なでしこリーグ・リーグカップのSTATSを各年毎に集計した表を前記事 90-03 で掲載しました。
ここではデータを、STATS推移を各チーム毎にまとめ直しています。
なんとなくですが、戦略の推移が見えるチームもあります。
見方としては、得点・シュート・ゴールキック・コーナーキックのそれぞれを、自軍/敵軍で割った値(比)を見ていただきたい。(ゴールキックのみ敵軍/自軍)
各チームが同じ戦い方をすれば、同じような値が4つ並ぶはずです。
ただし、強いチームは得点効率も高いので、得失点は他の3つより、差が出やすい。
一方他の3つから、戦い方が現れているチームもあります。
以下に、各チームの表を掲載し、思うところを簡単に書いていきます。
なお、この記事は年1回更新していく予定です。
1.マイ仙台
ずっとバランス型です。
2022年はシュートを各選手よく決めた。
2.浦和
2018年・2019年コーナーキックを沢山取っていたが、さらに2022年は多い。サイド中心の攻めだったということ。
4.大宮V
創立初年度は極めて平たいバランス型だった。ただ、各数字とも良くなく苦労していた。
5.EL埼玉
WEリーグ初年度は苦労した数字になっている。
6.千葉L
WEリーグ初年度は、バランス型だが、各要素自体は1を切っていて、相手陣で戦えている訳では無い。極めて効率よく点を取り4位になっている。
7.東京NB
2021-2022シーズンは例年に比べるとバランス型。他を圧倒した2016年と同じくらい攻めているが、点数は取れていない。
8.F日体大
2019年はシュートが少なかった。ボールを支配されがちなチームは、「無理してでもシュート」になると思いますが、敢えて打たなかったのか?
9.ノジマ
バランス型だったが、2021-2022シーズンは、ゴールキック以外は過去最低になっている。
得失点率が低いので、遠目のシュートや裏へのロングパスが多かったと言うことなのだろう。
10.新潟L
大きく見れば、バランス型。
ただ、2021-2022シーズンはほとんどの要素で過去最低レベル。
11.AC長野
2019年大きくコーナーキック比が凹みました。「押し上げて、サイドから攻める」ことが少なく、直線的にしか攻められなかったのが現れたのだと。
2021-2022シーズンはバランス型だが、ややサイドからの攻撃が出来ていなかった。
12.伊賀FC
2019年・2020年は、あまりに特異です。大嶽監督の戦術が表れています。2020年は研究されて2019年の様には行かなかったですね。
13.C大阪堺
2020年は大躍進だったC大阪堺ですが、試合数を考えると攻撃力UPはもちろん、結構攻められながらも辛抱強く粘ったと言う内容なのでしょう。
14.I神戸
WEリーグ初年度王者にしては、攻め込めていない。ただ、得失点は異常なくらい高く、効率よく点を取れている。攻撃2020年は、試合数を考えると、攻守共にCK数が少ない。ボールが中央によっていたと言うこと?
15.S広島R
創立初年度はバランス型。各要素は1.0前後で攻めたり攻められたり。
各チーム表にまとめて見れば、思うところは出てくるのですが、
現状の公式記録から見ることが出来るのは、こんなモノです。限界です。
アメリカは、こう言ったデータを眺める文化があって、
NFL(アメフト)の放送を見ていると、色々なデータを様々な切り取り方で見せてくれます。
WEリーグもプロ化したのなら、
NWSL(米女子サッカー)が採っているくらいのデータを採集・整理して、
色々な角度で切り取って見せて欲しいと思います。
履歴
2019/11/21 作成 (アーカイブ)
2021/03/07 更新
2022/06/07 更新
*********
ブログ内関連記事
90-03 各チームのSTATS推移① 2016年~の集計と得失点推移 2019/11/20
*********