大連の彼女 ⑤
前の話 大連の彼女 ①
前の話 大連の彼女 ②
前の話 大連の彼女 ③
前の話 大連の彼女 ④
今から17年ほど前、(2005-2006年ごろ)
旅行代理店への担当営業をしていました。
旅行代理店の懇親会で知り合ったVIPの方と
ご縁があり、毎月中国・大連に同行する事
になりました。
その方は、62歳で旅行代理店の大株主です。
文中では大株主さんと呼称します。
大連は4回目の帯同です。大株主さんは
愛人のSさんと遭わずに大連市街を遊ぶ
という事でワタシも同行しております。
昼から行ったサウナは「なんだかなー」
でしたので、夕方まで待ちFさんと合流し
いつもの店で火鍋を3人でつつき、お腹が
満ちたところでナイトクラブに行きます。
Fさんがおすすめするのは日式クラブ一択
だそうです。全員日本語が通じます。
ママは日本語ペラペラです。日本人客用の
クラブなので、値段は韓式、中式に比べ
3割ほど高いです。
サウナは絶対行かないと言ったFさんですが
なぜかクラブは付いて行くといいます。(笑)
果たして大株主さんの、夜の蝶は見つかる
のでしょうか。
入った店は中規模の店でカウンター10席
ボックス席6セット、VIP席ぐらいで、
半分ほどの日本人客で賑わっていました。
女性は10名ほど、もう少し時間が経つと
10名ほど追加で増えるそうです。
まぁ大連のナイトクラビングは、
この感じの繰り返しだよ。
終わらない。延々と続くのだよ。
Fさんがしたり顔で言います。
クラブの女性のお持ち帰りルールです。
当時だと1ナイト1,500元(18,000円)
これに早上がり罰金代300元(3,600円)
を1時間単位で加算されます。
その店が12時カンバンで11時にお持ち帰
りする場合は、18,000円＋3,600円で
飲み代とは別に21,600円必要になります。
たぶん、今はもっとお高いです。当時の
3割増しぐらいかと思います。
円安の時代です。円ばどんどん弱くなって
います。給与水準は15年前と、さほど変わ
らない事を考えたら、昔の方が良い遊びが
出来たかもしれません。
中国は昔からアフターピルが発達しており
普通に薬屋で買えました。
当時はクラブで「中田氏」を売りにした
女性も多くいて「無防備な時代」だった
と思います。飛びついたおじさん多数。
こわいっす。。。
季節感なく淡々と、長きにわたり書き
綴りましたが、中国大連放蕩の旅は、
2005年の4月から2006年の1月まで
月1で通い続け、一段落させました。
2006年の1月に現地で大株主さんが
雪道で転び、手を骨折。大騒ぎに
なりました。
それ以来、寒い時期でもあり大連は
行かなくなりました。
Fさんは遂に就職が決まり、2005年の
9月に上海へ向けて旅立ちました。
元々は牛丼店のバイトをしていた彼女。
頭が良く、日本語・英語が出来て、思慮
深く、時には豪快、時にはエッチでした。
付き合った時間は短いですが、離れてい
てもメールで毎日の様にやり取りしていた
ので親密度は濃かったのです。
今でも鮮明に覚えているのは、その年の7月
に日本企業の子会社に就職が決まった際、
ワタシに相談してくれた事です。
「大連を離れて上海へ移ってよいか?」
とワタシに聞いてくれたのです。
ワタシの涙腺は破壊されました。
Fさんは、とっくに泣いていました。
ワタシの場合…他の方もそうでしょうが
自分の身体が言うことを聞かなくなった。
重い病に罹り、先が見えてしまった。等々
人生が終盤に近づいたのを実感をした際、
色々な事を思い出し、回想をしたいのです。
この世に生まれて57年… 一番楽しかった
ゴールデンイヤーズが…
「三十代後半から四十代前半」
では、と思っています。ほんの数年間です。
四十代後半になると、上級管理職となり、
会社からの圧がとんでもない事になります。
会社以外でも、良い思い出がありません…
このブログを地味に続けて、ワタシの備忘録
として、後で読み返す事が出来たら良いな。
と思っております。
ただ、元が元です。アラカンのミクスチャー
ジャンルですので、変にこだわらず
畏まることなく、自由に綴っていければと
思います。
ありがとうございましたー
その後の懇親会旅行でのアテンド業務
いろいろあり大変でした(+_+)
中国大連 懇親旅行 ①
https://ameblo.jp/serox9/entry-12772463671.html
中国大連 懇親旅行 ②
https://ameblo.jp/serox9/entry-12772549355.html
中国大連 懇親旅行 ③
https://ameblo.jp/serox9/entry-12772703072.html
中国大連 懇親旅行 ④
https://ameblo.jp/serox9/entry-12772724148.html