セグウェイ好きな「弟」 | セセデブログ

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アンニョンハシムニカ<m(__)m>

 

 

 

 

エベレストの登山料が300万円掛かるって知っていましたか?

 

 

 

 

(@_@;)

 

 

 

 

 

です。

 

 

 

 

 

 

今回も前回、前々回に引き続き、「民の祖国訪問日記~season5~祖国の人々との思い出」をお届けします。

 

 

 

 

 

 

第3弾であり、最後の一人は、この人!

 

 

 

 

 

ウンチョリ!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

dakara……誰だよ!

 

 

 

 

 

(>_<)

 

 

 

 

 

 

 

ウンチョリは、バスの運転手

 

 

 

祖国では、在日同胞が訪問した際、生活に不自由がないよういろいろとサポートしてくれます。

 

 

 

~season3~、~season4~で紹介したように、掃除、洗濯、食事はもちろんのこと、観光地を訪れる際には、専用のバスまで用意してくれるのです。

 

 

 

 

ウンチョリは、自分が9月に祖国を訪問した際、そのバスの運転手を務めてくれた人でした。

 

 

 

 

正直、24時間付き添ってくれる指導員(案内人)たちと比べると接する機会もそう多くはありませんでしたが、歳が近かったこともありすぐに仲良くなりました。

 

 

 

 

聞くと、彼は30歳

 

自分の一つ年下でした。

 

ですが、既に家庭を持っているとのこと。

 

昨年には、無事子どもにも恵まれ、とても幸せだと言います。

 

しかし、スケジュールがぎっしり詰まった私たち在日同胞のバスの運転手を務めている期間は家にも帰れないそうです。

 

 

 

 

 

 

そんな彼とのいつぞやの会話。

 

 

 

民「生まれたばっかりの子どもに会いたいでしょ? かわいくてしょうがないだろうに……」

 

ウン「もちろん会いたいですが、日本で苦労する同胞たちが祖国で不自由なく暮らせるようサポートする重要な役目があるから、そんなこと言ってられませんよ! (笑)。あと、ヒョンニムたちと話すの楽しいし!」

 

 

 

 

 

 

 

ウンチョリ~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

何てかわいいやつなんだ!!!!!!!

 

 

涙。

 

 

 

 

いつも嫌な顔一つせず自分たちをサポートしてくれるウンチョリ。

 

 

 

 

祖国で暮らすハルモニに会いたいと言えば、夜遅くにも関わらず、自分一人のためにバスを動かしてくれたウンチョリ。

 

 

 

 

そんな彼に申し訳なくて、いつぞやの日曜日にタバコを差し入れようとしたときのこと。

 

 

 

民「ウンチョリはいつもどんなタバコ吸ってるの? この前お世話になったから、プレゼントするよ!」

 

ウン「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや!本当に大丈夫です! お気を使わないでください」

 

民「そんな遠慮しないでよ! ほんの感謝の気持ちなんだから。そんなに『嫌がる』なら、自分で選んで買ってくるね!」

 

ウン「では、素朴なので結構です」

 

 

 

 

 

 

 

素朴?

 

 

 

 

素朴なタバコ?

 

 

 

 

 

って何?(笑)。

 

 

 

 

 

 

よくわからなかったので、比較的お手頃なタバコをプレゼントすると、彼は飛び跳ねて喜んでいました。

 

 

 

 

その「素朴な姿」に胸を打たれました。

 

 

 

 

 

また、こんなことも。

 

 

 

科学技術殿堂を訪ねたときです。

 

 

 

日本の報道では祖国の良い部分は一切報道されませんが、科学技術の発展には目を見張るものがあります。

 

 

 

科学技術殿堂には、祖国の科学技術の発展を学べる様々な展示物などがあります。

 

 

 

一通り見て回り外に出ると、そこにはセグウェイに乗って敷地内を走り回る人民たちの姿が。

 

 

自分も乗ってみたくなって近づくと、それはウンチョリでした。

 

 

 

民「ウンチョリ、何してんねん!(笑)」

 

ウン「これ、めっちゃ楽しいんです!」

 

民「俺にも乗らしてや!」

 

ウン「どうぞ」

 

 

 

 

しかし、いざ乗ってみると難しいもので、なかなか上手く乗れません。

 

 

 

 

ウンチョリにコツを教えて貰おうと彼の方を向くとそこには信じられない光景が!

 

 

 

 

 

なんと、ウンチョリが違うセグウェイに乗っているではありませんか!

 

 

 

 

 

 

そんな乗りたいんか~い!

 

 

 

 

 

その後、記念写真を取りみんながバスに向かうと、ウンチョリの姿がありません

 

 

 

 

みんなが心配していると、ダッシュでバスに近づいてくるウンチョリ

 

 

 

 

 

どうやら、あまりに熱中し過ぎて、みんなが行ったことに気付かなかったようです。

 

 

 

 

 

このように、とても素朴で、まるで少年のように無邪気なウンチョリの姿を通して、自分はより祖国を身近に感じることができました。

 

 

 

 

祖国を経つ日、空港でウンチョリと別れるときは涙なしにはいられませんでした

 

 

 

 

 

 

そんな自分を横目に無邪気な笑顔を見せるウンチョリの姿が、今でも脳裏に鮮明に焼き付いています。

 

 

 

 

 

我が愛する弟、ウンチョリ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

お前は泣かんのか~い!(笑)。

 

 

 

 

以上、30歳を越えて涙腺が赤子並みに弱くなってしまったおいちゃんの物語でした。