招き花2

招き花1は過去に掲載済みの為、最初に前回のあらすじ漫画のみ。
ガラガラの喫茶店が閉店すると聞いて、まだまだコーヒーが飲みたくて、お店を流行らすために「招き花」を置いたら流行りすぎて、大行列のため私はお店に入れなくなってしまいました。





   流行らない店が流行りすぎてもコーヒーが飲めなくなりました。 

なんとかコーヒーが飲めるようにならないかと、「招き花」の効果を和らげる方法がないかと、招き花を作った園芸の親父さんに相談してみたのです。  
「招き花の効果が凄すぎて、大行列になって、私も入れなくなって、なんとかなりませんか」
「そうか、そんなに効果がでたか、わしの言った通りだろ」
「効果出過ぎですよ」

  
「実は、招き花にお引き取りネットを掛けたら、お客がすぐにいなくなるよ。困った客を追い返すようにもなっているから、お店の主人このネットを掛けるように言ってみたら良いよ」
「そんなネットがあるのだ」

「ああ、なんとなくその場にいられなくなるような用事とか、事柄が起こるようになっておる」
「そこにいられなくなるような用事ができて、いなくなるのなら、自然でいいですね。こんな便利な物も作っていたなんて、それなら私もコーヒーが飲めそうです」
早速私は喫茶店のマスターに電話を入れたのですが、忙しすぎて、電話はいつも留守電です。それで、留守電に今晩逢いに行くとだけ、要件を入れたのです。



お店が終わった頃に、喫茶店にマスターと奧さんに逢いに行ってきました。
「ありがとうございます。でも忙しすぎて体が参ってしまいました。なんとかなりませんか」と逆にお願いされてしまったのです。
そこで事情を話して招き花にお引き取りネットを被せて貰うことにしました。
「このネットを被せると、花の効果がなくなるみたいです。これで暫くはお客が来なくなって、お休みとれますよ」

「よかった。本当に休み無しで店を開いていたので、これで少し休めます」と言うのでした。
やっとこれで美味しいコーヒーが飲めるとウキウキして、その夜は寝たのです。
翌日、喫茶店へ行くとあの大行列が嘘のようにありません。
これでゆっくりコーヒーが飲めると喫茶店に入ろうとしたら、ドアが開きません。
あれ、どうしたのだろうとドアを見ると張り紙がありました。
張り紙には「家族旅行に出るので、暫くお休みさせて頂きます。 店主」と書かれていました。

またまたコーヒーは暫く飲めそうにありません。