犬の一時間は孤独の千年 | 上田 真一郎 犬のためのヒーリングデバイス CS60

上田 真一郎 犬のためのヒーリングデバイス CS60

   大切なことは全部犬が教えてくれた
ペットと飼い主さんを「言葉」でつなぐコミュニケーションを。

ちっちゃなおじさん、ラッキーはどんなにぐ

っすり寝ていても、「ニュースゼロ」が始ま

るとムクっと起きてご褒美を要求するそうで

す。そんな正確無比な犬の体内時計のお話。

 

わんわん わんわん  わんわん  わんわん わんわん わんわん わんわん わんわん

 

自宅作業の日は大体午前の11時30分にな

った頃から愛犬たちのお昼ご飯の準備を始め

ます。

 

昔の昭和の犬ご飯のイメージですと、30年

代は冷や飯に残った味噌汁をぶっかけると言

う、今では考えられない塩分過多で一瞬で準

備完了。40年代に入った頃からビタワンが

登場、普及し始めて、それでも大きな袋から

ガァーっとお皿に流し込んでこちらも一瞬で

準備完了だったと思います。

 

それが今では朝から晩まで手を掛ける時代に

突入したのです。当然調理時間もそこそこ必

要になるのです。

 

時折親バカ丸出しで、

 

「うちはフードにスープを添えて供している

 のですよ」

 

などと宣ったりしており、「え~っ贅沢!」

だなんて言われてますが、考えてみれば昔の

味噌汁ぶっかけご飯(リゾット)が定食スタ

イルに変わっただけの話なワケです。

 

こちらは仕事中に毎日流しているラジオのプ

ログラムでなんとなくの時間を頭に入れなが

らなので、決まった時間には動き始められる

のですが、いつも感心させられるのは我が家

の老犬、瀬里さんです。

 

正午近辺になると決まって、1階からダイニ

ングのある2階に上がってきて

 

「ご飯まだ?」

 

と無言のプレッシャーをかけてきます。

 

ぐっすり寝てるな、と思っていてもお腹の時

計は正確に働いている様です。

 

そう言えば、瀬里さんを赤ちゃんの頃から育

て上げてくれた先代のパピヨン美波さんも時

間には正確な女性でした。

 

あの頃の僕らは朝の4時頃まで仕事をして、

ヨロヨロと人ふたり犬三頭で家に辿り着き、

朝の10時には再び会社へ、と言う様な生活

が続いていました。

 

きっとこのままではこいつら死ぬなと思った

のか、ある日を境に美波さんが夜の8時にな

ると頻りに「家に帰ろう!」と駄々をこねる

様になり、それにつられる様に徐々に仕事量

を減らして夜の8時には仕事を終える様にサ

イクルを変えたのです。

 

今思えば、命を救われたんじゃないかな。

不思議なのは確実に夜の8時だった事。

 

犬たちの時間感覚。

正確というか、厳しいです。

それだけ一分一秒が彼らにとっては大切な

時間なんでしょうね。

 

 

野宮真貴さんは東京は夜の七時と唄っていま

したが、渋谷からは車で30分ほど離れた東

京都下なので夜の八時と時差があります。

 

   

   ベル インスタはじめました ベル

   わんわん ワンコがいっぱいです わんわん