10月2日の第4節で、@広島広域公園第一球技場
DAZN(有料:週末には見逃し配信終了、見られなくなります。)
https://www.dazn.com/ja-JP/fixture/ContentId:3vykv54x8czmxckzqg91f77ro/3vykv54x8czmxckzqg91f77ro
DAZNのYouTubeで配信されている無料配信だけでは、ブログで取り上げる数が、チームごとに偏りそうだと懸念しています。
未だ、EL埼玉と新潟Lのブログ記事を書けていなくて、まず、来週byeとなる新潟Lの試合。
ブログ2本/週のペースなのですが、今週は早くUP出来たので、3本目として書きます。
ただ、DAZNの有料動画配信は、この2日程度で見ることが出来なくなります。
それを経過した後に、この記事をお読みいただいた場合は、動画での確認はできません。
ご了承ください。
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S広島Rは、
初戦@EL埼玉戦を完勝、マイ仙台戦をやや押されて落とし、@東京NB戦は完敗。
8増矢選手がマイ仙台戦から不在で、中央に相手守備選手を引きつけられない。
また、ビルドアップに苦戦することも多々有って、強みの両サイドのスピードが活かせないこの2試合だったと思う。
この試合は、ここまで交代出場していた3選手を先発で起用し、10近賀選手らはベンチスタート。
中央の15小川選手・23柳瀬選手・7川島選手に縦関係があって、
攻めるときは下図の様に4-1-4-1、守るときは23柳瀬選手が下がり、7川島選手が上がって4-4-2になっている。
新潟Lは、初ブログ。
①冬に中村選手・小島選手・瀧澤莉選手・松原志選手・キム・ジウン選手を放出。
②6茨木選手・11道上選手を移籍獲得、他高卒・下部組織からの昇格で補強している。
③13加藤選手が長期離脱中だが、そろそろボールを蹴っていても良い頃。
ここまで、初戦のAC長野戦は少ないチャンスを効率的に決められて惨敗、@大宮V戦は互角で引き分け、EL埼玉をやや優勢に進めて勝ち。
待望の前戦ターゲット:11道上選手が機能していて、拠点になれている。
だが、大看板の5川村選手が開幕から出場登録が無く、中央を制圧できていない。
また7園田瑞選手も第2節に負傷退場して以来登録が無い。
そのため、今のチーム力では上位3チームに食らいつくのは厳しい状態。
この試合は、前戦に8石淵選手、ボランチに6茨木選手、10上尾野辺選手を左SHに入れてスタート。
前半の30分頃までは新潟Lのペース。
以降は、ほぼ互角の戦いが繰り返されて、引き分け。
シュート状況は下図をご覧下さい。
S広島Rが立ち上がり苦労するのは、恒例行事になりつつある。
相手プレスをまともに受けて、ビルドアップが出来ないのだが、それでも短く繋いで行く指向で、ますますプレッシャーを受ける。
前半30分辺りから、右サイドから左へ振ったボールが前に出はじめて、14山口選手・5木崎選手が躍動、互角の展開になる。
後半途中から投入した11中嶋選手の突破でさらに左サイドは活性化する。
だが、中央部での突破は出ないし、右サイドは10上尾野辺選手と14北川選手の支配を崩せなかった。
総じて言えば、えらく左に偏った攻撃になった。
現状このチームに最も望まれるのは、8増矢選手の復帰、あるいは、7川島選手と23柳瀬選手との相互理解の深化だと思う。
新潟Lは、前プレスが効いていた序盤の間にゲームを決めたかった試合。
ちゃんと強みを発揮できている。
9道上選手は3試合連続ゴールですっかり中心的存在になっているし、10上尾野辺選手は当然のように上手いし、14北川選手は速い。
だが、選手層の薄さは隠せない。
前半30分過ぎから右サイドを攻められ、後半になって疲れが見えた選手を入れ替えたいのだが、単純な入れ代えのできる駒が無い。
1人の選手を代えるために、複数のポジションを弄ることになっている。
このままでは、新潟Lの持ち味の「試合終盤のしぶとさ」は発揮できないと懸念する。
前述した離脱中の2人の戦線参加が待たれる。
新潟Lは、2020年2部だったチームと新規参入の4チームで、ロケットスタートが出来るはずのここまでだが、勝ち点5。苦しいスタートとなった。
開幕前、リーグ中位と予想した両チームではあるが、
少し新潟Lの方が力的に上、という印象だった。
ただ、伊賀FCでの2年間の11道上選手は、
エースとしてシーズンを通して稼働できていない。
交代要員で信頼できる駒が足りない上に、11道上選手の稼働率が落ちたら・・と考えると、
不安定さを感じるのも新潟Lの方だと、私は思う。
では、いつものようにコーナーキックを見ていく。
(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃態勢。
双方いつも通りの布陣。
S広島Rは、マンツーマンディフェンス中心で3人のゾーン固定配置。
10近賀選手がベンチスタートなので、15小川選手がニアポスト前に入っている。
新潟Lは、マンツーマンディフェンス中心で、11道上選手のゾーン固定配置1人。
2人を前戦に残し、逆襲含みの配置。
ちなみに、先発選手を身長順に並べると以下のよう。
ほぼ互角のマッチアップ関係。
(2)統計
例によって、私が採っているSTATSを紹介します。
2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。
(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー
A.S広島Rのコーナーキック
a)体制
キッカーは15小川選手(右利き)。
・ニアへ:9上野選手・2松原優選手
・正面からファーへ:4中村選手・6左山選手
・GK脇: 23柳瀬選手
・ショートコーナー: 7川島選手
・コボレ狙い:
・セーフティー: 20島袋選手・14山口選手・5木崎選手
b)結果概要
1本目 (17:0 ポインタ30:27) 左CK 15小川選手→14北川選手クリア
⇒7川島選手シュート。引っかけてGキック。
2本目 (29:2 ポインタ42:30) 右CK 15小川選手→9道上選手ヘディングクリア
⇒20島袋選手回収・8石淵選手・20島袋選手→14山口選手ドリブル・クロス→14北川選手クリア
⇒7川島選手回収→2松原優選手→5木崎選手→7川島選手→23柳瀬選手・4三浦選手。スローイン。
3本目 (40:18 ポインタ53:46) 左CK 15小川選手→11道上選手ヘディングクリア→8石淵選手ドリブル・14山口選手。スローイン。
4本目 (54:30 ポインタ1:24:50) 左CK 15小川選手→17滝川選手ヘディング→6茨木選手ヘディング→7川島選手(以下逆襲)20山谷選手ドリブル→17滝川選手ドリブル。14山口選手ファール。
c)全般的な印象と特記すべきプレー
この試合でも、2松原優選手が、9上野選手をマークする4三浦選手をブロックしているのだが、このパターンは、もう、S広島Rの定番だ。
師匠:4中村選手が参加しなくても、効率的なピックプレー(:リンク参照)を発動できている。
そんなプレーが、1本目 (17:0 ポインタ30:27)。9上野選手が美しくフリーになっている。
ただ、相手も昨年まで4中村選手が所属していた新潟L。
4三浦選手・14北川選手も対応し、2松原優選手のブロックを2本目以降は躱している。
9上野選手と2松原優選手は、まだ二の矢・三の矢を持ち合わせていないようで、一度躱されてしまうと、対策が無い。
でも4中村選手はそれを持っているので、また教えてもらえば良いだけの話である。
近いうちに見せてもらえると期待している。
B.新潟Lのコーナーキック
a)体制
キッカーは、10上尾野辺選手(左利き)。
受け手は以下の体制だった。
・ニアへ: 14北川選手
・正面からファーへ: 4三浦選手・8石淵選手・11道上選手
・ニアポスト前:20山谷選手
・GK脇:17滝川選手
・ショートコーナー: 6茨木選手
・コボレ狙い: 16園田悠選手
・セーフティー: 15イ・ヒョギョン選手
b)結果概要
1本目 (11:34 ポインタ25:2) 左CK 10上尾野辺選手→11道上選手ヘディングシュート→GK木稲選手キャッチ。
2本目 (14:28 ポインタ27:55) 左CK 10上尾野辺選手→8石淵選手ヘディングシュート。外れてGキック。
3本目 (46:02 ポインタ1:16:22) 右CK 10上尾野辺選手→15小川選手ヘディング→7川島選手ドリブル・クリア。スローイン。
c)全般的な印象と特記すべきプレー
やっぱり、11道上選手は強いですね。
1本目 (11:34 ポインタ25:2)は、6左山選手に場所を取られて、完全に背負われてしまったのに、ヘディングシュートを打っている。
2本目 (14:28 ポインタ27:55)の8石淵選手も、やはり強さを感じさせるプレーだった。
これだけ強い選手が揃っていれば、正面~ファーサイドを狙って蹴るだけで、期待できますね。
そこに、5川村選手がここに加わると、脅威でしかない。
新外国人がWEリーグ開幕後加入して高さを得たチームも有るが、キッチリと守備が出来そうな選手は、まだ現れていないと思うので、このままの攻め方で良いと思う。
以上です。
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目次 1.概要(アメブロ版)
2-3 局面的な技術:パターン① ラッシュ&ピックB 2015/11/29
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【公式】ハイライト:サンフレッチェ広島レジーナ vs アルビレックス新潟レディース【Yogibo WEリーグ 第4節 2021.10.2】
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