朝刊に鳶の頭の粋な科白が載っていた。
「惚れると惚けるはおんなじ字だよ」
確かに、ホれるとボけるは同じ字で、音は違
えど強ち似て非なるものでもない世界だなと
思える。
そういえば、色惚けという言葉もあるくらい
だから、読みも意味もまさしくおんなじ字だ
ったと知る。
それとは少し違うけれども、、
愛惜（あいせき）という言葉がある。
粋とは、とその構造を掘り下げ、それは運命
によって諦めを得た媚態が意気地の自由に生
きるのが粋だとの結論に導く哲学者の九鬼周
造さんが言う。
粋に関しての考察は僕には全くもって難解極
まりなくて寝落ちしてしまいそうになるけれ
ど。
「愛は常に愛惜である。
言葉の上でも
「惜し（おし）」は「愛し（おし）」に
ほかならない」
愛惜とは、愛しく感じ大切にする事という様
な意味と同時に、喪失感や寂寥感を生じる根
源だという事にも心が向く。
「愛おしい」とは「いと惜しい」とも書くと教
えられる。
【さよならも言わないままで】
愛惜に想いを馳せて聴くとまた
感じ方も変わってくるのです。
素晴らしい曲です。
いつかこれまでの日々を
心が振り返る時
何を悲しく
何を幸せだと思うだろう
インスタはじめました
ワンコがいっぱいです