4月16日(水)に行われたWEリーグ第15節@浦和駒場スタジアム。

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浦和が勝てば首位でマジック点灯、東京NBも引き分け以上で首位奪還の大一番。
こんな天王山を平日に組むって、WEリーグ事務局は何を考えていたんですかね。

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浦和は11勝4分け1敗、23得点:4位(5失点:1位)で3位。
シュート数178本:3位(被83本:1位)、コーナーキック数65本:5位(被41本:2位)。
守備は堅いが、攻撃は少し弱いと言う数字。

システムは4-2-3-1がデフォルト。
昨期までの主力に怪我での離脱者が多く、やり繰りが厳しい。
皇后杯から復活したハズだった8猶本選手が、このところ3試合連続で登録されていないし、
19塩越選手もチョクチョク先発を外れている。
それでも、優勝を狙える位置に付けていた楠瀬監督を先月電撃解任。堀監督に代わって先日の@I神戸戦に勝利した。
この冬の補強も、基本は下部組織からの昇格と2種登録だが、このチームとしては珍しく28櫻井選手を補強していて、前節初先発している。

この試合のシステムは、4-1-4-1。
解説:柏木さんによると堀監督の代名詞とかで、前節も4-1-4-1だった。
この2戦CBスタートだった7高橋選手をTOPに配置、28櫻井選手が右SHで連続先発。
19塩越選手は先発に戻ってきたが、15島田選手18柴田選手が控えに回っている。
どこかに怪我を抱えて居るとかではなく、連戦での負荷を分散したのだろう。
ただ、8猶本選手はやはり登録外。



東京NBは12勝2分け2敗、39得点:1位(12失点:4位)で2位。
シュート数209本:1位(被102本:2位)、コーナーキック数87本:2位(被47本:3位)。
こちらは、攻撃はリーグNo1.だが、それに比べると守備は少し劣る。

システムは3-4-2-1が主体。
この冬には中盤を支えていた木下さんが引退、その後を下部から昇格した14眞城選手が埋めて戦っている。
2022年の正月に下部組織のメニーナが皇后杯でBest4になっているが、その時のメンバーが主力になって来ている。
この冬も、補強は基本的には下部からの昇格と2種登録で、当然のように戦力になっている。
この冬~春に珍しく外部からFW28高岡選手、GK40久保選手、FW24伊藤選手を特別指定しているが、ここまでの出番は少ない。

この試合のシステムは3-4-1-2。
先日特別指定したばかりの24伊藤選手をTOPでいきなり先発起用。他では26青木選手が右WBに起用されている。
この春、先発が多かったところでは、19山本選手29松永選手がベンチスタート。



 

前半、序盤から激しい攻防が繰り返され、浦和がやや有利に進むがスコアレスでHT。
後半、東京NBがやや優勢に進めて先制するが、浦和がATに追い付いて、引き分け。

ボール支配率: 浦和 56%-44% 東京NB (Footystats.org)

シュート状況は下図の通り。



 

一言。良い試合でした。
多くの方々が満足、次の試合も見てみたくなった試合だったと思います。
平日の昼間の試合で、観客2020人はよく入っていますが、
土日祝の開催だったら、倍は入っていたかと想像すると、
繰り返しますが、WEリーグにとって勿体無い日程でした。



浦和は、敗戦濃厚な終了間際に追い付いての引き分け。
15島田選手のシュートは22坂部選手のブロックにあったが、絶妙のループを描いてゴールに入っている。ただ、70分に決まったかと思われた15島田選手のシュートを22坂部選手がヘッドでカットしているので、2人の間では±0かな?

システムの4-1-4-1と4-2-3-1との比較であるが、
5伊藤選手をボランチに使う4-2-3-1なら、インサイドハーフに上げた4-1-4-1の方が19塩越選手のパスの出しどころが増えて私は良いと感じた。
でも8猶本選手が帰って来れば、TOP下に配置しての4-2-3-1で、ミドルシュートに期待かな?とも思う。

この引き分けで浦和は3位のまま。
自力優勝が消滅したが、I神戸と東京NBの直接対決もあるし、勝ち点差は1。
全勝すれば、まだまだ3連覇出来そうに思う。



東京NBは、勝利が最後にこぼれ落ちた。
前半26青木選手を入れるなど守備優先で辛抱しておいて、後半に攻撃力の高い19山本選手29松永選手を投入・勝負に出ると言う策だったのだろう。
後半仕掛けの手数が増えてやや優勢に進め、先制した所までは予定通りで、非常に良かったと思う。
ただ、クロージングに失敗。GK池田選手のロングフィードに対する処理が甘かったのが悔やまれるところである。

だが、これで得失点差でI神戸を上回って首位奪還。
リーグ初優勝に近付いているが、次の第18節は中3日・アウェーでの新潟L戦だし、I神戸戦も残している。
サポーターの方々は、気が休まらないことでしょう。



最後にますます混戦になった上位3チームの、残り5試合は以下の様。
東京NB:@新潟L・EL埼玉・I神戸・@大宮V・千葉L。
I神戸  :@S広島R・C大阪・@東京NB・マイ仙台・@N相模原。
浦和  :AC長野・@マイ仙台・新潟L・N相模原・@EL埼玉。
相手関係を見る限り、浦和が最も可能性が有るような気がしております。



では、いつものようにコーナーキックを見ていく。



(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃体制。

浦和は、マンツーマンディフェンス中心で2人のゾーン固定配置。

東京NBも、マンツーマンディフェンス中心で2人のゾーン固定配置。



下表に、スタメンを身長順に並べる。



 

互角の範囲のマッチアップ関係。


(2)統計 

例によって、私が採っているSTATSを紹介します。



 

2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。



(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー


A.浦和のコーナーキック

a)体制

キッカーは5伊藤選手(右利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 3石川選手4後藤選手
・正面からファーへ: 28櫻井選手19塩越選手7高橋選手
・GK脇: -
・ショートコーナー: 14角田選手
・コボレ狙い: 26丹野選手6栗島選手
・セーフティー: 2遠藤選手



b)結果概要

ポインタはDAZN の時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。

1本目 (9:59 ポインタ23:32) 右CK ショートコーナー 5伊藤選手14角田選手5伊藤選手ドリブル・クロス→7高橋選手ヘディングシュート→右ポスト→27樋渡選手クリア。スローイン。
2本目 (14:55 ポインタ28:28) 左CK 5伊藤選手3村松選手ヘディング→7北村選手クリア
6栗島選手ミドルシュート→GK野田選手キャッチ。
3本目 (21:23 ポインタ34:56) 左CK 5伊藤選手26青木選手ヘディングクリア
5伊藤選手回収→6栗島選手5伊藤選手クロス→11土方選手ヘディング→28櫻井選手シュート。右へ逸れてGキック。

 


4本目 (34:18 ポインタ47:51) 左CK 5伊藤選手27樋渡選手ヘディング→4後藤選手
28櫻井選手回収・ドリブル→7高橋選手ヘディング→5松田選手クリア
28櫻井選手回収→4後藤選手28櫻井選手クロス→3石川選手27樋渡選手クリア
26丹野選手回収・ドリブル・14眞城選手カット。再CK。
5本目 (35:15 ポインタ48:48) 左CK ショートコーナー 5伊藤選手6栗島選手5伊藤選手モドシ→14角田選手→(6栗島選手14眞城選手カット→GK池田選手。再組み立て。
6本目 (70:39 ポインタ1:39:23) 左CK 5伊藤選手GK野田選手キャッチ・ロングフィード→7北村選手逆襲→11土方選手7北村選手8菅野選手7北村選手11土方選手ドリブル・クロス。抜けてGキック。

 




c)全般的な印象と特記すべきプレー

1本目 (9:59 ポインタ23:32)で、ショートコーナーから7高橋選手のヘディングシュートが右ポストを叩いている。
不可解な事態になっているので、私の推論を述べておく。



動画:キック5秒前から始まります。
https://www.youtube.com/watch?v=_TZCxghuH2Afeature=youtu.be&t=10

まず解説:柏木さん指摘の通り、5伊藤選手の蹴り出し前の動きが不審。
おそらくマーク状況を見て、空いていた26丹野選手にミドルシュートを打たせようとして止めたのだと思う。映像左から7北村選手が前戦から帰って来てマークに付いたので、予定していたショートコーナーに戻したのだと思う。
このショートコーナーは、東京NBの守備:11土方選手がショートコーナーに積極的には警戒しないことを、分析・練習したのだと思う。良い企画だ。


その後、5伊藤選手はクロスを上げるのだが、動画のように7高橋選手はノーマーク。これが最大の不可解な事態。
東京NBが守備をマンツーマンから通常に戻す際の取り決め事が、曖昧だったのか、誰かが間違えているか?私なりの理解を記述する。

上図で、5松田選手28櫻井選手を捨ててニアポスト前へ、3村松選手7高橋選手を捨ててゴール正面へ既に移動している。
アサイメントの約束としては、ショートコーナーと確認出来た時点で、通常モード(ゾーン)へと戻すことになっていたのだろう。

だが、22坂部選手3石川選手を捕まえたままで、持ち場のファーポスト前に帰ろうとしていない。
そのため、ファーポスト前で立っていただけの7高橋選手がフリーになったのだと思う。

 

このタイミングでのマンツーマンからゾーンへの切り替えを、チームによっては普通にやっているでようですが、そもそも難しいそうだと、常々疑問に持っていることでもあります。

私は、基本マンマークのままで、一段落付けるべきだと思っています。

 

 


B.東京NBのコーナーキック

a)体制

キッカーは14眞城選手(右利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 27樋渡選手26青木選手
・正面からファーへ: 3村松選手11土方選手22坂部選手
・GK脇: 24伊藤選手
・ショートコーナー: 8菅野選手
・コボレ狙い: -
・セーフティー: 7北村選手5松田選手



b)結果概要

ポインタはDAZN の時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。

1本目 (16:59 ポインタ30:32) 左CK 14眞城選手27樋渡選手フリックシュート→6栗島選手ブロック・26青木選手
14眞城選手クロス→11土方選手ヘディングシュート→GK池田選手キャッチ。
2本目 (75:22 ポインタ1:44:6) 右CK 14眞城選手7高橋選手ヘディングクリア→14角田選手
5松田選手フィード→11土方選手ヘディング。オフサイド。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

1本目 (16:59 ポインタ30:32)は惜しかった。
でも特に企画性など感じられなかったし、記載するほどのことはない。



以上です。



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目次 1.概要(アメブロ版)

 

2-3 局面的な技術:パターン① ラッシュ&ピックB 2015/11/29





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【MATCH OF THE WEEK】浦和 vs 東京NB : 第15節 (解説 : 柏木陽介)
https://www.dazn.com/ja-JP/fixture/ContentId:9l7f1qygxmbkhhn5l3jzsje38/9l7f1qygxmbkhhn5l3jzsje38/3cxv2n6zzkr62ltku6l32r8zj

WEリーグ_Youtube
【公式】ハイライト:三菱重工浦和レッズレディース vs 日テレ・東京ベレーザ【2024-25 SOMPO WEリーグ 第15節 2025.4.16】
https://www.youtube.com/watch?v=_TZCxghuH2A

Footystats.org
2025年4月16日 - 14時00分 (Asia/Tokyo) 浦和レッドダイヤモンズ・レディース対日テレ・ベレーザ
https://footystats.org/jp/japan/ntv-beleza-vs-urawa-red-diamonds-ladies-h2h-stats#7811202

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2024-25 SOMPO WEリーグ 第15節 vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 試合後監督コメント
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2024-25 SOMPO WEリーグ 第15節 vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 試合後選手コメント
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