このブログから、具体的なパターンを提案していこうと思います。
ただ、あくまで机上の空論です。その上、サッカーの特別な経験のない私が考えたものです。
参考にしていただけるなら、光栄ですが、結果の保証はしません。
また、攻撃側・守備側の選手の力関係もあるので、不向きな場合も有るでしょうし、
アレンジも必要だと思います。
 
まず、ニアを狙ったプレーは、カナダW杯決勝の1・2点目をはじめ、
2章の各事例で、私が褒めているプレーのほとんどがニアなので、
それらが良い提案になると思います。
また、おおよそのパターンとしては既に出ていますし、
変化を付けたとしても多少のことだと思います。
で、ファーを狙うためのプレーを考えていきたく思います。
そもそもファーポスト張り付きで背の低い選手を配置するチームは有っても、
ファーにゾーン固定で背の高い守備選手を配置するチームは見てないので狙い所のはずです。
 
まず、問題は女子の場合、コーナーキックがファーポストに到達するまで2秒+αかかると言うことです。この2秒+αをどう費やすかがキーとなります。
 
走り込んでシュートするまでの適当な時間は1秒強くらいが適当でしょうから、
それまでの約1秒の時間をどう作るかポイント。
走り込むのが早すぎると、守備選手のマークを外したとしても、ボールを待つことになり、追いつかれるので、出来るだけ「溜めたい」からです。
 
従って、ピックプレーを使うのならば、コーナーキックが蹴り出された後約1.0秒でピックを掛ける必要が有ります。
そのため走り込む選手は、ボールを目で追いかけながらピックプレーを使うことになり、誰か別の攻撃側の助けを借りるのが適当だと思われます。
 
よって、ブロック&ラン(2-5:リンク参照)のピックを使うことになる。
また、走り込む距離も長くないと、合計2秒以上間を持たすのには困難でしょう。ピックを掛ける場所はPKサークル付近になり、図のような基本配置になります。
 
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そして理想を言えば各選手の特性は次のようになります。
 攻撃側2 ヘディングの強い選手。足で合わすことを考えれば、
      図の場合は右利き。
 攻撃側3 あまり背の高くない選手
      (と言うよりマークマンのディフェンスEの身長を押さえたい)
 守備側D 密着マークしてくる選手
 守備側E 密着マークしてくる選手で、ヘルプにはあまり行かない選手。
      ピックが掛かったとき、マークマンチェンジをしないし、
      仮にチェンジしても攻撃側2と高さのミスマッチで、
      攻撃側2には勝てない選手。
 
この状態まで約1秒を稼ぐ必要があるのですが、序動を付けるとしたら、コーナーキックの蹴り出しと同時に、攻撃側2はさらにファーから3・4歩走って止まるのが良いと思います。
攻撃側3は守備Dが通り越すのを待っていればいい。
もし序動を付け加えるとすれば、守備側Dの後を追いかけるパターンになると思う。
 
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後は守備側Aを処理すれば基本パターンはできあがり。
出来れば、ラッシュ&ピックA(2-2:リンク参照)パターンで守備側Fをぶつけられれば最高です。ぶつけられなくても、守備側Aに「前に入られる!」と思わせるような動きであれば、まっすぐ落下点に入るのは難しくなると思います。
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他のプレーヤーは邪魔しないようにすることが大切で、例えば下のようになる。
 
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さあ、これで本当にできあがり・・・かどうかは、知りませんが、
一応第1の提案例としたく思います。