手。再組み立て。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

企画としては特筆すべきことはなかった。気になったことを、メモ程度に記載する。

ア) キッカー

中島選手が移籍して、24遠藤選手(右利き)と37石坂選手(左利き)のインスイング使い。
37石坂選手は距離感の精度が高く、ゴール正面に落としていた。ただ、少しゴールに近付け過ぎ。6本目になってやっと一般的なゴールエリア枠線付近へ蹴っている。



イ) 3本目 (52:21 ポインタ1:17:58)

4三浦選手8小林ひ選手にヘディングで競り勝ったところに、31足立梓選手が競りに行って、4三浦選手に突っ込んだ。
確かにボールへは行っているが、明確に31足立梓選手は遅れている。
PKを取るべきプレーだったと思うし、こういうプレーを許していると、甚大な脳震盪の危険も増える。
バスケの審判なら、これに対し笛を吹かなければ、クビでしょう。

なお、18江﨑選手のヘディングシュートは公式記録に付いていますが、明確にオフサイド。
このプレーに関しては、両軍審判団に理由を問うべきですね。




以上です。



*********


ブログ内関連記事

 

目次 1.概要(アメブロ版)

 

2-3 局面的な技術:パターン① ラッシュ&ピックB 2015/11/29





*********


関連記事など、外部リンク

DAZN(有料)
千葉L vs マイ仙台 : 第3節 SOMPO WEリーグ
https://www.dazn.com/ja-JP/fixture/ContentId:7rfs3hfytobuj4dpwl7s6u0wk/7rfs3hfytobuj4dpwl7s6u0wk/d8lmk5y93ywkge0gk1yp89c4j

WEリーグ_Youtube
【公式】ハイライト:ジェフ千葉レディース vs マイナビ仙台【2025/26 SOMPO WEリーグ 第3節 2025.8.23】
https://www.youtube.com/watch?v=sOSurzkQL08

Footystats.org
2025年8月23日 - 18時30分 (Asia/Tokyo) ジェフユナイテッド市原・千葉レディース対マイナビベガルタ仙台レディース
https://footystats.org/jp/japan/jef-united-ichihara-chiba-ladies-vs-vegalta-sendai-ladies-h2h-stats#8180170

千葉L_HP
2025/26 SOMPO WEリーグ 第3節 8.23 SAT 18:30 KICKOFF HOME フクダ電子アリーナ ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 2 1 マイナビ仙台
https://jefunited.co.jp/matches/contents/1203

マイ仙台_HP
2025/26 SOMPO WEリーグ 第3節 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 2025年8月23日(土) 18:30 キックオフ フクダ電子アリーナ ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 2 ‐ 1 マイナビ仙台レディース
https://www.mynavisendai-ladies.jp/leagues/leagues-8157