10月01日（日）に行われたＷＥリーグＣＵＰ第５節＠川越運動公園陸上競技場。
WEリーグ公式チャンネル(Youtube)
https://www.youtube.com/watch?v=pHdHTZWAbxc
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アジア大会は10月6日に決勝が行われ、見事な優勝でした。
それに出場していたＥＬ埼玉：GK1浅野選手、東京ＮＢ：FW15土方選手・FW19山本選手が抜けている試合。
ＥＬ埼玉は、カップ戦でここまで、大宮Ｖに勝ち、ＡＣ長野と分け、新潟Ｌ・Ｉ神戸に負け。
３得点／５失点。シュート数／被弾数、コーナー本数／被本数など細かなＳＴＡＴＳをみると、互角に戦えていて、過去２シーズンよりやや良い。
このチーム、ＷＥリーグ創設時とその冬に大量の選手を獲得、３６人の大所帯になったが、２年連続で最下位。
その間補強より放出の方が多くて、現在３１名（内２種登録や昇格したばかりの高校生が７人）。
主力を含め、どんどん退団者を出しているのだが、戦いぶりは徐々に良くなっている。
最下位が大きな補強無しで新シーズンに向かえるのは、常識的にはマネージメント的に大問題と言うべきなのだが、強化プログラムが上手く行っているのだろう。
今シーズンは、そろそろ結果（順位）となって現れて欲しい所である。
この試合のシステムは４－４－２。
前４試合は４－２－３－１で、１ＴＯＰ：6瀬野選手、ＴＯＰ下：10吉田選手だったが、
この試合では、シャドーに8園田選手を入れて、10吉田選手は左ＳＨ。
GKは21小野選手でＷＥリーグデビュー。
29祐村選手は３試合連続でベンチスタート。信頼を失いつつあるようで、奮起を期待したい。
東京ＮＢは、カップ戦この試合まで、ＡＣ長野・新潟Ｌに勝利、大宮Ｖに引き分け、Ｉ神戸に負け。
６得点／７失点で、グループＢで首位だが、9植木選手移籍後の２試合は苦しい戦い。
相変わらずボールは支配しているし、
シュート数／被弾数、コーナー本数／被本数など細かなＳＴＡＴＳを見ても圧倒出来ているのだが、
なかなか点が取れていないし、あっさり取られている。
若いアタッカーたちが、確実に成長するだろうから、攻撃は時間とともに改善していくのだろうけれど、解決すべき課題は守備。
この試合のシステムは４－３－３。
33岩清水選手と、１ＴＯＰの27樋渡選手は初登録・初先発。6宮川選手をインサイドセンターに上げた配置でスタート。
前半、ＥＬ埼玉が前プレスからショートカウンターで反撃するなど４点を取る。東京ＮＢはボールを支配するものの１点のみ。
後半も東京ＮＢが押し込むが、先に点を取ったのはＥＬ埼玉。終盤東京ＮＢが１点返すが、そこまでで終了。
シュート状況は下図の通り。
ＥＬ埼玉は快勝。
後半からは6瀬野選手をアンカーに下げた４－３－３の守備モードで、勝ちきっている。
その6瀬野選手はＦＷ起用に慣れてきているのか、良い働き。４点目の約５０ｍ弾はもちろん、２点目も6瀬野選手のキック力が生きた得点だった。
10吉田莉選手は２得点。キャプテンで１０番を背負う自覚で、一皮剥けたプレーぶり。
この試合での難点を言うとすると、後半の8園田選手の１ＴＯＰ。
ＦＷの人材不足は深刻で、29祐村選手に復活してもらわないと、シーズンを通しての結果は得られないと思う。
一方の東京ＮＢは、５失点。脆いですね。
２点目３点目は人に対して守れていないし、５点目は10吉田莉選手１人に対して、守備が４人居たのにやられている。
守備は大きな個人の覚醒は起こりにくいし、１人が変わっても全体が変わるモノでも無い。
どう整備し、積み重ねていくかは、松田監督の手腕次第で有る。
また、攻撃もよろしくない。
前半は繋ぐだけではなく、33岩清水選手が前戦にロングフィードを入れていたが、27樋渡選手らが飛び出せていないので、チグハグ。
後半はほとんど押し込んでいたが、ＥＬ埼玉が攻めに人数を掛けなくなっただけとも言える。
ペレーザ、大丈夫か？と言いたくなる内容だった。
では、いつものようにコーナーキックを見ていく。
(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃態勢。
ＥＬ埼玉は、マンツーマンディフェンス中心に、２人のゾーン固定配置。
東京ＮＢは、マンツーマンディフェンス中心に、２人のゾーン固定配置。
先発を背の順に並べると以下の様になる。
ほぼ互角のマッチアップ関係。
(2)統計
例によって、私が採っているSTATSを紹介します。
2nd回収A：守備ラインが上がり切る前に２次攻撃（シュート・クロスなど）
2nd回収B：守備ラインが上がりきってから２次攻撃（同上）
2ndロスト：守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲：守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数：｛プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣｝までに打ったシュート数。
(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー
Ａ．ＥＬ埼玉のコーナーキック
a)体制
キッカーは5瀬戸口選手（右利き）。
受け手の体制は、以下のようだった。
・ニアへ： 20岸選手・24大沼選手
・正面からファーへ： 6瀬野選手・19金平選手
・GK脇： 7大曽根選手
･ショートコーナー： 8園田選手
・コボレ狙い： －
・セーフティー： 10吉田莉選手・4橋沼選手・3松久保選手
ｂ）結果概要
ポインタは Youtubeの時間。
１本目 (20:40 ﾎﾟｲﾝﾀ29:1) 右CK 5瀬戸口選手→20岸選手ﾍﾃﾞｨﾝｸﾞｼｭｰﾄ。ゴール！！
ｃ）全般的な印象と特記すべきプレー
１本だけだったが、先制点を決めている。
20岸選手がニアに走り込んでヘディングシュートを叩き込んでいる。
動画：キック５秒前から始まります。
https://www.youtube.com/watch?v=pHdHTZWAbxcfeature=youtu.be&t=1736
軽いピックプレ－になっていたとは言え、20岸選手をマークしていた28船木選手の責任は重い。
① まず始動で遅れている。
② ニア側に33岩清水選手と6瀬野選手が居て、走路が確保出来ていない。
33岩清水選手に遠慮している場合ではない。どかしてでもルートを作るべき。
軽く6瀬野選手に接触し、更に遅れ約２ｍ離されている。
昨期はサイドバックの人選で苦労した東京ＮＢ。
松田監督はこのカップ戦で28船木選手を右サイドで使い続けている。
スピードが有って身長も高いからだろう。
でも、３点目の失点シーンを含め、この守備力で大丈夫？と言う印象が残った。
また、27樋渡選手も20岸選手に競り負けている。
映像からは、走り込んでくる選手の状況を見ていない（感じていない）ようだ。
まだ、高校生だから大目に見てあげるべきなのだろうが、この失点を糧にしてもらいたい。
浦和の9菅澤選手やＩ神戸の9田中選手たちなら、20岸選手の前に入ってクリアしているかもしれないし、最低でも体を合わせていただろボールだった。
Ｂ．東京ＮＢのコーナーキック
a)体制
キッカーは8菅野選手（右利き）。
受け手の体制は、以下のようにして始まっている。
・ニアへ： 3村松選手・28船木選手
・正面からファーへ： 11藤野選手・27樋渡選手
・GK脇： 33岩清水選手
･ショートコーナー： 10木下選手
・コボレ狙い： 7北村選手
・セーフティー： 5松田選手・6宮川選手
ｂ）結果概要
ポインタはYoutubeの時間。
１本目 (30:47 ﾎﾟｲﾝﾀ39:8) 右CK 8菅野選手→（3村松選手見送り・ﾊﾞｳﾝﾄﾞ）→7大曽根選手→8園田選手ｸﾘｱ
⇒5松田選手回収・ﾌｨｰﾄﾞ→GK小野選手ｷｬｯﾁ。
２本目 (38:5 ﾎﾟｲﾝﾀ46:26) 右CK 8菅野選手→24大沼選手ﾍﾃﾞｨﾝｸﾞ→7大曽根選手→8園田選手ｸﾘｱ。ｽﾛｰｲﾝ。
３本目 (67:34 ﾎﾟｲﾝﾀ1:32:25) 左CK 8菅野選手→GK小野選手ﾊﾟﾝﾁﾝｸﾞ
⇒10木下選手ｼｭｰﾄ。右へ外れてGｷｯｸ。
４本目 (87:8 ﾎﾟｲﾝﾀ1:51:59) 左CK 8菅野選手→5瀬戸口選手ﾍﾃﾞｨﾝｸﾞｸﾘｱ
⇒18岩崎選手回収→8菅野選手→18岩崎選手ｸﾛｽ→11藤野選手折り返し→GK小野選手・13木村選手→5松田選手ｼｭｰﾄ。ゴール！！
５本目 (93:27 ﾎﾟｲﾝﾀ1:58:18) 左CK 8菅野選手→24大沼選手ﾍﾃﾞｨﾝｸﾞｸﾘｱ
⇒10木下選手回収→7北村選手→24柏村選手。再組み立て。
ｃ）全般的な印象と特記すべきプレー
２次攻撃で得点しているが、特に企画はなかった。
一次攻撃では先着なしで、特記すべきこともない。
以上です。
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ちふれASエルフェン埼玉 vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ【2023-24 WEリーグカップ グループステージ 第5節 グループB】
https://www.youtube.com/watch?v=pHdHTZWAbxc
【公式】ハイライト：ちふれASエルフェン埼玉 vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ【WEリーグカップ GS 第5節 2023.10.1】
https://www.youtube.com/watch?v=aQPsGNd45U4
ＥＬ埼玉_HP
【ドゥーナチュラル サンクスマッチ / 2023-24 WE LEAGUE CUP 第5節】10/1（日）vs 東京NB戦 試合結果
https://www.as-elfen.co.jp/information/1716/
東京ＮＢ_HP
2023-24 WEリーグカップ グループステージ 第5節 - ちふれASエルフェン埼玉 vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
https://www.verdy.co.jp/beleza/match/info/12023100121/report