日本共産党 (新潮新書)/筆坂 秀世

¥714
Amazon.co.jp
いわゆる「日本共産党」という組織の説明書のようなものだと思った。
一般的に説明書というと、商品に付帯されていて、その商品をどう使うかとする人には大変有益だが、
商品の説明のみの記載なので、読み物としてはあまり面白くない。
そういう意味で、共産党という組織について軽く触れてみたい程度の動機で本書を手にとっても、
あまり知的好奇心をそそられたり、刺激を受けるものではないというのが正直な感想だ。
更に、筆坂氏が離党したのをきっかけに書かれた本なので、
離党のきっかけとなったスキャンダルに対する言い訳と組織に対する批判は、説得力に欠けた。
その中でも、いくつか共感する内容もあった。例えば、共産党がいかに潔癖に徹しているかについての内容では、
その潔癖さが、組織をよくもし悪くもした点は同感。また、党名を変更たうえで社民党と一緒になって、
社会主義的政策を要求する政党になれば良いという、自民党の後藤田氏の発言の引用にしても、
共産党の良さを活かした次世代に向けた提案だと思う。
痛々しかったのは、ムネオ事件やKSD汚職事件の追及に「調査の共産党」を支える秘書軍団が
いかに活躍したかが述べられているが、ご存知の通り、現在は2つの事件ともに国策捜査疑惑にさらされている。
つまり、時の権力者に利用されていたということではないだろうか。

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いわゆる「日本共産党」という組織の説明書のようなものだと思った。
一般的に説明書というと、商品に付帯されていて、その商品をどう使うかとする人には大変有益だが、
商品の説明のみの記載なので、読み物としてはあまり面白くない。
そういう意味で、共産党という組織について軽く触れてみたい程度の動機で本書を手にとっても、
あまり知的好奇心をそそられたり、刺激を受けるものではないというのが正直な感想だ。
更に、筆坂氏が離党したのをきっかけに書かれた本なので、
離党のきっかけとなったスキャンダルに対する言い訳と組織に対する批判は、説得力に欠けた。
その中でも、いくつか共感する内容もあった。例えば、共産党がいかに潔癖に徹しているかについての内容では、
その潔癖さが、組織をよくもし悪くもした点は同感。また、党名を変更たうえで社民党と一緒になって、
社会主義的政策を要求する政党になれば良いという、自民党の後藤田氏の発言の引用にしても、
共産党の良さを活かした次世代に向けた提案だと思う。
痛々しかったのは、ムネオ事件やKSD汚職事件の追及に「調査の共産党」を支える秘書軍団が
いかに活躍したかが述べられているが、ご存知の通り、現在は2つの事件ともに国策捜査疑惑にさらされている。
つまり、時の権力者に利用されていたということではないだろうか。

