第2節・日テレ戦に完封勝利した好調AC長野が5点も取られたという驚きから
この試合を観ることにしました。
 
この試合、AC長野にミスやアンラッキーが積み重なったわけでは無い。
ノジマが堂々とビルドアップ、攻め崩して大勝していたことに驚きました。
 
開始早々、南野選手のノーホイッスルゴールに始まって、前半ノジマはやりたい放題。AC長野はディフェンスが消極的で、ノジマMF陣を自由にさせてしまった。
また、南野選手のポストプレーも機能する。
AC長野の2列目は、空走を続けるばかりで、ほとんど守備の丁を成さない。
さらにノジマはボールを取られてもすぐ取り返す。前半ノジマの2-0だが、もっと取れているべき内容。
 
後半、ノジマの中距離パスに対し、AC長野が激しくチャージし、一旦は互角の展開になった。が、その中でもノジマは追加点を取る。
さらに残り15分あたりからAC長野の足が止まり、再びノジマが圧倒。南野選手にハットトリックのご褒美付きとなる完勝だった。

この試合くらい攻撃パターンが豊かで、切り替えも早ければ、ノジマはどこにも負けそうに無いくらい強かった。
 
結論:なでしこリーグのHPで結果を見てビックリ、Mycujooでゲームを見てさらにビックリという衝撃だった。

得点
 1分(00:20~) (自陣左サイド)大野(中央)石田(右サイド)平野(クロスゴール前)
  坂本(ヘディングクリア・コボレ)南野(シュート5m左45°)
   https://mycujoo.tv/video/nadeshiko-league?vid=135019
25分(24:02~) (20m中央)南野→田中陽(コボレ・15m中央)南野(シュート10m正面)
   https://mycujoo.tv/video/nadeshiko-league?vid=135020
49分(48:40~) (自陣左)田中陽~(35m左スルーパス)石田(シュート7m左45°)
    https://mycujoo.tv/video/nadeshiko-league?vid=135025
60分(58:56~) (自陣右)川島(15m右サイド)平野(クロス10m)田中陽(シュート10m正面)
  GK(ブロック)田中陽(シュート・5m正面)
   https://mycujoo.tv/video/nadeshiko-league?vid=135027
84分(83:29~) (25m中央)田中陽(15m右サイド)石田(クロス)南野(シュート10m正面)
 
 Mycujoo ポインタ操作 前半:+10:57 後半+27:05

その他主なチャンス
  SB:Shoot Block S:Save FS:Fine Save B:Bar P:Post
  F:Free(GKと1対1など決定的シュート)
 
・ノジマ
 16:40~S,FK18:45~,26:31~F,32:10~,FK35:21~,39:06~B,39:27~S
 51:38~,76:11~SB,CK76:43~,81:02~S,85:56~F,87:50~FS,CK88:31~,
  89:40~SB,93:08~S
・AC長野
 CK23:26~F,42:47~S
 48:16~S,52:41~FS,CK53:26~,64:47~F,65:13~FS,CK65:44~

では、いつもの通り、コーナーキックを分析していく。
 
 
(1)両チームのディフェンスシステム
 
両軍マンツーマン中心で2人のゾーン配置。
ショートコーナーに対する対応が、AC長野の方が厚くケアしている。
 
イメージ 1
 
ちなみに、先発選手を背の順にならべると。。。
 ノジマ  松原 高木 石田 国武 南野 小林 平野 川島 田中陽 大野
         168   164  162    161  157   157   156  155     155   154
 AC長野 齊藤 西川 木下 坂本 高橋 國澤 中野 藤村 五嶋 大宮
         167  166   165   165   165  162   159   159   156  153
 
マンツーマンのマーク関係で、ノジマは身長中位の南野選手あたりが
最も苦しくなりそう。
 
 
(2)統計
 
例によって、私が採っているSTATSを紹介します。
                  ノジマ    AC長野
 コーナー本数        2       3
 得点(1次攻撃)       0       0
 
センタリング→シュート  1/0     1/0
センタリング→パス      0        0
ルーズボール          0         0
クリアー              1/0     1/0
キーパーパンチ         0       0/1
キーパーキャッチ        0         0
オフェンスファール        0        0
ディフェンスファール       0        0
 * フリー/競り合い
 キックミス              0        0
ショートコーナー不発      0       0
 
フリーになった選手     1/0     1/8
    (ボール受け/ボール来ず)
ピックプレー:推定含む    0      1/0
    (成功/不成功)
 
 
(3)特記すべきプレー
 
流れの中では、圧倒していたノジマだが、コーナーキックのディフェンスでは、ボロボロだった。
 
一方ノジマの攻撃では、サインプレーを仕込んで来ている。
 
A.ノジマのコーナーキック
 
1本目は、77分(76:43 ポインタ1:43:48)と時間的に遅く、メンバーチェンジも有った後だが、仕込んできたプレーを見せてくれた。ただ、まだ完成度が低く、失敗に終わっている。
 
右コーナーから、PKアーク手前に8田中陽選手が低い球を出し、6平野選手がシュート?した。
ただ、試合の中では焦るのだろう。8田中選手の球出しはバウンドして、6平野選手は合わせられなかった。
また、画面の外になって詳細がわからないが、6平野選手も苦しそうに脚を振っているように見える。体の向きを調整出来る押さえたスピードでボールを受けないと、良いプレーにはならない。
このプレーは、まだ、練習不足のように思える。
 

 

イメージ 2
 
 
 
B.AC長野のコーナーキック
 
ノジマのマークがザルなのか、AC長野がうまいのか?ほとんどの選手がフリーになっている。
点が入らなかったのが不思議な状態だった。
 
1本目・2本目と、走り込んだAC長野の4選手ほぼ全員がフリー。
Mycujooのカメラマンが、PKエリア全体を撮影してくれていないのが非常に残念。
走り込む選手がどんな駆け引きをしていたのか、知りたい所だった。
 
ようやく3本目66分(65:44 ポインタ1:32:49)で、全景が映る、
そこでは、6國澤選手が、ラッシュ&ピックB(2-3:リンク参照)を使って3石田選手7坂本選手にブロックさせている。完全にフリーになって、ニアサイドを目指せている。破線楕円あたりから、後ろへ流せたら、良いシナリオだったのだが、ボールは逆リード方向に来てしまった。
また、7坂本選手がブロックした後ファーに向かったのは、ピックプレーの定石の通り。5國武選手がフリーの6國澤選手に食い付こうとしたので、ファーでフリーになれている。
AC長野のコーナーキックは根気よく、ファーを狙い続けるというイメージだったが、ピックプレーを使ってニアも狙うようになったようだ。今後注目して見たい。
 
イメージ 3
 
 
以上です。

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