1月末までに、WEリーグが第7節まで終了し、皇后杯も終わりました。

また、移籍や新卒選手の入団も一段落した模様です。

3月2日に第8節から再開するWEリーグに向けて、

フォーメーション図を作成し、ここまでの戦いぶりを振り返り、今後の戦いを予想していこうと思います。

 

初アップ時には、2024/02/21時点での各チームHP上の情報でまとめています。

まだ、新卒選手の背番号が発表されていないチームなどあって、

気がついた時点で、ちょびちょび追加・修正して行きます。

(2024/02/29修正完了しました。)

 

 

*****

 

(1)図などの説明

 

A.フォーメーション

・2022-2023リーグ戦:終盤よく見かけたシステム(左配置図)。

・2023-2024リーグ戦:最も多く見かけたシステム(右配置図)。

あくまで、私の印象に基づいてですが・・・。

 

B.選手の選択

原則:期間中に出場機会の多かった順に、選手を選んで配置しています。

以下の微調整などをしています。

①フォーメーションの関係で多少入れ替えています。

②ただし、2022-2023リーグ戦に関しては、怪我からの復帰や、新卒で、

 リーグ戦途中から安定して先発出場した選手を優先することもあります。

③現在移籍・離脱が発表されている選手も図に配置しています。

 

C.選手の出場機会実績・異動状況

青字:15/5試合以上先発(2022-2023 / 2023-2024 以下同じ)

緑字:15/5試合以上出場

橙色:10/3試合以上出場

赤字: 5/1試合以上出場

黒字: 上記以下

下線:引退・移籍など

* :夏期入団選手

+ :冬期入団選手

$ :昇格・2種登録選手

 

D.怪我の状況

あくまで各チームのHPで発表されたものです。

「yyyy/mm~mmヶ月」で表記されて居るのは離脱中。

試合に登録された時点で復帰したものとして、「yyyy/mm~yyyy/mm」と記載しています。

 

 

(2)各チームの状況

 

パワーランキング形式で私の評価順に並べて行きます。

あくまで、サッカー素人の私の独断と偏見です。

下位にランクしたチームのサポーターの方々には、予めお詫びを申し上げます。

 

 

まずは、昨期と今期ここまでのSTATSから。

 

 

 

では、各チームの戦力状況をパワーランキング順に。

 

 

 

1位.浦和

 

a)戦績

2022-2023 1位(17勝1分け2敗 50得点/17失点)。

2023-2024 2位(5勝1分け1敗 14得点/8失点)。

 シュート数103本:1位(被42本:1位)、コーナーキック数54本:1位(被28本:6位)

 

 

b)離脱・移籍

 

長期離脱:
MF8猶本 2024/01~10ヶ月、FW10安藤 2024/01~10ヶ月、GK31鈴木2022/05~8ヶ月
MF19塩越 2023/08~2023/09、

(2022-2023背番号)

GK1池田2022/07~2023/06、DF 2長船2021/8~&2022/4~2023/03、MF 6 栗島 2021/10〜2022/10、DF7高橋は2022/11~2023/06

退団
MF22一法師2023/10引退、DF20高橋美2023/12上海農商銀行、DF25河合2024/01立教大
(2022-2023背番号)
DF5上野2023/06千葉L、FW14植村2023/06EL埼玉、GK33天野2023/02

 

c)戦いぶり

 

昨夏は主力に異動はなく、5伊藤選手を獲得、連覇に向けて万全の戦力状態となった。

しかし、AFC Women’s Club Championship 2023 – Invitational Tournament参加で、日程が過密化。

また、7高橋は選手が怪我するなど、選手のコンディションが悪い状態でリーグ戦開幕を向かえている。

徐々に力を取り戻したが、皇后杯で8猶本選手と10安藤選手が怪我・シーズン終了。

それでも決勝でI神戸に対し優勢に進めていて、実力的にはNo.1を保っていると思う。

 

懸念があるとすれば、9菅澤選手の稼働率が皇后杯で再び低下したこと。

15島田選手も成長を見せているが、もう一皮剥けて大事な点を取れるようにならないと、勝ち点を溢すことになるのかも。

 

 

 

2位.I神戸

 

a)戦績

2022-2023 2位(13勝5分け2敗 35得点/15失点)。

2023-2024 1位(5勝2分け 12得点/3失点)。

 シュート数92本:3位(被47本:2位)、コーナーキック数32本:4位(被27本:3位)

 

 

b)離脱・移籍

 

長期離脱
DF15井手2023/04~2023/12
MF14水野2023/10~9ヶ月

(2022-2023背番号)
MF14水野2022/12~2023/09、FW51宮本2022/4〜2022/12

退団
MF19林2023/12サンタクララ大、DF22足立2024/01福岡JA、FW23栫井2024/01湯郷ベル
(2022-2023背番号)
GK1武仲2023/06引退、MF6伊藤2023/06浦和、MF7脇坂2023/06C大阪、MF8阪口2023/06大宮V、FW23浜野2022/12 ハンマルビーIF、DF25筒井2023/06C大阪:返還、DF27小山2023/06C大阪:返還、FW51宮本2023/07AC長野

 

c)戦いぶり

 

昨夏に中盤を支えていた主力選手が複数流出、CUP戦は良い戦いが出来ていなかったが、

リーグ戦が進むにつれて、6松原選手・16天野選手が適応してきて、皇后杯で優勝、

強さを取り戻している。

2守屋選手・13北川選手の両WBが、スピードを活かしたダイナミックな攻撃をしていて、強みになっている。

ただ、中盤が良くなったとは言え、まだ上位チームには劣勢だし、下位チームにも圧倒出来るわけではない。堅い守備に支えられての首位である。

また、バックス以外の駒数に不安があって怪我人が出ると、急激にブレーキが掛かるかもしれない。

 

 

 

3位.新潟L

 

a)戦績

2022-2023 10位(4勝4分け10敗 18得点/29失点)。

2023-2024 3位(4勝1分け2敗 8得点/4失点)。

 シュート数63本:6位(被59本:4位)、コーナーキック数32本:4位(被27本:3位)

 

 

b)離脱・移籍

 

長期離脱:
FW11道上2023/11~1.5ヶ月、MF20山谷2023/12~1.5ヶ月、FW26武田2022/11~8ヶ月
MF川村2022/02〜2023/11
(2022-2023背番号)
DF 3羽座(I神戸)2021/9〜2022/10、DF 4三浦2022/08~2022/10、MF 7園田瑞2022/08~2022/09、FW 8石淵2022/08~2022/10、FW 8石淵 2022/12~2023/04、FW 9児野2022/08~2023/01、GK21高橋2022/11~2023/01

退団(2022-2023背番号)
DF3羽座2023/06引退、MF13加藤2023/07N相模原、DF14北川2023/07I神戸、DF15イ・ヒョギョン2023/01世宗(韓)、MF16園田悠2023/07EL埼玉、MF27沼尾2023/07、MF28森中2023/06C大阪

 

c)戦いぶり

 

昨期は夏に故障者が続出し、リーグ戦が開けたら集団感染。出だしで大きく躓き、危うく最下位のままフィニッシュするところだった。

昨夏に北川選手が抜けて左サイド攻撃のスピード感は落ちたが、

13杉田選手・18石田選手・19川澄選手らを補強し、

ボールを捌いて進める能力は格段に上がったし、中盤が落ち着いて失点が少なくなった。

 

故障者が出たのと、研究されたためか、年明けはあまり良い出来ではなかったが、

FW9児野選手が皇后杯で復帰したし、FW11道上選手も帰って来るだろう。

セットプレー以外でも得点を取れるようになり、再び上昇すると思う。

 

 


4位.東京NB

 

a)戦績

2022-2023 3位(12勝6分け2敗 47得点/22失点)。

2023-2024 4位(3勝3分け1敗 15得点/7失点)。

 シュート数93本:2位(被60本:5位)、コーナーキック数41本:2位(被19本:1位)

 

 

b)離脱・移籍

長期離脱
DF4西川2023/07~6ヶ月、GK21黒沢2023/07~8ヶ月、FW23氏原2023/09~9ヶ月
DF5松田2022/8~2023/08

(2022-2023背番号)
FW10小林2022/2〜2022/10

退団
GK16西村2024/01ディオッサ出雲FC
(2022-2023背番号)
DF2清水2022/08ウェストハム(UK)、MF8三浦2023/02ノースカロライナカレッジ(US)、FW9植木2023/09ウェストハム(UK)、FW10小林2023/07ノースカロライナカレッジ(US)

 

c)戦いぶり

 

エース級が抜けても、メニーナから沸いてくる選手で補い、強さを維持しているのはさすがで、現時点で最多得点である。

だが、重要な点が取れないのに、あっさり失ってしまうのは、ここ3年と同じ傾向で、

かつ、それが強まって、さらに早いペースで勝ち点を溢している。

 

試合を見ていると、最初はスピードとテクニックで押し込むが、徐々に対応され後半攻めあぐねるケースが多い。若い選手たちの引き出しの量と質が、まだ足りないのだろう。

また、田中美南選手→植木選手と繋いできたヘディング力の継承が出来ていない。

そのためか、なでしこリーグの得点ランク1位と2位の大型FWをこの冬に補強している。

上手く嵌まれば、11藤野選手がサイドとしても機能するだろうから、

戦略上の幅は広がって、貴重な得点を取れるようになるかもしれない。

 

 

 

5位.S広島R

 

a)戦績

2022-2023 5位(6勝6分け8敗 21得点/27失点)。

2023-2024 8位(2勝2分け3敗 8得点/10失点)。

 シュート数57本:8位(被87本:11位)、コーナーキック数24本:8位(被41本:12位)

 

 

b)離脱・移籍

 

長期離脱:
GK 21巻2022/3〜6ヶ月&2022/8~6週、DF25塩田2023/06~,11~3ヶ月、MF8小川2023/11~3ヶ月

MF33瀧澤2023/09~2023/12

(2022-2023背番号)
GK22藤田2021/5〜2023/3

退団

(2022-2023背番号)
DF2松原優2023/06I神戸、DF5木崎2023/02東京NB、MF7川島2023/06N相模原、MF8増矢2023/06I神戸、FW13谷口2023/06湯郷ベル、MF14山口2023/06千葉L、DF16久保田2023/1愛媛L、DF18松原志2023/06FORTUNA HJORRING(DEN)、MF19齋原2023/06引退、DF24内田 2023/01湯郷ベル

 

c)戦いぶり

 

昨夏移籍獲得した3選手が機能してCUP戦を制し、チーム初タイトル。

また、皇后杯でも準決勝まで行って、浦和を追い詰めた。

この3シーズンの間に、着実にチーム力は上がっていると思う。

 

ただ、過去2シーズンは先発を総取っ替えしても結構戦えそうな駒数と質だったが、

昨夏に大量の選手が退団。

どのポジションもカツカツの状況で、実際怪我人が出てリーグ戦はスタートで躓き、現在8位に甘んじている。

選手交代による戦略の幅も現状狭く、この冬に入団した新卒選手たちが戦力になってほしいところである。

 

新スタジアムで観客も入るだろう。

リーグを盛り上げるためにも、このチームに私は期待している。

 

 

 

6位.大宮V

 

a)戦績

2022-2023 6位(6勝5分け9敗 22得点/27失点)。

2023-2024 5位(3勝1分け3敗 8得点/9失点)

 シュート数46本:12位(被75本:8位)、コーナーキック数23本:9位(被33本:7位)

 

 

b)離脱・移籍

 

長期離脱:
MF10五嶋2023/1~2023/12、DF23久保 2022/4〜2023/11、

(2022-2023背番号)

DF4長嶋2022/4〜2022/10、MF10五嶋2022/8~2022/11、FW 14大熊2021/10〜2022/8、DF17西澤2022/8~2023/3、DF26杉澤 2022/10~2023/05

退団
GK21スタンボー2024/01AngelCityFC
(2022-2023背番号)
MF7山崎 2023/06引退、DF19村社 2023/03引退、DF31澁澤 2023/06引退、FW11高橋2023/06S広島R、FW14大熊2023/06

 

c)戦いぶり

 

まず、チーム創設以来、発表されているだけでも常時4人程度居た怪我人が解消、初めて台所事情は良くなった。

 

試合運びは、相変わらず押し込まれる時間が長いが、

粘り強く守った後に、少ないチャンスをしぶとく決めて星を揃えている。

昨夏補強した11阪口選手が良く機能していて、上質なチャンスを演出できている。

ただ、このチームの優れた剣は9井上選手のみと言う状況は変わっていない。

33大島選手が化けるとか、

長らくAC長野でCBをやって来た10五嶋選手が、独特の嗅覚を活かせる形を見つけるとかすれば、大きく上昇する可能性も有る。

 

 

7位.千葉L

 

a)戦績

2022-2023 8位(4勝8分け8敗 21得点/27失点)。

2023-2024 7位(3勝1分け3敗 6得点/7失点)

 シュート数66本:5位(被52本:3位)、コーナーキック数36本:3位(被23本:2位)

 

 

b)離脱・移籍

 

長期離脱:
MF18安齋2022/12~3ヶ月
DF14大熊環2023/08~2023/11

(2022-2023背番号)

DF 4林2022/08~2023/04、FW11千葉2022/09~2023/04、MF25藤尾 2022/11~2023/03
、GK33米澤2022/5~2023/04

退団
FW11千葉2024/01AフランクルルトF、MF38藤尾2024/01Mチャコヴェツ(クロアチア)
(2022-2023背番号)
DF3市瀬 2023/06 S広島R、MF6今井 2023/06 1. FSV Mainz 05(独)、FW9大滝 2023/06引退、DF15鶴見 2023/06引退、GK17程2023/06、MF19佐藤2023/02、FW23広瀬2023/06EL埼玉、MF26十川2023/06 hapoel Petach Tikva(イスラエル)

 

c)戦いぶり

 

ここまで、そこそこ守れている。ただし、得点力不足。

内容的には、攻撃の手数は多いのだが、決めきれない印象。

11千葉選手が海外挑戦で退団し、さらに厳しくなることが予想される。

また、13曽根選手と18安齋選手が約1.5年のブランクから帰って来てなくて、現状駒数的にも十分とは言え無い。

なのに、この冬補強無し。編成は何をしているのか?

 

また、本来CBの選手を両SBに起用することが多いので、守りに強さは出るが、サイド攻撃に迫力が出ない。

星はそれなりに揃えるだろうが、9大澤選手が大爆発でもしない限り、大きくは浮上しないと思う。

 

 

 

8位.C大阪

 

a)戦績

新規参入。

2023-2024 6位(3勝1分け3敗 7得点/8失点)

 シュート数56本:9位(被68本:6位)、コーナーキック数23本:9位(被33本:7位)

 

 

b)離脱・移籍

長期離脱:
MF9善積2023/07/14~5ヶ月、M36栗本2024/01~9ヶ月
MF2森中2023/10~2023/12、DF 3米田2023/10~2023/11

退団
MF10小山2024/02ユールゴーデンIF(SWE)

 

c)戦いぶり

 

若いチームなので、終盤走り勝つパターンで戦うのかと思っていたが、

試合開始直後から激しいプレスを掛ける前半型の戦い方で、

後半明らかに運動量が落ち、間延びする。

おそらく、選手たちの理解が進んだのは良いが、やった方が良いことをやり過ぎて、スタミナのマネージメントが現状出来ないのだと思う。

また、昨期までのWEリーグ経験者しか点が取れていないなど、まだまだ、経験不足は隠せない。

その貴重な経験者の10小山選手が海外移籍した。ちょっと代わりの効かない選手なので、大きな戦力ダウン。

だが、伸びしろが大きなチームなのは確かな事。雨降って地固まれば良いのだが・・・。

 

 

 

9位.EL埼玉

 

a)戦績

2022-2023 11位(5勝1分け14敗 15得点/41失点)。

2023-2024 10位(2勝1分け4敗 5得点/7失点)

 シュート数54本:10位(被73本:7位)、コーナーキック数22本:12位(被36本:10位)

 

 

b)離脱・移籍

 

長期離脱:
DF松本2024/01~8ヶ月

(2022-2023背番号)
GK1浅野 2023/05~2023/08、MF 7山本絵2022/02〜12、MF13又吉2022/12~6ヶ月、DF 22 小島2022/04〜6ヶ月

退団
MF15小田 2024/01大和C(リース)
(2022-2023背番号)
MF7山本絵 2023/06引退、FW8河野2023/06 ニッパツ、FW10ボールデンWestern Sydney W FC
、MF13又吉2023/01引退、MF14加藤2023/07千葉L、DF16浅田2023/02、MF 17 松井2022/12バニーズ群馬、MF18三浦2023/06ラブリッジ名古屋、MF19鈴木2023/06SV Meppen(独)、GK21船田2023/6/28 I神戸、DF 22 小島2022/12ASハリマ、(2022/04〜6ヶ月)
、MF23中村2023/06、FW26西川2023/07伊賀FC、DF 30 塚本2022/9

 

c)戦いぶり

 

昨夏に実績のあるベテラン・中堅アタッカーを多数放出したが、獲得した8園田選手とコンバートした6瀬野選手を前戦に投入し攻撃を作っている。

それでも得点力不足で順位的には大きな改善は見られないが、過去2年とは違いよく守れていて、ロースコアで毎試合競っている。

皇后杯では劣勢ながらも東京NBを撃破、I神戸を追い詰めて良い所を見せた。

 

ただ、システムを試合中に色々弄って、なんとか得点を上げようとしているのだが、

全体的に後ろに重心があるため、攻めが細く、

10吉田莉選手の個人技頼みになっている。

29祐村選手が一昨年なみに躍動してくれれば良いのだが、好不調の波が激しく、あいかわらず当てにしずらい。

 

 

 

10位.AC長野

 

a)戦績

2022-2023 7位(5勝6分け9敗 21得点/25失点)。

2023-2024 9位(2勝2分け3敗 5得点/8失点)

 シュート数61本:7位(被77本:10位)、コーナーキック数28本:6位(被36本:10位)

 

 

b)離脱・移籍

 

長期離脱:
FW 9中村2021/10〜2022/10~8ヶ月

退団(2022-2023背番号)
DF2肝付2023/04~2023/06、MF30國澤2022/03〜?、MF16鈴木2022/04〜2023/03

退団

(2022-2023背番号)
DF2肝付2023/06引退、MF10瀧澤2023/08SCザント(独)、MF13太田2023/06マイ仙台、FW20村上2022/12伊賀FC、GK21福田ま2023/06、DF25池田2023/01ヴィアマテラス宮崎、DF26國生2022/12ASハリマ、MF27小鍛治2022/12FCふじざくら山梨、MF30國澤2023/06引退、MF32榊原2023/06N相模原

 

c)戦いぶり

 

毎年のように主力看板選手が抜けた上に、昨夏は若手有望選手も流出した。

その穴を有名どころで埋めるわけでもないのに、良い戦いを今期もしている。

チーム哲学があって、それに合う選手を集めて、ちゃんと訓練しているのだろうと推察する。

だが、今期はちょっと色が違って、例年に比べてボールは回っていなし、プレスも控え目。

TOPに10デーンダー選手を据えて、拠点を作っての攻撃が中心になっている。

皇后杯では新潟Lにその拠点を封じられて完敗を喫したが、

10デーンダー選手が他のチームにも同じように封じられるのか、

哲学を吸収してAC長野らしい戦いの中で活かされるのかが、

第8節以降の浮沈を決めるのだと思う。

 

 

 

11位.N相模原

 

a)戦績

2022-2023 9位(5勝4分け11敗 17得点/32失点)。

2023-2024 12位(1分け6敗 4得点/14失点)

 シュート数67本:4位(被76本:9位)、コーナーキック数26本:7位(被27本:3位)

 

 

b)離脱・移籍

 

長期離脱:
MF8西郡2023/11~3ヶ月
MF 21下山2021/3〜2023/11、GK1久能2023/06~2023/10

(2022-2023背番号)
MF6松原2023/03~、DF18福住2023/03~8週間、FW25牛久保2022/12~3ヶ月、MF7平田2023/01~2023/04、MF14井上2023/03~2023/05、DF 15工藤2022/03〜2022/12、DF26出耒村2022/08~2022/12

退団
MF15平國2024/01大和S
(2022-2023背番号)
DF3石田み2023/6引退、DF4畑中2023/06スペランツァ高槻、MF6松原2023/06引退、MF8北方2023/03 大和Sレンタル、MF10杉田2023/07新潟L、MF11佐々木 2023/01 豪BaysideU、FW13野島2023/03 豪Illawarra Stingrays、DF15工藤2023/06、DF17小林2023/07Napoli(伊)、DF18福住2023/06オルカ鴨川、MF19石田千2023/07新潟L、FW20松本2023/06S広島R、FW23浜田遥2023/06スペランツァ高槻、FW25 牛久保 2023/03引退、DF26出耒村2023/06、FW29齋藤2023/07D出雲

 

c)戦いぶり

 

昨夏主力を含め多くの選手が退団、その穴を17川島選手のアンカーと18榊原選手で埋めて、菅野監督の繋ぐサッカーを指向した。

だが得点が取れずに低迷、小笠原テクニカルダイレクター兼監督代行の新体制で第8節以降を戦うことになった。

 

STATSを見ると、シュートやコーナーキックは順位ほどは悪くない。

ボール支配はそこそこやれているのに、決定力不足で苦労している。

そこで近場(ニッパツとS世田谷)からストライカーを補強したと言うことなのだろう。

ただ、メンバー的にも中盤での細かなパスが多くなっていて、大きな展開力に乏しい。

強さも欲しいところで、松原さん引退の穴の大きさを私は感じる。

 

 

 

12位.マイ仙台

 

a)戦績

2022-2023 4位(7勝6分け7敗 20得点/25失点)。

2023-2024 11位(2勝5敗 7得点/14失点)。

 シュート数50本:11位(被92本:12位)、コーナーキック数23本:9位(被34本:9位)

 

 

b)離脱・移籍

 

長期離脱:
MF2茨木2023/08~9ヶ月、DF17佐々木里 2023/12~1.5ヶ月
DF27田畑2023/10~2023/11、MF6原2023/03~2023/10、FW13武田 2022/10~2023/08

(2022-2023背番号)
MF6原2022/7~2022/12

退団

(2022-2023背番号)
DF3市瀬2023/06引退、FW9宮澤 2023/08 マンU、FW8矢形2023/06C大阪、FW14松窪2023/07ノースカロライナカレッジ、FW15ブラトヴィッチ、DF22万屋2023/06引退、DF23ピラワン
MF25船木2023/06大宮V、FW32佐々木2022/9

 

c)戦いぶり

 

昨夏、大量に退団し、特にアタッカーは駒数・質ともに不安な状況になった。

外国人選手を中心に多数補強して、開幕を迎えたが、

先発に定着したのはCBの3オケケ選手だけ。

下部から24遠藤選手が台頭し、4高平選手との縦関係は強力なものとなったが、

矢形選手の穴が埋まらない右サイドはパワー低下。

中央も7隅田選手がここまで稼働無しで、推進力不足。

まだまだ、駒数・質ともに足りない状況で、冬期ブレークに入った。

 

だが、新たな補強はDFの38パク選手だけと、編成には大疑問符が付く。

リーグ戦再開後も苦労しそうである。

 

 

 

以上です。

 

 

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