昨年は「名前が片思い」がスマッシュヒットし、各地の音楽フェスでもメインステージに出演したり、ワンマンでも3年越しに無観客生配信ライブを実施したステラシアターでワンマンを開催したりと充実した1年となったindigo la End
2022年の武道館ワンマンで制作が発表されていた「哀愁演劇」も遂に完成し、昨年12月、絵音の誕生日である12月3日から既にツアーが始まっているがこの日のパシフィコ横浜公演はindigo la Endの結成記念日に行われるもの
ステラシアターで絵音の口から「違う公演になる」ことが語られており、ツアー神奈川公演というよりは、アニバーサリー公演に近い

昨年もほぼ同じ時期にこのパシフィコ横浜でライブをしているので、景色の変化は露骨
決して好まれるような変化ではないということも
その辺はいずれ書こうと思っているが

ステージには昨年と同じくスクリーンが背後に用意
これはパシフィコ横浜公演だけなのか
それともかつてMONGOL800が「People People」のレコ発の際、特徴的なモニターを設置したようにツアーで毎回使用されているのだろうか
なお「客席の移動を制限する時間があります」という注意書きがあったが、なんのために用意されたのは不明

定刻を少し過ぎた頃にゆっくり暗転
スクリーンにインディゴが14年目を迎えたことを悟らせるような、絵音によるナレーションが流れ、過去のライブ映像がスクリーンに
これはアニバーサリーライブだからこそなされる演出
武道館や昨年のパシフィコ横浜公演でもあった気がする

この日だけであろう特別演出をオープニングSEが流れ、ステージに用意された扉から栄太郎(Dr.)を筆頭に1人ずつ登場し、ステージに用意されていた蒼い花を持って自身のポジションへ
これは毎公演行われている演出なのだろうか
インディゴにとって「蒼」が重要なキーワードであることは言うまでもないけど

サポートのささみお(Cho.)とえつこ(Cho. & Key.)もステージ袖から合流し、

「indigo la Endです」

と絵音が自己紹介し、「カンナ」が始まると後方のスクリーンには歌詞も表示されるが、大衆に向けて作ることを意識したとはにわかに信じられない轟音
確かにティス(Gt.)のギターは甘く親しみやすい
けれども栄太郎のビートが1打1打とても強いので、呼応するようにアンサンブルもオルタナに寄っていく
ちなみに曲中に出てくる、

「1人で作った世界は
日常を隠した瞬間
幸せに変わったんだ」

は喪失を美しく昇華する、インディゴの世界観を簡潔に表現したものと自分は考えている
最後にインディゴの世界観を絵音は具体的に説明するが

絵音が早くもハンドマイクになって、

「横浜踊りませんか?」

と促す「夜風とハヤブサ」になると、ティスがカッティングを刻みつつ、えつこが奏でるアラビアンナイトの世界を彷彿させるメロディーに後鳥(Ba.)がスラップベースを載せていくが、画面は早くも四分割
だいたい終盤にやるような演出を早々に行うのだ

そもそもインディゴは基本的に絵音がやりたい音楽をやるバンド
なのでシーンのトレンドに迎合はしないし、演出だってそうだろう
とはいえこんな早くから、画面を四分割するなんて流石に予想しないが

絵音のハンドマイク状態は続き、後鳥が場内によく響くような重心低めのベースを鳴らす「ラッパーの涙」が続くが2番になると、スクリーンの画像は急に不鮮明に
これは決して機材トラブルではなく、

「だからたまには悲しませるよ」
「幸せじゃない未来も歌うよ」

のように幸せじゃない世界も歌い上げることの示唆
インディゴの曲は「喪失」のイメージが強いけど、このように絵音の内面をさらけ出す曲もある
「濡れゆく私小説」をリリースした際、「これは重要な曲になるだろうな…」と思っていたけど、その確信は間違ってなかったようだ

これまでのツアー通り、シームレスに楽曲を繋ぎ、「愉楽」から再び絵音はギターを背負うも、「これ本当に大衆意識したアルバムの収録曲だよね?」と思ってしまうほど、「哀愁演劇」の世界観はポップというよりまたもオルタナ
いくつかのインタビューで、

「大衆音楽を意識したのに、気が付いたらオルタナになっていた」

と話したように、ファンキーであっても音圧は非常に強め
なんなら、

「殺したいとかそんなんじゃなく
死んで欲しいって思った」

とさらっとエグすぎるフレーズまで出てくるし、アウトロになると絵音はドラムセットに登ってギターを弾きまくり
序盤なのに早くもシューゲイザーのような轟音を拡散するなど、近年のインディゴはどんどんオルタナ・シューゲイザーに傾倒しつつある(The NOVEMBERSの影響も公言している)

そのうえで「邦画」は爆音化することなく、ティスが奏でるキャッチーなメロや後鳥のグルーヴィーなベースラインで踊らせるが、導入がこれまでと大きく変わったり、

「泣いたり笑ったり」

の歌唱も以前より強弱がついた感じ
空白を空けず、どんどん曲を連打するスタイルを日頃から取っているものの、こうした細かい変化も行うから一瞬も油断する事はできない

ここでスクリーンは一時退却し、ささみおとえつこによるインタリュードがなされるが、そこに

「春を待っている」

というフレーズが引用され、このリリックは無論「冬夜のマジック」を導く
リリース時期が「Crying End Roll」と「PULSATE」の間故、轟音には流石になってない
でも春はもうすぐそこに来ている
ひょっとしたら今回のツアーで演奏されるのはここまでかもしれない(インディゴは基本、ツアーで同じセトリは組まず微妙に変える)が、自分も冬夜の魔法でとけるくらいの恋をしたいものである

あまりに後ろ向きな歌詞を鮮明に現すように、絵音がアコギを奏で、栄太郎が細かいビートを刻む「暗愚」は途中で負のエネルギーが解放されたかのように、ティスが轟音ギターソロを鳴らす場面もあるが、「夜行秘密」の路線を踏襲するように後鳥と栄太郎が形成するリズムがダンサブルな「パロディ」は突然モニターがゆっくりとステージに君臨(同時にティスは座りながらギターを弾く)
「絶対何かあるよなこれ」と大半の人は悟っただろうが、オペラのように急にサスペンチックになる場面でスクリーンが突然起動
「何が起こるんだ?」と凝視していると、画面には逆再生されたPVが
その逆再生されたPVとは「心の実」
「パロディ」の歌詞に登場する

「たまにはこんな歌詞もいいでしょ」

は「心の実」でも用いられており、その呼びかけに応えるように「心の実」が繋がるという訳だ
その「心の実」は、「濡れゆく私小説」のレコ発ツアーだった「心実」の元ネタにもなり、インディゴの音楽を象徴するようやな曲調でもあるが、スクリーンに映されたPVは2019年のものだから絵音の髪型は今と大いに違う
あの頃、金髪になっていたことをすっかり忘れていた

すると近くにいた客が思わず口を手で塞いだ
それはビルボードライブを除くと実に6年ぶりに「猫にも愛を」をやったからだ
インディゴはリリースペースが早いので、レコ発を終えるとすんなりやらなくなってしまう事が多い
「最新作が最高傑作」と考えているからだろうけど、ディスが奏でる甘いメロには心がとろけてしまう
鷲掴みされずにいられないというか

そこに雨がポツリポツリ降るような同期がなされ、降り注がれるのは「心雨」
例の騒動からあと2年経つと、10年になるが「心雨」への評価は変化しただろうか

どんなに時を経ようと「心雨」でこう書いてしまうのは、あの件で絵音が関わる全ての音楽にフィルターがかかってしまい、全うに評価されづらい時期が生じてしまったから
ワイドショーで悪者扱いされたり、強引な歪な解釈をされたりと、あの時期のメディアの対応は未来永劫忘れることはない
ただそこからかなりの時間が経過した
一時は「藍色ミュージック」の特典映像でしか公開されてなかった「心雨」のPVも今では普通に公開された
どうか、ここから「心雨」が再評価されて欲しいと願わずにはいられない

そのうえで「通り恋」では、バラードながらも終盤で栄太郎がシンバルを連打するダイナミックな部分が現れたが、この際スクリーンに映ったのは絵音達の影
実際のメンバーを映さず、影でいるように見せたのは、「側で見ている」と示唆を行ったのだろうか

バラード2曲を終えると、栄太郎がビートを刻み始め、客席からも手拍子が聞こえ始めるが、物足りなかったのだろうか
後鳥は前に出てきてより手拍子を煽りまくって、絵音やティスは明らかに笑っていたのだが、その大胆なジェスチャーで手拍子はより大きくなり、悲鳴は起こらなかった(というかインディゴのライブは相変わらず静か、メンバーの名前が呼ばれることはまずない)けど、「名前は片想い」のイントロがなった際、「これを待っていた」と心で思っていた方はいただろう

何せ急にバズったのは、去年のパシフィコ横浜公演の前後
Tik Tolkを見ているティスも自分たちの曲が使われていて驚いたことをMUSICAのインタビューで話していたが、「名前は片想い」のメロは歌える
ベースラインも含めて
かと言って絵音は決して売りに売った訳ではないし、2サビを終えると栄太郎のビートはかけるように、後鳥のベースラインはより動きまくるようになる
結局は普段通りのインディゴをやって、ヒットしたのである
まさかここでインディゴの楽曲がより幅広い人々に届くようになるなんて想像もしなかったけど

後鳥のゴリッゴリなベースやえつこが奏でる鍵盤が牽引するソリッドなギターロック、「瞳のアドリブ」と「哀愁演劇」からの先行シングルを続けたあとは後鳥がスラップベースで魅せる「花をひとつかみ」でティスや後鳥の手元をスクリーンに映しながらメジャー初期の曲を投じるものの、

「一緒に住んだアパートの前の
コンビニは潰れたって」

よろしく、自分の地元でお世話になっていたTSUTAYAは先日横浜駅店が閉店したことで周辺でレンタル出来るTSUTAYAはもうごく少数になってしまった
仮に今、自分が10代だったらサブスクやYou Tube以外でどのように音楽と出会うのだろう
時の流れは常に残酷だ

ティスのギターがエモーショナルに鳴り響く「さよならベル」では画面が再び4分割され、「これで終わるの?」なんて思ったりもししてしまったが、絵音が歪んだギターを思い切りかき鳴らす「Gross」になると雰囲気は一変
先程までの儚さや気持ちよさはどこに行ったのか、不気味な映像がスクリーンに投じられる場内
「哀愁演劇」の中で「Gross」は明らかにベクトルが違う方向を剥いていると思ってはいたものの、ライブで更に棘は鋭くなった印象
抑制されていたものが解き放たれてしまったというべきか

その抑制物の解放は、過去の出来事の解放にもリンクしたのだろうか
「プレイバック」はこの日1番の驚きだった
「Playback End Roll」が大事なときにしかやらないのは分かる
でも「プレイバック」は近年全くやってなかった
武道館でもやらず、「このまま演奏されないのか?」とずっと思っていたので、この日最大のサプライズだし、スクリーンの映像で不明瞭な場面が合ったりするのは、インディゴがいかに激動な道を歩んできたかを物語らせる
良い思い出も悪夢も全てプレイバックする

ここまでMCを一切しないどころか、休憩もほぼ無し
ブレイクタイム無しで18曲やる超人技をやってのけているが、ようやく口を開いた絵音曰く、ツアーのセットリストは他の公演と大幅に入れ替わってるらしい
なにせ、ここまでだいたい100分前後
インディゴはワンマンを3時間もやるバンドではない
すなわちアンコールがあると仮定しても、あと何曲で終わるか予想がつく
同時に「哀愁演劇」の曲を全くやってないということも
前述通り、これはアニバーサリーライブそのもの
明白にベクトルが異なるのだ

なおインディゴは今から14年前の2/24に下北沢BASEMENT BARでライブをし、その日を近年結成記念日と定めたようだが、

「来てた人はいる?(客席無反応)…消滅しましたね(笑)」

とオブラートに包むことさえしないのだから笑うしかない(笑)
2010年頃からライブを見ている方は2人いらっしゃったようだが

その2/24、2020年には初となるFC限定ライブを開催し去年は1日遅れながらアニバーサリーライブをやったりと急速に意識するようになったようだが、

絵音「夏はイベント(ナツヨノマジック)はじめちゃったし、俺ら年中ライブしてない?(笑)…休ませて(笑)」

と言われてみれば、年中インディゴはライブをするようになっていた
一時はゲスの極み乙女の方が多忙だったのに、今やインディゴが1番忙しい気がする

裏を返せば、今1番油がのっている状態とも解釈できるけど来年インディゴは結成15周年
現在の編成になってからも10年である
そのため、2025年は大きな会場でライブを予定しているとのこと
時期からして野外はないだろうし、考えられるのはアリーナ
2025年の2/24は月曜であれど祝日の予定
既に参加できるように準備は整えた(ちなみにティスはFCラジオで盛大にやらかし、欠番回を生み出してしまったようだが、それには決して触れないように)が、インディゴがここまで続けられたのは、やっぱり「夏夜のマジック」のヒットが大きい

リリース当初はそこまで話題にならなかったのに、2018年や2019年辺りに突然バズった
これが紛れもなく転換点
インディゴに付いていた負のイメージを払拭してくれたから
でなければホールでワンマン、武道館ソールドアウト、フェスでメインステージに立つことは出来てない
次回のワンマン以降は購入を真剣に検討している青いライトハンドが客席中に漂うことも
そうして青い光が会場を照らす景色は、魔法がかけられたも同然
誰にも邪魔することのできない理想郷である

そうしてライブは20曲目、すなわちラストに突入するが、

「本来なら「春は溶けて」をやってたけど…。ネタバレしたから次回からセトリ変えます」

とやはり本来のセットリスト通りに行かないどころか、次の公演からセトリも変わることを名言

「結成当初はとにかくデカい音を鳴らすことがかっこいいと思っていましたが、全く受け入れられませんでした。」

とポストロックが多かったインディーズ時代を想起させつつ、

「最後はデカい音を鳴らせる曲を」

とインディゴで最もノイジーな「晩生」がラスト

「夜行秘密」が見せたインディゴの変貌は本当に凄かった
ここに来てオルタナロックに変化するなんて、思いもしなかったから
それが「哀愁演劇」にもリンクするのだが、デカい音を鳴らしたい絵音の願望が顕現するようにアウトロが伸びに伸び、爆音シューゲイザー状態に
ティス以上に絵音がギターを弾きまくり、何度もギターを掲げる
そこから発せられる音は快感そのもの
そうして狂気じみた音で客席を熱狂させると、絵音もティスもノイズを充満させてステージを後に
本編で2時間も経たずに20曲もやっていた

アンコールで戻ってくると恒例、ティスによる物販紹介が始まるが、どうやらこの日から販売されたパーカーがインディゴ史上最高価格(16500円(笑))なようで、

「言いたいことはよく分かる(笑)。でも価格的にこれが限界だから許して(笑)」

とティスは釈明
しかし後日オンライングッズ販売を見たらまさかの完売をしており、もう恐怖でしかなかった

それからティスはスクリーンに合わせて物販紹介するので、以前より説明はマシに
けれども徐々に説明が適当になることを絵音にツッコまれたが、

「グッズが多すぎる(笑)」

と弁明を求めるティス
直後にFCの紹介をした後鳥に、

「先週のラジオが消えたりしましたが(笑)」

と援護どころか、口撃を食らったが(笑)

だが問題はここから
この日栄太郎は電車でパシフィコ横浜に向かったものの、場所が場所だからか、子供に次々と身体を蹴られた話をすると、絵音も高松から飛行機で移動する際に隣の子供から蹴られたことを告白
それどころかタクシーで値段と快適性、どちらを重視するか聞かれる話、タクシーで目にする車内広告(例であげるなら資産形成)の話をするなどMCが止まらなくなり、ティスは「長え…」という仕草を見せてしまうほど(笑)
あまりの長さにえつこと「長くない?」といった感じで目を合わせるなど、本編のテンポの良さが台無しに(笑)
この長さは2020年の中野サンプラザ2日目、栄太郎の長すぎるMC(この時は絵音とティスが準備しようと目線を合わせた矢先、更にMCしようとするので絵音が「まだ話すの?」とツッコミを入れ、場内は大爆笑した)をフラッシュバックさせるほど
そのためティスも

「長すぎ(笑)」

と擁護不能
このときだけでもストレイテナーからOJを召喚したくなった

このように本編の繋ぎの良さが、嘘のように消えていったが、

「久々にやるから恥ずかしい(笑)」

と絵音が話した「白いマフラー」が帳消しに
これがインディゴのポップスの元祖とTwitterで絵音は話しており、かつてのメンバー(オオタユウスケなど)も「白いマフラー」のサブスク解禁に触れていたが、実はやるのは2015以来
約8年2ヶ月ぶりとかなり間隔は空いていた

レアトラックの後は昨年のパシフィコ横浜公演が初披露となった「プルシュカ」
あの時あった花が降ってくる演出はないものの、「哀愁演劇」リリースに伴うインタビューでこのプルシュカは「メイドインアビス」の同名キャラをモチーフにした曲だと分かった
自分は「メイドインアビス」を読んだことがないが、プルシュカについて調べたところ、あまりにも悲しすぎる彼女の人生がそのまま歌詞になったことを知った
原作者の許可を取ったのは知っているが、「メイドインアビス」と何らかの形でコラボ出来ないだろうか(MADでもいい)

そして最後の曲の前、

「我ながら恥の多い人生を送っていると思います。」

と自虐する絵音

それはこれまでの経緯を振り返り、自分が犯してしまったことへの罪悪感があるからなんだろうけど、

「音楽があるから武装出来て、ステージに立つことが出来てますけど、音楽がなければどういう人生を送っているんだろうと思っています。誰もが1つや2つ、親や友人、恋人に言えない事があってSNSに書いたらマズいことを書いたら燃えるけど、歌詞にしたら芸術になる。音楽やっていて良かったなあって思っています。」

と話すように絵音は音楽がなければ生きていけない人間である
かつて音楽を作る際、自分のダメさ加減と向き合わなければならないと話したり定期的に音楽が嫌いになることを吐露しても
音楽に生かされかつ、吐き場所を頂いている
それが川谷絵音である

「インディゴの歌詞は暗いものが多くて、落ちるところまで落ちていくんだけど、それは俺が「落ちるところまで落ちたら上がるしかないでしょ?」と考えているからで中途半端な応援歌は作りたくないと思っています。」

と鬱ロックの影響を感じる言葉を吐き出したあと、

「本当は「14周年ワー!!」なMCで終えたいけど、そうは出来ない。新しい才能や音楽に嫉妬したりするから。最後に1番悔いを詰めた曲で終わりたいと思います。」

と最後に演奏されたのはステラシアターでも演奏されていた「1988」
半年で2度も聞くなんて予想もしなかったが、「1988」の歌詞は絵音の後悔に溢れてる
まるで懺悔帳のように
その際、モニターにはレールをたどって世界が進むようなアニメーションが流れていたが、絵音がアコギからエレキに持ち替えると逆走を始める
「ここからでもやり直せる」と意味するかのように
そうしてレールが最初の位置に戻ったところでライブは終了

「資産形成」を合言葉にして、記念撮影を行うと、栄太郎達は蒼い花を最初の位置に返してステージを後に
サポートの2人も含め、完全にいなくなると例のごとくナレーションが

そのナレーションには

・春に新曲リリース※FCには新曲レコーディングが終了したことが絵音のブログで報告されていた
・年内に新作アルバムリリース
・新作アルバムは「哀愁演劇」を経てリリースされる、ゲスの極み乙女の新作の更にさきのもの
・インディゴとゲス極は相互作用

という新情報が明かされたが、最後には謎の数字が出現
その数字は12月のある日にちを示していたが果たして…

終わってみれば「芝居」も「ヴァイオレット」、「忘れっぽいんだ」など一部の「哀愁演劇」の曲は置いてけぼり
完全にインディゴ結成14周年公演となっていた
今後もツアー中に結成記念日や絵音の誕生日である12/3が盛り込まれたら、少しイレギュラーなライブになる可能性を考慮するべきかもしれない


「哀愁演劇」の真の姿を目撃するのは4月のNHKホール
本当の「哀愁演劇」はどんな感じなのだろうか
ステージに設置されながら使用されなかったソファも気になるけど、またここから15周年に向けてはじまりの音が聞こえそう


セトリ※はツアー本編でやってない曲
カンナ
夜風とハヤブサ
ラッパーの涙
愉楽
邦画
冬夜のマジック
暗愚
パロディ
心の実
猫にも愛を※
心雨※
通り恋※
名前は片想い
瞳のアドリブ
花をひとつかみ※
さよならベル※
Gross
プレイバック※
夏夜のマジック
晩生※
(Encore)
白いマフラー※
プルシュカ
1988※



※昨年のワンマンのレポ※ステラシアター
※昨年のパシフィコ横浜公演のレポ
※EARTH STAGEに出演したCDJのレポ