4月22日(土)に行われたWEリーグ第14節@新潟市陸上競技場。
DAZN(有料)
https://www.dazn.com/ja-JP/fixture/ContentId:4c16trs9u02xhuh0k2wi15w4/4c16trs9u02xhuh0k2wi15w4
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新潟Lは、1勝1分10敗で最下位。8得点20失点。
STATS的には、シュート数(97/被153)など、9位くらいの数字が並んでいる。
長期離脱者の他にも、中・短期の怪我などで、主力の稼働率が低く、
カップ戦を満足に戦えず、リーグ戦開幕後にもコロナ感染で出遅れ。
そのまま最下位に低迷している。
システムは冬期中断明けから4-4-2。
今シーズン新戦力の6柳澤選手・31白井選手・32白沢選手を入れて戦っている。
この試合も主力が欠けていて、4三浦選手が脳震盪でプロトコル中。17滝川選手もベンチに居ない。
明るい話題としては、脳震盪から11道上選手が戻ってきたことと、8石淵選手がベンチに戻ってきていること。
千葉Lは2勝4分6敗で9位。8得点16失点。
STATS的には、シュート数(108/被121)など、中位程度の数字が並んでいる。
こちらも開幕前から、主力に長期離脱者が続出、発表は無いが13曽根選手もずっと登録が無い。苦しい戦いが続き、年明けに監督交代。
4-4-2にシステム変更し、大宮Vに勝ったが、2戦スコアレスドローが続いている。
スタメンも安定しない。
この試合も、前節から左サイドの2人を変更。
33米澤選手が怪我明けでベンチに座っているのは、朗報。
いきなりPKで千葉Lが先制、その後もやや優勢に進め、前半のうちに追加点も取る。
後半になって、攻守が入れ替わり、新潟Lが優勢。セットプレーから2点を返して引き分け。
ボール支配率:新潟L 58%-42% 千葉L(Footystats.org)
シュート状況は下図の通り。
新潟Lは、開始早々に全くの偶然で与えたPKが重く、逆転には至らなかった。
試合を通して見れば優勢だったし、右サイドからもチャンスを作れるようになって、チーム状況は僅かだが上向いていると思う。
現状おそらく後半のように10上尾野辺選手がボランチなどに入って、タッチ数を増やした方が全体的には回るようだが、仕上げへの参加率が下がってしまう。
なので、この試合のようにセットプレー頼みになってしまうのだろう。
千葉Lは、2点を守り切れずに引き分け。
こちらの方が、チーム状況は悪くて、三上監督の苦悩があちこちのプレーから伝わってくる。
私には10鴨川選手のTOPでの使い方が疑問で、ボールを触るよりも、相手を追い回すことで消耗させているように見える。
ボランチも、8岸川選手との組み合わせなら、14大熊環選手よりも運動量豊富で機敏な選手の方が良いだろう。
この試合を見る限り、浮上する要素が見当たらなかった。
ではいつも通り、コーナーキックを見ていく。
(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃態勢。
新潟Lは、マンツーマンディフェンス中心で2人のゾーン固定配置。
浮いた位置に1人置く独特の布陣。
千葉Lは、マンツーマンディフェンス中心で3人のゾーン固定配置。

先発を背の順に並べると以下の様になる。
やや千葉Lが有利なマッチアップだが、互角の範囲内。
(2)統計
例によって、私が採っているSTATSを紹介します。
2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。
(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー
A.新潟Lのコーナーキック
a)体制
キッカーは、31白井選手(右利き)10上尾野辺選手(左利き)。
受け手の体制は、以下のようにして始まっている。
・ニアへ: 14北川選手・6柳澤選手
・正面からファーへ: 3羽座選手・20山谷選手
・GK脇: 11道上選手
・ショートコーナー: 7園田瑞選手
・コボレ狙い: 10上尾野辺選手
・セーフティー: 16園田悠選手・32白沢選手
b)結果概要
ポインタはDAZN の時間。
1本目 (14:20 ポインタ26:37) 左CK ショートコーナー 31白井選手→7園田瑞選手→31白井選手クロス→14大熊環選手クリア。スローイン。
2本目 (20:12 ポインタ32:29) 左CK 31白井選手→3羽座選手ヘディング→15鶴見選手ヘディングクリア⇒16園田悠選手回収→15鶴見選手。スローイン。
3本目 (21:53 ポインタ34:10) 右CK 10上尾野辺選手→8岸川選手ヘディング→25藤尾選手クリア
⇒32白沢選手回収→5田中選手カット→10上尾野辺選手→5田中選手ヘディング→32白沢選手→31白井選手ドリブル・7大澤選手カット。スローイン。

4本目 (59:27 ポインタ1:27:43) 右CK 10上尾野辺選手→(8岸川選手)。スローイン。
5本目 (77:32 ポインタ1:45:48) 左CK 31白井選手→14大熊環選手ヘディングクリア。再CK。
6本目 (78:6 ポインタ1:46:22) 右CK 10上尾野辺選手→11道上選手ヘディングシュート。ゴール!!
7本目 (82:59 ポインタ1:51:15) 左CK 31白井選手→7大澤選手クリア
⇒14北川選手回収→31白井選手クロス。浮いてGキック。

c)全般的な印象と特記すべきプレー
新潟Lがピックプレーを何度も試みていて、面白かった。
低迷しているチームは、セットプレーに時間など割いていられないため、企画の数が減っていくモノだが、この試合では急増している。
コンビレベルで、あちこちでやっていて、なかなか、楽しめるモノだった。
ア) チーム全体の企画はやっていない。
キッカーと受け手のコミュニケーションは出来ていない。
①1本目 (14:20 ポインタ26:37)
6柳澤選手が、2藤代選手をブロック。ニアへ向かう14北川選手をフリーにしようとしたが、7大澤選手が上手くマークチェンジして付いて行っている。
ピックプレーを企画したが、よく守られたプレ-。
ただ、31白井選手がショートコーナーにしたため、企画自体が空振り。
このことから、このピックプレーは、チーム全体でのプレーでは無く、6柳澤選手と14北川選手の二人のコンビプレーだったことが判る。
②7本目 (82:59 ポインタ1:51:15)
31白井選手がニアサイドに、ミドルシュート用のゴロボールを出しているが、10上尾野辺選手が驚いたような反応をし、7大澤選手に先着されている。
イ) 4本目 (59:27 ポインタ1:27:43)
2箇所でピックプレーをやっている。
プレー自体は、10上尾野辺選手のキックが大きく、ゴール前を越えてしまっている。

① ニアでは、先に走った14北川選手が立ち止まり、8石淵選手マークの7大澤選手をブロックしようとしている。
迂回して躱されているが、まずまずの効果で8石淵選手はフリーになっている。
② ファーポスト前では、11道上選手マークの14大熊環選手を3羽座選手がブロックしている。ブロックがガッツリ入って、11道上選手はフリーになっている。
浦和やなでしこJAPANなどで見られた2箇所でのピックプレー。
ただ、ディフェンス2人が、フリーになろうとしている選手に食い付く可能性もあるので、ブロックした選手は逆方向を目指すべき。このプレーの場合3羽座選手。
ピックプレーの行き着くところは、この形だと私は考えている。
ウ) 6本目 (78:6 ポインタ1:46:22)
11道上選手がヘディングシュートで同点弾を決めたプレー。

動画:キック秒前から始まります。
https://www.youtube.com/watch?v=UMND32-p2Vofeature=youtu.be&t=142
11道上選手の強さと、コースに決めたヘディング技術が光ったゴール。
でも、千葉Lの守りには、落ち度もある。
① 11道上選手はハンドオフで14大熊環選手のマークをセパレート。
キック直前に11道上選手がゴール前に詰めたことで、14大熊環選手はニア側を押さえている。このとき背負おうとしたことで、脚が揃いファー側へ向かう11道上選手のハンドオフをまともに受けてしまっている。
背負って良いのは、上を越されても大丈夫なときだけ。
半身で地上戦をやらないと、こうなる。
でも難しいんですよ。私も意識しだしてから出来るようになるまで、2・3年掛かったかな?
② 8岸川選手が目測を誤っている。
おそらく10上尾野辺選手のキックが良く曲がっているのだろう。自分の所には来ないと思った8岸川選手はゴールマウスに入っている。
でもボール落下点は8岸川選手の初期位置だった。
B.千葉Lのコーナーキック
a)体制
キッカーは10鴨川選手(右利き)。
受け手の体制は、以下のようにして始まっている。
・ニアへ: 15鶴見選手・8岸川選手・3市瀬選手
・正面からファーへ: 5田中選手・14大熊環選手
・GK脇: 25藤尾選手
・ショートコーナー: -
・コボレ狙い: 7大澤選手
・セーフティー: 6今井選手・2藤代選手
b)結果概要
ポインタはDAZN の時間。
1本目 (7:16 ポインタ19:33) 右CK 10鴨川選手→14北川選手ヘディングクリア→10上尾野辺選手。スローイン。
2本目 (27:39 ポインタ39:56) 左CK 密集陣形 10鴨川選手→11道上選手ヘディングクリア。再CK。。
3本目 (28:2 ポインタ40:19) 左CK 密集陣形 10鴨川選手。直接Gラインを割ってGキック。
4本目 (35:42 ポインタ47:59) 左CK 10鴨川選手→(3市瀬選手)31白井選手クリア
⇒7大澤選手ヘディング・回収→10鴨川選手クロス→GK平尾選手キャッチ。
5本目 (74:5 ポインタ1:42:21) 左CK 10鴨川選手→14北川選手ヘディングクリア
⇒22井上選手回収・ドリブル・32白沢選手カット→10上尾野辺選手→16園田悠選手クリア→33田中選手ヘディング。スローイン。

c)全般的な印象と特記すべきプレー
こちらも、2本目 (27:39 ポインタ39:56)、3本目 (28:2 ポインタ40:19)と、
G前密集陣形にピックプレーを絡めて攻めている。
下図は2本目で、ボールは、11道上選手がヘディングクリアしている。

千葉LのG前密集陣形で、キック前に8岸川選手がニアへ出る。
千葉Lのパターンとしては、最もポピュラーな形。
今回は3市瀬選手のブロックの助けを得て、14北川選手をセパレートしている。
以上です。
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ブログ内関連記事
2-3 局面的な技術:パターン① ラッシュ&ピックB 2015/11/29
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関連記事など、外部リンク
DAZN(有料)
新潟L vs 千葉L : 第14節 WEリーグ | 4/22 土曜日
https://www.dazn.com/ja-JP/fixture/ContentId:4c16trs9u02xhuh0k2wi15w4/4c16trs9u02xhuh0k2wi15w4
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【公式】ハイライト:アルビレックス新潟レディース vs ジェフユナイテッド市原・千葉レディース【Yogibo WEリーグ 第14節 2023.4.22】
https://www.youtube.com/watch?v=UMND32-p2Vo
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サッカーデータと順位表 › 日本 › WEリーグ › アルビレックス新潟レディース vs ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
https://footystats.org/jp/japan/albirex-niigata-ladies-vs-jef-united-ichihara-chiba-ladies-h2h-stats#4324357
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04.22 SAT 13:00 KICK OFF Yogibo WE リーグ 第14節 HOME 新潟市陸上競技場
https://albirex-niigata-ladies.com/game-info/2022-23-we-sec14/
千葉L_HP
2022-23 Yogibo WEリーグ 第14節 4.22 SAT 13:00 KICKOFF AWAY 新潟市陸上競技場
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