月曜日22時~テレ東で放送されている「カンブリア宮殿」
という番組を最近楽しみに見ている。
経済人をゲストに招いて、会場でのトークとビデオ映像で仕事の中身に迫る。
前回は、ヘッドハンティングの縄文アソシエイツ社長の古田英明さんだった。
流暢に理路整然とお話する切れ者というよりは、朴訥とした話しぶりで
人の良さや感情がにじみ出ていてとても好感が持てる方でした。
いくつか響いた言葉がありました。
「リーダーはとても大変です。リーダーになる人には、『大変だからもう辞めたい』と
言っているような人にやっていて欲しい。」
古田さんの考えるリーダーは、ピラミッド構造の頂点ではなく、逆ピラミッドの底辺に位置する人である。
著書でも、優秀なリーダーを、「傍楽人(はたらくひと)」と定義していた。
つまり、周囲(傍)の人を楽しくさせるために、自分は辞めたいほど苦しみ考えいてる人ということ。
そういえば、昔、弊社のシステム本部長をしていた女性が退職される時に、
最後の本部長会議の席でこんなことを言っていました。
「この会社は、上の人がとっても苦しんでいるからいい会社ですね」
自身としても、いわゆる「出世」をするほど「楽」になっていくというのは、
感覚的に違うな。と。日本人の古い感覚というか。。
日本の古い感覚といえば、古田さんはこんなこともおっしゃってました。
日本が欧米から資本主義を持ってくる時に、プロテスタンティズムの精神を一緒に持ってこなかったので、
拝金主義のみが蔓延ってしまっている。と。
(プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神についての詳細はこちらで。
)
欧米の禁欲的プロテスタンティズムの代わりとして、日本においては、「武士道」のような倫理観が
伴っていないと「優秀なリーダー」だったり、「優良な企業」にはなれないのだろう。
最後に、転職を促すはずのヘッドハンターが「若者よ。転職するな」というメッセージをお話していました。
やりたい仕事をすることも大事だが、目の前の一見面白くない仕事に対して、
喜びを見出す力を養うことが大事。
ある程度の「壁」を超えないことには「喜び」「やりがい」は見えてこないのである。
仕事の基本を覚えるまでは、安易に転職を考えず、踏みとどまるべきである。と。
昨今の流れとは逆行しているようですが、長い目で見ればそれが優秀な人材の増加につながると。
安易な転職によって、企業の中に優秀なリーダーが醸成されづらくなってきている現状が
あるのだと思います。
「人を育てる」ということについて改めて深く考えていきたいと思います。
来週は、元体育教師の原田隆史さんです。
この人の著書も何冊か読みましたが楽しみです。
