07月14日(金)に行われた国際親善試合。@ユアテックスタジアム仙台。

日テレ系地上波

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なでしこJAPANの2023W杯壮行試合に10,206 人が集まった。
東京以外では、10年ぶりくらいの1万人越えじゃ無いかな?
2022-2023WEリーグでもマイ仙台は観客を増やしていて、仙台周辺は女子サッカーが盛り上がっているのだろうか?

今回のW杯メンバー発表では、岩渕選手らが漏れて、なかなかのドラマだったが、
私が一番に思ったのは、池田監督は、「基本4バックはやらない」と言うこと。
左SBが居ないんですよね。宮川選手・宝田選手を外したので。
直近と言っても5三宅選手がやったのは、2022年6月で、もう1年以上も前。
自クラブやなでしこJAPANで経験が有るのは、他には19守屋選手12高橋選手13遠藤選手なのだろうけれど、久しくやっていない。6杉田選手もやらせれば出来そうだが、実戦テスト無しと言うわけには行かないだろう。

と言うことで、この試合のシステムは2022年10月以降継続している3-4-2-1。
3バックの右で23石川選手が初先発。
その他は、4月の親善試合の起用状況から妥当な先発メンバー。
最大のチョイスはおそらく左WBで、この試合のように攻撃重視なら13遠藤選手、守備重視なら6杉田選手になるのだろう。


 

前半、なでしこJAPANは出だしでモタついたが、20分過ぎからパナマ代表を押し込んで先制し、追加点。
後半もなでしこJAPANが押し込み続けて3点追加。快勝している。

ボール支配率: なでしこJAPAN 63%-37% パナマ代表 (Footystats.org)

シュート状況は下図の通り。



 

完勝でしたね。5点取ったし、パナマ代表のシュートは公式記録上ゼロ。
でも、この試合で、何か新たな発見とか、課題の抽出とか有ったのですかね?
①ほとんど攻められなかったので、23石川選手の評価や経験値UPは十分できなかった。
17清家選手は後半開始から出て、ちゃんと評価できる時間を与えられたが、もう一つでしたね。ただ左WBで、7宮澤選手(交代後20浜野選手)がシャドー(中央付近)で構えていると、右利きの17清家選手にとってはやりにくかったとは思う。

だが、来日して相手してくれたパナマ代表には、まず感謝しなければ。
大会約1週間前の試合を挟んで2回大移動することになるのに、来てくれたのだから。
しかもクソ蒸し暑い日本に。

そもそも、壮行試合の日程が遅すぎる。
なでしこJAPANが現地気候に慣れるためにも、また、梅雨の降雨を避けるためにも、この国内合宿から壮行試合の日程は、JFAの大疑問手だと私は思う。


ではいつも通り、コーナーキックを見ていく。



(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃態勢。

なでしこJAPANは、マンツーマンディフェンス中心で2人のゾーン固定配置。

パナマ代表は、マンツーマンディフェンス中心で3人のゾーン固定配置。
ただ、1本だけだったコーナーキックが、クイックスタートのショートコーナーで、リプレー再生中に始まってしまっていて、下右図は「多分正しい。」程度のモノです。



先発を背の順に並べると以下の様になる。



 

なでしこJAPANとしては、珍しく互角のマッチアップ関係。



(2)統計 

例によって、私が採っているSTATSを紹介します。



 

2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。



(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー

両チーム1本ずつと、珍しく少ない試合だった。

A.なでしこJAPANのコーナーキック


a)体制

キッカーは13遠藤選手(左利き)。

受け手の体制は、以下のように思うが、ショートコーナーだったので不確か。
また、リプレー中にクイック始まっていて、最初どうやったのか不明。

・ニアへ: 11田中美選手23石川選手
・正面からファーへ: 4熊谷選手15藤野選手3南選手
・GK脇: -
・ショートコーナー: 14長谷川選手
・コボレ狙い: 10長野選手7宮澤選手
・セーフティー: 2清水選手

b)結果概要

1本目 (30:11?) 左CK 13遠藤選手→?→10長野選手クロス→5ピンソン選手ヘディングクリア
14長谷川選手回収→2清水選手13遠藤選手ドリブル・クロス→3ナティス選手カット
10長野選手クロス→23石川選手浮いて→GKベイリー選手キャッチ。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

1本しか無かったし、(いつもの)様子を見ながら戻してクロスのショートコーナー。
特に記すべきことはない。



B.パナマ代表のコーナーキック

a)体制

キッカーは10コックス選手(右利き)。

受け手の体制は、以下のようだった。

・ニアへ: 3ナティス選手
・正面からファーへ: 2ハエン選手13タナー選手23バルトリップレイエス選手
・GK脇: 5ピンソン選手
・ショートコーナー: 4カスティージョ選手
・コボレ狙い: 20キンテロ選手
・セーフティー: 7E.セデーニョ選手8ゴンサレス選手

b)結果概要

1本目 (50:33) 右CK 10コックス選手5ピンソン選手ヘディングシュート→GK山下選手キャッチ。レフリータイム。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

1本だけだったが、5ピンソン選手にヘディングシュートをフリーで許している。
幸い左へ外れたが、上手い選手だったら完全に1点モノの体勢だった。

10長野選手お願いしますよ。簡単にマークを剥がされないで下さいよ。
3-61(リンク参照)でも書いたが、欧米の列強とやるときは、高さで苦しいんだから、平面戦で頑張らないと。
本番で、あっさりやられないかと、ますます不安になった1本だった。



 以上です。


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ブログ内関連記事

目次 1.概要(アメブロ版)

3-61 なでしこJAPANのコーナーキック 2023/07/08(更新)



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関連記事など、外部リンク

JFATV_Youtube
【ハイライト】なでしこジャパンvsパナマ女子代表|2023.07.14 ユアテックスタジアム仙台 MS&ADカップ 2023
https://www.youtube.com/watch?v=NAqEtw1mYa0

Yahoo_HP
女子代表親善試合 7/14(金)19:05 ユアテックスタジアム仙台 日本女子5-0 パナマ女子
https://soccer.yahoo.co.jp/japan/category/women/game/2023071401/summary?gk=63

Footystats.org
サッカーデータと順位表 › 国際試合 › 国際親善試合女子 › 日本女子代表 vs パナマ女子代表
https://footystats.org/jp/international/japan-womens-national-team-vs-panama-womens-national-team-h2h-stats#6000361

JFA_HP 
MS&ADカップ2023 2023/7/14(金) 19:05キックオフ vs パナマ女子代表 宮城県/ユアテックスタジアム仙台
http://www.jfa.jp/nadeshikojapan/20230714/

WE Love 女子サッカーマガジン
最高の自分であれ! JFAのバックアップでなでしこジャパン(日本女子代表)はN Zへ直接飛ぶ 長谷川唯選手2得点 被シュート0で大きな収穫
https://www5.targma.jp/js/2023/07/15/post9841/