レビュー in Kyoto
BAILA BAILA BAILA 南座バージョン
です。
松竹座の「春の踊り」の後半のショー部分をアレンジしたものになります。特に南座ゆかりの場面が増えました。
まず最初は以前南座で安倍晴明をやったので、それにちなんで安倍晴明ファンタジー。
帝の気に入りの女御が実は芦屋道満に操られた九尾の狐で、それを安倍晴明が倒すという物語をベースに歌と踊りで綴るもの。
楊琳さんの安倍晴明、カッコいい~。
それから「京都でバイラ」。
ラテン音楽なのに日本物風の衣装で、そして「コンコンチキチン」という歌詞が入っています。そう、ちょうど今は祇園祭ですね。
それから赤い着物の娘役さんの鏡像の舞。でも音楽は「ビギン・ザ・ビギン」。
さらに、「ビバ!OSK」の歌をボレロアレンジにして、楊琳さん中心に黒紋付き袴の男役がきりりと舞う。
そうしたら、翼和希がラテン衣装で登場して洋物のラテンショーが始まります。
その次は、「春の踊り」と同じで、「ブギウギ」をイメージした場面。
カーテン前の「ハッピー・ブギ」に始まって、翼和希の胡蝶の舞から四季の宴へ。
そうして「ジャングル・ブギー」、「東京ブギウギ交響曲」と続きます。
詳しくはこちらも。
次は、これまで南座で上演してきた作品のメドレーになります。
「シンデレラ・パリ」とか見たなー。
「サクラ大戦」とのコラボもあったので、「檄!帝国華撃団」の歌も登場。
フィイナーレはクラシックの曲を中心に、楊琳さんと舞美りらさんとのデュエット、そしてOSK名物の勢いのラインダンス。そして群舞へ。
いやーもうずっと踊ってる、踊ってる、踊ってる。
「BAILA」はスペイン語で「踊る」ですが、演出の荻田氏がプログラムで「全部乗せ」と書いてある通り、いろいろな場面を詰め込んでひたすら次々と入れ代わり立ち代わり人が出入りしては踊って踊って踊り続ける。さすがOSK。
楊琳さんを見るのもこれで最後なので、たっぷりと別れを惜しみました。本当にステキだな~、カッコいいな~、やめるの、惜しい…。