I神戸は雷雨に救われた?
62分に中断するまでは、I神戸のやや優勢ではあったが、
両チームにさしたる大きなチャンスも無く膠着状態だった。

I神戸はスタートからは杉田選手を左サイドHに入れる工夫を見せた。
確かに左サイドでボールは動くようになったが、決定機を演出するには至らなかった。
再開後、杉田選手を中央に配置し、ゲームを支配しだしたが、
79分の道上選手のヘディングと、82分の大野選手が抜けだしてのゴールで
やっと勝ったと言うところ。
 
対するジェフLも、従来からの中盤のタレント不足に加え、
ターゲットの菅澤選手を移籍したので、
ますます、攻撃が組立たず形にならない。
新加入の成宮選手もそれなりに攻撃の核となっているが、そこまでボールが進まない。
中断まではよく頑張っていたが、再開後徐々に運動量が落ちて、
中盤を神戸に支配され危ないシーンが増える。
70分(YouTube2:20:50)の大チャンスを三宅選手に防がれた後は、
失点を重ねてしまった。力負けの様相。
 
話は飛んじゃいますが、この試合、個人的にはノエスタの屋根が閉まるのを見られて、ちょっと知識欲を満たされた試合でもあった。
15分以上掛かるんだ。。。
 
では、いつもの通り、コーナーキックを分析していく。
 
 
(1)両チームのディフェンスシステム
 
両チームマンツーマン中心で、2名のゾーン固定配置。
ゾーン固定の選手を下図に示す。
 
イメージ 1
 
 
 
(2)統計
 
例によって、私が採っているSTATSを紹介します。
 
                  I神戸     ジェフL
コーナー本数         7       1
得点(1次攻撃)        1       0
 
センタリング→シュート  2/1     1/0
センタリング→パス    0/2       0
ルーズボール        0          0
クリアー             2/0       0
キーパーパンチ       0         0
キーパーキャッチ      0         0
* フリー/競り合い
キックミス             0         0
ショートコーナー不発    0        0
フリーになった選手    2/2     1/1
   (ボール受け/ボール来ず)
ピックプレー:推定含む   0      1/0
   (成功/不成功)

(3)特記すべきプレー
 
I神戸は7本蹴って、得点1。79分に道上選手のヘッドが右角の良いところに決まった。
また、ショートを3本・ニアへの合わせが2本と、味方にボールが到達しているものの、各個人の力で話で、これというチームプレーは無かった。
 
対するジェフは従来からピックプレーを使うチームだったが、
メインターゲットの菅澤選手が抜けて、
どんなプレーを見せてくれるやらと思っていた。
1本だけだったが、ピックプレーを見せてくれている。
ちゃんと継承されている。
 
A.ジェフL37分のコーナーキック(YouTube 58:48)
 
3櫻本選手が走り出し、6西川選手がブロック。
綺麗なラッシュ&ピックB(2-3:リンク参照)が決まった。
使ったピックプレーがちょっと違うが、前ブログ(4-63:リンク参照)の新潟Lの3中村選手と6左山選手の動きと同じ。
ニアでピックし、ファーへ走った。
今回も5三宅選手はガッツリとブロックされているが、6西川選手マークの
8杉田選手がチェンジしなかったので、3櫻本選手は完全にフリーになった。
残念ながら、14磯金選手と被ってしまい、シュートは外れたが、
惜しいシーンだった。
 
ただ、ピックプレーとしては見事で有ったものの、作戦としては疑問が残る。
全く新潟Lと同じである。
①ニアからファーサイドへ走るピックプレーは、よっぽど大きく掛からない限り
  フリーでボールを受けられないので、あまり効率的で無い事が多い。
②せっかくフリーになったのに、ファーポストで被ってしまった。
  おそらく、3櫻本選手と6西川選手の間では同意が取れていたが、
  チーム全体の作戦にはなっていなかった。
イメージ 2
 
 
プレー後5三宅選手は何やら8杉田選手に言葉をかけていたが、やられてから話しても遅い。
前の試合でやられたのだから、練習やミーティングでしっかり対策を練っておいてもらいたい。
 
基本は以下の通り。
①チームとして、ピックされたとき、マークマンをチェンジするのか、
 スルーするのか原則を決める。
②ブロッカーの存在を知らせ合う。
③スルーが原則なら、ピックを躱せるようポジショニングする。
④ピックに掛かってヘルプが必要なら、早期に叫ぶ。
 
B.I神戸79分のコーナーキック(YouTube 2:29:40)
 
ファーサイド・ゴールエリア外からの見事なヘディングシュートだった。
今シーズン、三宅選手・高瀬選手もこの辺りから中距離のヘディングを決めているが、キッカーの中島選手は狙っているのだろうか?
プレー的には、単純に16道上選手が6西川選手との場所取り合戦に競り勝ち、
フリーになってのヘディング。
イメージ 3
 

ただ、私が(バスケットボールの)審判で、しっかり見ていたとするならば、
16道上選手のプッシングを取るので、ノーゴール。
だが、おそらくサッカーではファールにならないレベルのプッシング。
 
また、多くの接触が起こっている実際のプレーの中で、
16道上選手と6西川選手だけを注目しているわけにはいかないし、
発生場所がファーサイドでもあるので、主審も見えていなかったと思う。
こういうプレーを見ると、サッカーは審判を増やした方が良いと私は思う。
 
流れのプレーでは、今のままで十分だと思うが、
ゴール前のセットプレーをちゃんと吹けと言われても主審1人では無理。
だから、大きく派手なプッシングやホールディングしか取らず、微妙なファールを取ろうとしない。
大げさなリアクションも横行する。
そんなことだから、セットプレーは数回しか無いのに、
気性の激しい選手間で険悪な雰囲気になるのだと思う。
第4の審判を入れて、ゴールジャッジを付け、更に攻撃側のゴールジャッジを上げて
主審と合わせ4人体勢にするとか、改善の手はあると思う。

以上です。
 
動画リンク
INAC-TV