逝きし日の面影 XJR1300で散歩238 | 空玲瓏道

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20余年ぶりにバイクに復帰しました。
と書いてから10年。バイクライフを楽しむ信州人のブログです。

2024.6.15


朝、ベランダに椅子を出して

モーニング・コーヒーをのんびりと飲む。

ウグイスやら名前を知らない鳥やらの

囀りを聞きながら

軽井沢プリンスと大して変わらないな〜

なんて言ってみる。


ミニヒマワリとベニバナの苗が

大きくなったので

そろそろ植えなければと庭をいじると

草取りもしたくなって

朝日を浴びた。


だから今日ものんびり出発10:30

県道まで出て、

行き先はやっぱり開田高原だなと

スロットルを捻った。


R19に入ると前に2台の

ダットサン・フェアレディ2000


(写真はお借りしました)

1台は1968年製だとナンバーから察した。

結構生ガス臭い。


開田高原に向かって曲がったので

後続したが、

その前の軽が制限時速−10km/h

先を走るフェアレディはいつ抜くのかな

と待つがなかなか抜かない。

じゃあ と右に出て

後の2000を抜いたら

先の2000が急に追い越しに出る。

後ろを見ない人はそう来る。

まぁ、想定の範囲。


早く抜いてね!って

後ろで待ってやったが

これがなかなか・・・

でも途中で気が付いて

右手を上げて道を譲ってくれた。


ありがとう!

とぶち抜きながら

左手で🫲サインを送る。

あとはネズミと白馬の騎士に注意だ。


トンネルを抜けるとそこは開田高原だった。


郵便局の辺りの風景は立体的で美しい。


九蔵峠は

まだ高山側からしかアプローチ不可

よってインスタント展望台で済ます。


いい時間になっていたから

今日は岩魚の元気を貰うことにしていた。


いつもは混んでいるのらくろさんが

今日は空き空き!

ピアノ曲が静かに流れ

窓は開いているのに外の音がしない。

雰囲気は高原のカフェだ。


ざるそばセットは

蕎麦と岩魚丼を楽しめる


これがそれだ!

蕎麦は黒い蕎麦殻も見えて野趣豊か。

結構好きだ。

岩魚は甘じょっぱく、カラッと揚げてある。

もしかするとオーブンで炙ってあるかも。

丼の陰に入ったが

豆腐にはピリッと甘辛い蕗味噌が

添えられる。

なんとも贅沢だ。



ゆっくりしていたかったが

人が入り始めたので席を譲った。

田ノ原登山口を目指す。


スキー場の手前でミニパトが止まり

警察官が転んだらしいライダーさんに

事情を聞いていた。

50代後半から60代の男性ライダー

精神的なショックの様子だった。

大きな怪我は無いみたいなので

先に進む。

中央アルプスは雲の中だ。

積雲の上に絹雲も出ている。


田ノ原登山口に車は少ない。

ここからの御嶽は迫力がある。

穂高もチラッと見えた。



帰り道は眠くて眠くて・・・

牧尾ダムの入り口で

私の父と母が立って

こちらを向いているのを

遠くから見かけた。

父は相変わらず杖を突き

母も相変わらず腰を庇いながら

寄り添って立っていた。

喧嘩ばかりしていたが

あの世で二人仲良くやっているなら

それでいい。

少し微笑ましく、またホッとした。


眠気覚ましに

道の駅木曽福島に寄った。

ドリップコーヒーのマシンが入った!150円‼︎

というのでカフェモカのボタンを押した

が、甘いココアが出てきた。

失格である。

おばちゃんたち、マシンの設定、

頑張ってくれ!


テラスでもう一休みだ。


権兵衛トンネルと権兵衛峠は

来た時と同じように少し肌寒い。

横浜ナンバーのバイクが3台

停まって1枚羽織っていた。

私はメッシュジャケット。


寒ければ着ればいい。

暑ければ脱げばいい。

冷暖自知だ。


注文していた本が届いた。

受け取って帰ろう。