No.141 超自我のメッセージ | サーバントコーチ 世古詞一オフィシャルブログ -個人と組織の変革のヒント

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株式会社サーバントコーチ代表取締役 世古詞一のブログです。

 


エニアグラムワークショップ2日目。


 


いくつかあった中で、「超自我」とエニアグラムの成長の関係について。


 


超自我とは、簡単に言うと、自分にささやきかける理性の声のこと。




「~しちゃだめ」とか「~でなくちゃだめ」という理想を追求する役割を持っている。


 


自我を律します。これは、幼少期のしつけや価値観などで形成されてくる。


 

見えない両親がささやきかけるような感じ。


 


 


例えば、家が散らかったまま遊びに行こう、とした時に、超自我の声が聞こえてくる。


 


「●●ちゃん、片付けてから遊びにいかなきゃだめよー。(正しくあれ。タイプ1の超自我)」


 


これに従った行動することで、自分にプラスももらえるが、


 


超自我そのものを生きようとすると、それに縛られて、 





返って自分が自由でなくなり、成長を妨げることにつながる。


 


エニアグラム的には、以下のようにタイプごとにこの超自我のメッセージがあり、


 


成長の最終形としては、この超自我を手放すことが必要と言われている。


  


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■タイプごとの超自我のメッセージ


 

タイプ1:自分が良い状態で、正しいことをしていれば大丈夫


 


タイプ2:自分が愛し、人との距離が近ければ大丈夫


 


タイプ3:自分が成功していて、人からよく思われれば大丈夫


 


タイプ4:自分が何かを感じ、自分に対して真実であれば大丈夫


 


タイプ5:自分が知っていて、何かに熟達していれば大丈夫


 


タイプ6:自分が席にをもち、期待されていることをすれば大丈夫


 


タイプ7:自分が幸福で、必要なものを得ていれば大丈夫




タイプ8:自分が強くあり、状況をコントロールすれば大丈夫


 


タイプ9:自分が平和で、周りの人たちが大丈夫であれば大丈夫

 


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まずは、


 


①自分の心の声に耳を傾けて、

②自分の理性の声のメッセージを感じて

③従ってみる。


 


それすら聞けなくなってる人が多いのはないでしょうか。


 


最終的には、思考と心と体を全て覚醒させて、今ここにいる力を高めることで

この超自我は消えていくという。


 


実は、これがまさに、エニアグラムの目指す成長プロセスそのものなのです。




 (自分のタイプの強みを武器として活用するが、それに頼りすぎると(固執しすぎると)、


  それに縛られ、不自由になり成長が阻まれる。最終的には自分の強みを手放していくということ)




エニアグラムについては、もっとわかりやすく追々触れていきます。