ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)/堤 未果

¥756
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今までの報道で漠然と感じていた「なぜ」を、この本が丁寧に解説してくれた思いです。

事実を羅列されても、アメリカに現在起こっている事は、日本で暮らしている私たちには到底理解できないものだと思います。

だからこそ本書のように、問題をさかのぼって、そもそもの始まりから変遷に関する丁寧な説明は、深い理解へと導いてくれました。

それにしても、読了後もなんだか信じられない事ばかり。これが事実だとは思えないし、思いたくない。

ただ、このことが「問題の先送り」となって、現在のアメリカがあるのだと思うと、

これらのケースを認識し、自らの生活と国を見つめ直す事が必要なのだと思う。




帯に「日本の近未来を暗示する衝撃の第2弾!」と書かれてました。

アメリカ追従主義の日本にも、近い未来に同じことが起こるのかも、という思いは、やはり拭えません。
売国者たちの末路/副島 隆彦

¥1,680
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私の好きな作家の佐藤優氏が賞賛する副島氏の著書を読もうと思ったのがきっかけでした。

私は経済や政治に精通している訳ではないので、

本書に書いてある事が本当かどうかを判断する事は到底できません。



それにしても、読了後になにか、なぜだかわからないけど、しっくりこないものが残りました。

別の著書や一般の風評で、植草氏の破廉恥事件も、不正なでっち上げではないか、という話は耳にしてました。

しかし、本書を読むとなんだか、やっぱりやったんじゃないか?とかえって思ってしまいました。

別にそういう風に書いてある訳じゃありません、ただ何となくなのです。

感想としてははなはだ未熟な内容だとわかりながらも、このようにしか書けません。

もしかした数年後に、この”腑に落ちない感”の答えがわかるかも、と期待するのみです。

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)/サイモン シン

¥820
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期待感を募らせる序章に始まり、第一章ではすでに心臓が高鳴るドラマがすでに始まっていました。

それと同時に、これほどまでに昂った本書への期待が、数学の知識もない私が読み進めて、

同様の高揚感をもち続けられるだろうかと、心配させられるほどでした。



数学の知識が乏しい+数学を理解しようという気持ちが乏しい、という私にとっては、

序章で語られてたほど一般人にわかりやすいというものではなかったなぁというのが正直な感想です。

でも、”素数”という割と簡単な単語を例に挙げても、何度も素数の定義を繰り返し説明していた点などは、

作者の配慮の証だと思いますし、時間がかかったものの、そのおかげで最後まで読む事ができたと思い、

これはひとえに、作者及び訳者の力量だと感心させられた次第です。



数学という観点から歴史を見た事がなかったので、

数学の醍醐味を歴史という尺度で見れた点はとくに面白かったです。

また、歴史上に名を残したピュタゴラスのような偉人を始め、

一般にはなかなか知られていないような、専門分野でのみ著名な人物などについても丁寧に描かれており、

数学だけではない幅の広い内容に仕上がっていたのが、本書の最も魅力的な点でした。