世界史オタク・水原杏樹のブログ

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世界の史跡めぐりの旅行記中心のブログです。…のはずだったんですが、最近は観劇、展覧会などいろいろ。時々語学ネタも…?
現在の所海外旅行記は
2014年9月 フランス・ロワールの古城
2015年3月 旅順・大連
2015年8月 台北(宝塚観劇)
を書いています。

東宝「エリザベート」は配信も終了して、ブルーレイが出るのはまだまだずーーーーっと先。脳内で「エリザベート」が回ってますが、時々宝塚バージョンが混ざります。それも初演雪組メンバーの声で。

それはもう仕方がありません。初演の「エリザベート」は本当に衝撃的でした。一路ファンは「サヨナラ公演なのに死神?」と不安を訴えていたし、一体どんな舞台かまるでわからないまま観劇。そうしたら、今まで見たことのない世界、聞いたことのない音楽。

衝撃的過ぎて、実況CDを買って毎日ずーっと流しっぱなしにしていました。なので私は初演の「エリザベート」の歌とセリフをすっかり覚えてしまい、脳内で完コピできちゃうのです。
DVDが出た時も買ってしまいました。

それで、やっぱり宝塚バージョンも見たいと思って…取り出してきたのは初演じゃなくて2007年の雪組版。
初演は覚えすぎているので違うのを見ようと思ったのです。

水さん、となみちゃん、ゆみこちゃんのトップ3が好きで、この時もDVDを買いました。

水さん、歌はやはり弱いですが、妖しくて、冷酷で、人外感たっぷりで素敵です。となみちゃんは美しくて気品があってこれまた素敵。ゆみこちゃんは歌声も何もかも素敵。

宝塚ではトートを主役にするため、ウィーン版から色々変えてますが、改めて見て見ますと、トートがこの世界を支配しているようになっているんだなと思います。

結婚式の場面も、トートが最初に歌い、それを全員が復唱します。東宝では群衆が歌うだけです。
「ミルク」の場面も、トートがルキーニを使って民衆を扇動しているように見えます。

ルドルフは完全にトートの手の内…。
死ぬ時も誘導してる。東宝版は銃だけ渡して去ってしまう。

トートはエリザベートの愛を求めながらも、「死」としての役割はきっちり行う。それでエリザベートを追い詰めることになっても「織り込み済み」なわけですが、そういった矛盾を抱えた行動が、むしろ観客を惹きつけることになっているのではないでしょうか。

そして、最終答弁の場面は、もとの法廷という形で、霊廟で死者たちがエリザベートのことを語る、という枠組みを回収しています。

あと、「最後のダンス」で歌う途中でマントを脱いで黒天使に渡し、エリザベートにガンガンせまった後、歌い終えて黒天使にマントを着せてもらって退場する演出も好き。黒天使にかしづかれている、みたいな感じで。東宝はマント着てません。

内容としては、私はやっぱり宝塚版の方が好きかも…。

でも東宝のバカ高いブルーレイは注文します。