世界史オタク・水原杏樹のブログ

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世界の史跡めぐりの旅行記中心のブログです。…のはずだったんですが、最近は観劇、展覧会などいろいろ。時々語学ネタも…?
現在の所海外旅行記は
2014年9月 フランス・ロワールの古城
2015年3月 旅順・大連
2015年8月 台北(宝塚観劇)
を書いています。

「蒼月抄」は、ボロボロに泣いている人が多いらしい。でも私はどうしても内容に納得がいかなかったので、先般の感想になりました。感動して泣いている人が私の感想を読んだらガッカリするかな…というのが気になり、どうすればよかったか考えてみました。

 

とにかく平家が驕り高ぶり民を苦しめていたことには気が付いてほしい。

また、三種の神器を寄こせと言われたのは、平家にとってはものすごく耐えがたい無謀な要求かもしれませんが、それって結局平家の血を引いた天皇が必要だという平家側の身勝手な事情。そもそも天皇を御所から連れ出して逃げるなんて重罪では。

 

聡明な知盛ならそのあたりのことはわかったのではないか。でも家父長制の厳しい時代、父親の言うこと、後継ぎである兄の言うことは絶対。なので父や兄の意に添うことを優先してしまった。

そういった葛藤を描いたら、知盛の人物像に厚みが出たかも。

 

そうして壇ノ浦にたどり着き、安徳天皇が入水するに至って「平家は何ということをしてしまったのだろう。そして私も今までそれを見ないで来た…」ということに気が付き、もうこれで戦う意味もないと覚悟を決める。

明子には、平家の咎を背負う必要はない、生き延びてほしい、そして私たちのことを語り継いでほしいと言って残るように言う。

 

こういう感じだったら納得できただろうと思います。