世界史オタク・水原杏樹のブログ

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世界の史跡めぐりの旅行記中心のブログです。…のはずだったんですが、最近は観劇、展覧会などいろいろ。時々語学ネタも…?
現在の所海外旅行記は
2014年9月 フランス・ロワールの古城
2015年3月 旅順・大連
2015年8月 台北(宝塚観劇)
を書いています。

見てからだいぶたちましたが、ようやく感想を書きます。

「ジョゼフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」は、「キャッツ」や「オペラ座の怪人」などで有名な作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーの処女作です。日本では上演される機会がなくて、数年前に初演されたのですが、都合がつかなくて見に行けず。今回再演されたのでようやく見ることができました。

旧約聖書のジェイコブ(ヤコブ)の息子、ジョセフ(ヨセフ)の物語です。名前は全部英語読み。ジェイコブ(三田村邦彦)はは12人の息子がいますが、11番目のジョセフ(薮宏太)が一番のお気に入り。それが兄たちに妬まれ、通りがかった隊商に奴隷として売り飛ばされてしまいます。そしてエジプトで裕福な商人に買われて奴隷として暮らし始めますが…。

セリフやナレーションははとんど歌で、音楽はポップでノリノリ。
ただ、兄たちがジョセフを売っぱらって「やった!邪魔者はいなくなった!」と喜んで歌う所、確かに喜びの歌なのでノリノリのリズムなんですが、手拍子が起きまして、そのシチュエーションで手拍子、する?と思いました。他にもそういう所がありましたが、どうやら客席の一部から積極的に拍手をする人たちがいて、それにつられて広がっているみたいです。

1幕の幕切れは、牢に閉じ込められたジョセフが、あとから来た二人に夢の予知を伝えます。二人ともファラオに仕えているのですが、一人は許されて元の地位に戻り、一人は処刑されるということに。予知ができるといって楽しく長いナンバーが続きますが、一人は処刑されるのに、こんなに盛り上がっていいんだろうか。そうしたらやっぱり手拍子が起きるし…。

さて、ジョセフは予知夢を見ることができるということでファラオの呼び出しを受けます。ファラオは橋本良亮。最初はいかにもエジプトのファラオ、といったいで立ちで登場しますが、それを脱いだらメタリックな衣装にエレキギターを持ってロック調に歌い始めます。

このお話は最後はジョセフはおとうさんと再会して兄たちと仲直りをして、みんなでエジプトで幸せに暮らします。めでたし、めでたし。
旧約聖書物語ですし、おそらく英語圏では広く知られているお話だと思います。なのでみんな知ってるおとぎ話をポップなリズムに乗せて語る、みたいな舞台でした。そもそも幕開きが男の子と女の子がいて、ナレーターが登場してお話を始める…といった枠組みで、ナレーターの語りによってお話が進められます。なので芝居というよりコンサート寄り。

日本人はあまりこの話を知らないと思いますが、それでも内容はわかりやすいのでノリノリで楽しんで見るというか、お話は置いといて手拍子で盛り上がるので、やっぱりコンサートに近い?
薮宏太はHey!Say!Jumpのメンバーですが、私はそういうのには疎くて全然知りませんでした。歌がうまくてかわいくてジョセフにピッタリでした。
時々ナンバーが長すぎると思うこともあり(繰り返しが多い)、処女作ならではの粗削りながら勢いはあって、ロイド=ウェバーの原点を見たような気がしました。

このすぐ後に「ジーザス・クライスト・スーパースター」を作曲するので、聖書ネタが好きだったんでしょうか。