2020/10/15に、WEリーグ参加11チームが発表され、私もその動画を見ました。

WEリーグ 参入クラブ発表記者会見

 

 

遅くなりましたが、私の思うところをつれづれに書いていきます。

 

女子サッカーのプロ化について 2020/02/06(2020/05/30更新)で、書いていますように、今のなでしこリーグに近い運営では、リーグ・各チームの経済状況は厳しいと思っています。

さらに、新型コロナです。よっぽど思い切ったことをやらないと、早々に破綻すると予想しています。

 

1.参加チーム数11について:6チームで良かったのでは?

 

①アメリカのNWSLの実績から言えば、6でも多いかも。

 

競技人口が多く、代表チームがW杯・五輪を勝ちまくっているアメリカでも、10チーム前後の維持が限界なのです。11チームは欲張り過ぎ。

 

②選手の移籍が多くは行われない⇒戦力均衡が出来ない。新チーム・昇格組は厳しい。

 

現状のなでしこリーグ1部は10チームだが、近い数字だと選手は動かない。

現1部で来年WEリーグに不参加の、伊賀FC・C大阪堺・愛媛Lから、多少の異動はあるだろうが、他7チームの選手は例年並+αしか動かないだろう。

この状況下で、ちふれ、AC長野、大宮、広島の4チームは選手を集めるのは、相当厳しい。

現状なでしこリーグ1部以上に戦力差が付くと予想します。

それで観客が楽しめるのか?

 

 

2.やはり、協会には十分な資金源が必要

 

結局のところ、新規リーグ立ち上げは、協会と既存のチーム(オーナー)との戦いだと思っています。

協会自らが、スポンサーなど資金集めに努力し、交渉の主導権を取ろうとしているようには聞こえなかった。

だから、無難にまとめたな、としか思えませんでした。

 

①思い切ったことが出来なかったのでは?

11チームも認めたのは、資金的な裏打ちが無いので大きな指導力が出せなかったからでは?

 

私に決定権があれば、全チーム全選手を対象にドラフトにするでしょうね。

 

あるいは、6チームに絞って、「日テレを外す」ことなんかも考えます。

理由は、地域性、集客できていないこと、ホームグラウンドを定めて来なかったこと。

もし実現できれば、なでしこJAPANメンバーがぞろぞろ流出するはずで、一気に戦力均衡が図れたはず。 

一時的に日テレは厳しいかも知れませんが、メニーナが機能していれば、すぐ復活するでしょう。(日テレファンの方々、申し訳ありません。)

 

②外国人選手の募集について

 

岡島喜久子氏は、戦力均衡策についての記者(後藤氏)の質問に、「各チームが良い外国人選手獲ったり、他チームから移籍で採ってきたら良い」と答えています。

他人任せで、ここが一番気に入らなかった。

 

特に、なでしこJAPAN強化のためにも、良い外国人選手たちと一緒にプレーすることに価値を置いているのであれば、協会でも用意すべき。(11チーム✕2人 くらい?)

集めた選手は(ドラフトなどで)配ったりすればよい。

 

そもそも、各チームに任せておけば、日本人選手や日本人選手と似ているアジア圏選手獲得のために資金を回すだけで、協会の求めている体格の良い外国人を獲りに行くかどうかは判らない。

 

 

③訴訟問題のためにも

 

2020年1月、日本ボクシングコミッション(JBC)が、亀田親子の処分問題で訴訟に敗れ、(たかだか?)45百万円の賠償命令を受け、破産も危ぶまれました。

要するに、協会側に資金力が無いと、大きな制裁は「命賭け」になるのです。

海外の良い選手を呼びたいのなら、この面でも協会の資金力は必要なのです。

 

 

3.その他

 

箇条書きで、挙げていきます。

 

・伊賀FCと大和Sは競技場施設で参入不可となったとHP上で報告しているが、自治体から許可と予算をもらうとなると、最低3年は掛かるのでは?

 

・C大阪堺と愛媛Lは、参入希望したのか?さえも発表していない。

 

・特にC大阪堺は、参入申請していたとしたら、不許可の理由は数字で表現出来ない部分だろう。何だそれは?

また、このシーズンオフに選手の流出を許すのか否か?は見所。

 

・AC長野参入は選考委員会を評価する。理由は地域分散と集客実績が有るから。

(本田監督・横山選手戻ってきて!)

 

・西日本は2チーム。地域性はどうやねん?

 

・審判レベルを上げることも大事なテーマだと思うが、会見では触れられなかった。

 

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ブログ内関連記事

 

目次 1.概要(アメブロ版)

 

90-01 なでしこリーグ・リーグカップ入場者数 2020/11/22更新

女子サッカーのプロ化について 2020/02/06(2020/05/30更新)

海外女子サッカーリーグの入場者数推移 2020/05/30

 

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関連記事など、外部リンク

 

 

マネー現代 2020/02/01 藤岡 雅 氏

亀田裁判でJBC完敗…!日本のボクシング界が直面する「最大危機」