2025年8月17日(日)に行われたWEリーグ第2節@味の素フィールド西が丘。
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東京NBは2024-2025リーグ戦で16勝3分け3敗で1位。50得点:1位(16失点:4位)でリーグ戦を制覇。
STATS的には、シュート数290本:1位(被145本:3位)、コーナーキック数117本:1位(被59本:3位)で、攻撃力で優勝を勝ち取っている。
この夏、楠瀬監督を招聘。
土方選手・岩崎選手らが退団したが、それ以上の補強を行った。また20小林選手も開幕戦で怪我から復帰し、TOP以外は非常に豊かな戦力になった。
開幕戦はI神戸に苦敗したが、互角の戦い。
足下の技術で勝負したい東京NBは、雨が不得手な傾向が有るので、開幕戦の感触としては悪くなかったのかも。
システムは、昨期同様に3バックだが、前節からTOPを1枚増やして3-4-1-2。
新戦力ではDF4土光選手・MF19塩越選手・FW25タン選手が連続先発。
U-20タイ予選から帰国した14眞城選手も先発。
昨期先発レギュラーだったMF18松永選手・DF22坂部選手はベンチスタート。昨期終盤怪我から復帰した15池上選手に至っては連続ベンチ外。
贅沢すぎるメンバーで、将来東京NBを背負っていくべき若手の出場が減っている状態。
N相模原は2024-2025リーグ戦で4勝6分け12敗で10位。27得点:7位(39失点:10位)と苦しいリーグ戦だった。
だが、STATSを見ると、シュート数227本:4位(被200本:5位)、コーナーキック数112本:2位(被97本:8位)。もっと上の順位に居ても良いはずの数字が並ぶ。
この夏の異動としては、前戦のFW南野さんが引退したが、29祐村選手の獲得で埋めている。
だが、左右の翼:榊原選手・浜田選手が退団した分は補強できていない。
昨期と比較するとスピードダウンが懸念されるメンバー構成になっている。
開幕:千葉L戦は雷雨のため延期となって、N相模原はこの試合が初戦になった。
システムは、昨期同様に3-4-2-1。
新戦力では、CBで6ソルデヴィラ選手、ボランチで8岸川選手・シャドーで29祐村選手が先発。右WBで9笹井一選手が怪我から復帰している。
18片山選手らはベンチスタート。怪我から復帰した19築地選手も登録している。
前半、東京NBがほぼ一方的に押し込むが、N相模原の好守も有ってスコアレス。
後半も東京NBが攻め込んで、先制点を取った後は順調に追加点。快勝している。
ボール支配率: 東京NB 65%-35% N相模原 (Footystats.org)
シュート状況は下図の通り。
東京NBは、前半手こずったが、惜しいシュートも沢山有って、時間の問題と思われた。先制点は60分だったが、その後は順調に追加点を奪っている。
良い所を挙げると切りがないので、気になったところだけ。
① FW25タイ選手はボールをほとんど引き出せていない。
自身の動き出しもあまり良いとは思えなかったし、他の選手たちの理解もまだなのだろう。早く結果を出さないと、どこまで我慢してもらえるのやら。
② 後半から出場した20小林選手が18分間だけで自ら交代。大丈夫である事を祈る。
次節は浦和戦。リーグ前半戦の山場であるが、良い戦いを期待する。
N相模原は、疲れましたね。
前半はよく守れていて、上図のシュート被弾はほぼ両サイドからだけだった。
だが、後半になると運動量の低下によって、ゴール正面でスペースが出来てしまった。
暑さもあって、この季節に一方的に攻められる戦いは、厳しかったと思う。
ただ、高確率で敵陣に運べるルートが見当たらなかったのは辛いですね。昨期は左サイドで榊原選手がなんとかやってくれていたが、現状ロングボールくらいしか頼るモノがない。
次節対戦のC大阪もシステムを変えて悩みが多いようだし、どちらが切っ掛けを見いだす事になれば良いと思う。
では、いつものようにコーナーキックを見ていく。
(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃体制
東京NBは、マンツーマンディフェンス中心で2人のゾーン固定配置。
ただし、ゴール前密集陣形に対しては1-4-2-1のゾーンディフェンス。
N相模原は、マンツーマンディフェンス中心で3人のゾーン固定配置。

下表に、スタメンを身長順に並べる。
両チーム共に高いが、互角の範囲のマッチアップ関係。
(2)統計
例によって、私が採っているSTATSを紹介します。
2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。
(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー
毎度のことだが、味の素フィールド西が丘のカメラ位置が低いので、コーナーキックの分析は難儀します。
・メインスタンド側のコーナーキックは、受け手のスタートがほぼフレーム外。
・バックスタンド側は、白線が見にくい。
カメラ用の櫓を建ててもらいたいですね。
A.東京NBのコーナーキック
a)体制
キッカーは10菅野選手(右利き)。
受け手の体制は、以下のようにして始まっている。
・ニアへ: 11樋渡選手・3村松選手
・正面からファーへ: 25タン選手・4土光選手・19塩越選手
・GK脇: 9山本選手
・ショートコーナー: 14眞城選手
・コボレ狙い: 7北村選手
・セーフティー: 5松田選手
b)結果概要
ポインタはDAZN の時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。
1本目 (10:43 ポインタ19:33) 左CK 10菅野選手→3村松選手ヘディングシュート→GK池尻選手顔面ブロック。再CK。
2本目 (11:26 ポインタ20:16) 左CK 10菅野選手→(11樋渡選手)。3土光選手ファール。
3本目 (16:25 ポインタ25:15) 右CK 10菅野選手→8岸川選手ヘディングクリア→17川島選手・ドリブル→(4伊東選手)5松田選手カット→10菅野選手
⇒14眞城選手回収→3村松選手。再組み立て。
4本目 (18:53 ポインタ27:43) 左CK ショートコーナー クイックスタート 10菅野選手→14眞城選手→10菅野選手→14眞城選手クロス→8岸川選手ヘディングクリア→7北村選手・4伊東選手ドリブル・逆襲→9笹井一選手→(29祐村選手)3村松選手→GK野田選手。再組み立て。

5本目 (24:56 ポインタ33:46) 右CK 10菅野選手→11樋渡選手ヘディングシュート。左へ外れてGキック。
6本目 (27:40 ポインタ36:30) 左CK G前密集陣形 10菅野選手→GK池尻選手キャッチ。
7本目 (89:46 ポインタ1:55:45) 右CK 10菅野選手→8岸川選手ヘディングクリア
⇒18松永選手回収→10菅野選手ドリブル→18松永選手→14眞城選手→10菅野選手・18片山選手。スローイン。
8本目 (90:48+ ポインタ1:56:47) 右CK 10菅野選手→8岸川選手ヘディングクリア→29祐村選手→25木龍選手・4土光選手→10菅野選手→25木龍選手→22坂部選手ヘディング→10菅野選手→4土光選手ドリブル→10菅野選手→18松永選手。再組み立て。

c)全般的な印象と特記すべきプレー
ア) キッカーは10菅野選手。
昨期春キッカーだった14眞城選手、昨期秋浦和で蹴っていた19塩越選手、昨期I神戸の4土光選手と集まった。
でもこのチームのメインキッカーはやはり10菅野選手。
14眞城選手だと球質が素直だし、19塩越選手と4土光選手は身長の関係でターゲット側の配置になったのだろう。妥当な選択だと思う。
でも、8猶本選手が復帰したら、どうするかは悩ましいと思います。
イ) 5本目 (24:56 ポインタ33:46)
11樋渡選手がファーへと回って、ヘディングシュートしたプレー。
色々な偶発的要素が噛み合って、複雑なピックプレーとなったが、11樋渡選手は4伊東選手に競り掛けられて、フリーでは打てなかった。
この複雑なマークチェンジが出来たのは、私には理解不能。4伊東選手が全体を見渡していたのは勿論最大要因だろうが、誰もフリーにしなかったのは、偶然としか思えない。
でも結果は、間違いなくN相模原のファインプレーである。

なお、カメラ角の関係で、詳細が分からないのだが、1本目 (10:43 ポインタ19:33) 2本目 (11:26 ポインタ20:16)ともに、11樋渡選手がフリーになっている。マークの3長嶋選手を完全に剥がしている。
おそらく、19塩越選手あたりがピックしているのだと思う。
また、11樋渡選手は先着出来てはいないが、10菅野選手のキックが近辺に着弾している所を見ると、メインターゲットに定めていたように思われる。
今期の東京NBのコーナーキックは面白いのかも。
B.N相模原のコーナーキック
a)体制
キッカーは4伊東選手・19築地選手(右利き)。
1本目は変則的だったので、2本目の体制を紹介する。
・ニアへ: 11大竹選手・5大賀選手
・正面からファーへ: 6ソルデヴィラ選手・3長嶋選手・8岸川選手
・GK脇: 9笹井一選手
・ショートコーナー: -
・コボレ狙い: 29祐村選手
・セーフティー: 17川島選手・7平田選手
b)結果概要
ポインタはDAZN の時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。
1本目 (30:58 ポインタ39:48) 左CK G前密集陣形/ゾーンディフェンスに変形/3人解除 4伊東選手→GK野田選手パンチング→9山本選手→19塩越選手クリア→5大賀選手ブロック。スローイン。
2本目 (39:11 ポインタ48:1) 左CK 4伊東選手→3村松選手ヘディング→8岸川選手コボレ→4土光選手クリア→14眞城選手キープ。組み立て。
3本目 (78:5 ポインタ1:44:4) 右CK 19築地選手→19塩越選手ヘディング→3長嶋選手コボレ→10菅野選手クリア→7平田選手。スローイン。

c)全般的な印象と特記すべきプレー
ア) 1本目 (30:58 ポインタ39:48)
N相模原のゴール前密集陣形に対し、東京NBはマンツーマンからゾーンディフェンスに変形した。それを見て、N相模原は密集から8岸川選手・3長嶋選手・5大賀選手が下がった。
ボールはファーポスト前でGK野田選手がパンチングしたプレー。

浦和やI神戸も、ゴール前密集陣形に対応し、ゾーンディフェンスを組むことが有るが、
このように密集から離れる選手が出たらどうするのかは、私がずっと興味を持っていたこと。
東京NBは、ゾーンディフェンスの微修正を継続していた。この程度のことは想定しているのでしょうね。誰も混乱しませんでした。
ゾーンディフェンスになって、4伊東選手のキックはファーへ。
3長嶋選手・5大賀選手と25タイ選手との2対1を試みたのでしょう。
GK野田選手にパンチングされてしまいましたが、良い狙いだったと思います。
ただ、4伊東選手のキックは今日は当たりが今一つ。浮いてしまっていた。
しっかり蹴れていれば、GK野田選手の守備範囲を超えていたはずです。
イ) その他
ニアからの並びで、11大竹選手・8岸川選手・3長嶋選手・5大賀選手というターゲット布陣は、WEリーグでも屈指の決定力だろう。
シンプルに攻めれば、結果は出そうに思う。
以上です。
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ブログ内関連記事
2-2 局面的な技術:パターン① ラッシュ&ピックA 2015/11/28
2-3 局面的な技術:パターン① ラッシュ&ピックB 2015/11/29
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関連記事など、外部リンク
DAZN(有料)
東京NB vs N相模原 : 第2節 SOMPO WEリーグ
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【公式】ハイライト:日テレ・東京ベレーザ vs ノジマステラ神奈川相模原【2025/26 SOMPO WEリーグ 第2節 2025.8.17】
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2025年8月17日 - 18時00分 (Asia/Tokyo) 日テレ・ベレーザ対ノジマステラ神奈川相模原
https://footystats.org/jp/japan/nojima-stella-kanagawa-sagamihara-vs-ntv-beleza-h2h-stats#8180167
東京NB_HP
2025/26 SOMPO WEリーグ 第2節 - 日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs ノジマステラ神奈川相模原
https://www.verdy.co.jp/beleza/match/info/12025081705/report
N相模原_HP
2025/26WEリーグ 第2節 vs.日テレ・東京ヴェルディベレーザ 2025/8/17(SUN)18:03キックオフ AWAY:味の素フィールド西が丘 ノジマステラ神奈川相模原 0 - 5 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
https://stellakanagawa.nojima.co.jp/matches/results/250817/



