明日からCDJが開幕しますが、こちらは変わらず年間ベストソング
本日は60-51です

※前回の70-61↓

60.金糸雀/tacica 

パスピエどころか、tacicaはもはやコアな人しか認識されてないであろう立ち位置にいる
「音楽と人」を読んでいれば、インタビューされている場面に出くわすことはあるだろうけど、そうでなければチャットモンチーの橋本絵莉子の旦那がやっているバンドのイメージ
でも今なおtacicaは衰えてない
この曲のギターメロやベースライン、どれも「カッコいい!!」と聞いた時に思えるフレッシュさがあるから
tacicaは再評価されるべきバンド
自分はそう思って、tacicaの背中を押す気満々だ
59.Re方程式/10-FEET 

「第ゼロ感」の大ヒットで10-FEETはお茶の間に名前を届かせ、テレビにも出演
状況は昨年のCDJ辺りから大きく変わったが、バンドに何か変化があったかと言われても大きく何かが変わった訳でなく、今年は「コリンズ」のリリースツアーやフェス出演で各地ライブしまくり
大きな変化は「第ゼロ感」が終わった途端にステージを去る客にTAKUMAが煽るようになったくらいで、ドラマ主題歌になった「Re方程式」も10-FEETらしいミクスチャー
時代が10-FEETを輝かせてくれる機会を設けてくれたというべきだろうか
来年は初のアリーナワンマン
でもそれまでに新曲は何かしら届くだろう
次のアクションを楽しみにしたい
58.Black Jean Boogie/The Ravens

色んな意味でKJこと、降谷建志は話題になった
が、ここはその話題は一旦スルーして曲の話をしたい
kjは今Dragon Ashの他にThe Ravensという降谷建志のソロプロジェクトから派生したバンドをやっているが、Dragon Ashでガッツリとデモを作り込んで渡すkjがこちらではある程度、メンバーを信用して自由に曲作りさせる傾向がある
なのでDAと向かう方角は少し異なるが、これなんてプログレとパンクが融合するというkjだから出来た手法
踊りたくなるし、ダイブもしたくなる
とんでもない可能性を秘めた曲なのだ
そして、もう1曲
kjはDragon Ashで名曲を編み出す
57.YELLOW/THE ORAL CIGARETTES 

「Suck My World」前後からオーラルは新曲を配信で発表するようになり、近年はロックにより傾倒している印象がある
その中で「Red Criminal」や「BUG」と新たな名曲が生まれていったが、「YELLOW」は特に優しさを感じる
自分の愛するものを守る
山中が改めて覚悟を誓った
そう言っていいような
気づくとオーラルはシングルがかなり溜まってきた
次のアルバム、そろそろ発表されるだろうがあれだけバリエーションが異なる曲を出している
どう整理するのだろう
56.VANILLA SKY feat. WrutS/[Alexandros]

去年傑作「But wait. Cats?」をリリースした反動か、今年のアレキは楽曲をほとんど発表していない
その代わり発表された「VANILLA SKY」は現シーンのカリスマと次世代のカリスマがクロスオーバーしたかのよう
ワンマンでは恐らくやらないだろうから、フェスにおける楽しみの1つが増えたようなものだ
CDJ最終日の目玉の1つはこの楽曲
夏聞けなかったから、今度こそ聞く
55.踊ろう命ある限り/ クジラ夜の街

クジラ夜の街と言えば、SEKAI NO OWARIのようにファンタジーを想像するバンド
並びに抜群のテクニックを持つバンドだが、ここで描かれているのはリアル
カントリーでダンサブルなのに、「僕らに来世は無いぜ」と断言してしまうほどだ
でもそれをネガティブに歌うのではなく、だからこそ命ある限り踊り続けようというのがこの曲のテーマ
ファンタジーをテーマにするバンドだから、生々しく刺さるのだ
なおクジラの曲はこの後も登場します
54.魔法/sabatabby 

sabatabby、2曲目のランクイン
途中盛り込まれるベースソロも素晴らしいが、sabatabbyの名物は七変化のようにカラーを変えまくる鍵盤にある
ニューウェーブ系統の新たな顔になれるポテンシャルをsabatabbyは秘めてること間違いなしである
早くライブを見たい
だから神奈川のライブハウス、sabatabbyを呼んで!!
53.窓の中から/ BUMP OF CHICKEN 

自分は以前程、バンプのファンではない
去年リリースされた「SOUVENIR」は久々にバンプらしさが戻ってきた気がするけど、「クロノスシタス」はスルメで理解するまで時間をかなり要した
でも「窓の中から」は、自分が思い描いていたバンプ像が久々に帰ってきた
「魔法の料理」のような寄り添う感じが
既に公開されている新曲もユニークで面白い
いよいよバンプ熱が蘇るかも
52.Happy Birthday, New You/androp

今年andropは「One and Zero」の再現ライブをした後、「gravity」をリリース
昨年リリースした「fab」も引っ提げてツアーを回っていたが、先行シングルで強烈なインパクトを放っていた楽曲がある
fhánaのサポートも行うベース前田がジャンルの特定に大いに迷い、聞いている側も「なんだこの不思議な空間は?」となる摩訶不思議な世界ををandropは作り上げたのである
フロントマンの内澤は、近年色んなアーティストの楽曲制作に携わるようになったが、来年は「魔法の鏡」の制作をバックアップしたXIIXの企画に招かれた
andropが健在であることをここで示していただきたい…!!
51.盆ギリ恋歌/サザンオールスターズ 

先に紹介した「Relay」を含め、サザンは今年新曲を3ヶ月連続リリース
まだまだサザンは健在であることを知らしめたが、その中で特に気に入ったのは3ヶ月連続リリースの先陣を切った「盆ギリ恋歌」
かつてのサザンは時代の流行を先取りしたり、流行に合わせたりとチャレンジ精神を見せることが多かったが、この新曲はまさにそうしたサザン
近年のエレクトロをサザン流にアレンジしたらこんな感じになった、という曲である
ちなみに自分の知り合いは2人、サザンの茅ヶ崎ライブに参加した模様
ワンマンに参加できる日は来るのだろうか…?

 

明日は50-41です

CDJ開演前に掲載予定です