そういえば近頃では人が創った作品を見たり
読んだりして悔しがることが減った様な気が
します。減ったと言うよりもほぼほぼ無くな
ったのかもしれません。
心底悔しがることって、若さの、情熱の、熱
情の特権だったのかも。
ジェーン・スーさんの番組から産まれた「悔
しみノート」。先行で試し読みが出来る頁が
アップされていたので読んでみたのですが、
なんかギラギラしてて懐かしささえ覚える印
象です。
悔しみを曝け出した作者の梨うまいさんは、
芸術系大学を卒業して、そのままフリーラン
スになって苦闘しているクリエーターさん。
梨うまいって、勿論ラジオネームなんだけど
、由来は番組に相談のメールをした時は梨く
らいしか美味しいと思えなかったからだそう
です。
以前より自分の気持ちをノートや手帳に書く
ことを勧める話はよく見聞きしていたんだけ
れど、その多くにシンパシーを感じず、寧ろ
「けっ!」くらいにしか思っていなかったの
ですが、この「悔しみノート」は妙に心惹か
れました。理由はわかりませんが。
この本を読んでもう一度孤独に火をつけよう
なんて事は思ってないし、実践してみように
も、手帖すら生まれてこの方、使いこなした
ことがないので無理な事はしません。
あ、偏屈?
自覚はないけど、「こんな奴が偏屈だ」項目
を読んでみるとバッチリ偏屈の様です。
そういえば、同じジェーンさんの番組で違う
相談者さんに答えてる途中に名言がこぼれ落
ちたのです。
偏屈は自分を窮屈にする
零したのは小倉弘子アナなんですが、その言
葉を同僚の蓮見孝之アナが習字で描いた文字
がとても素晴らしいのです。
利き手ではない方の手で書く事で、偏屈で窮
屈な空気感を醸し出し、それに潰されそうに
なっている自分が小さくなって表現されてい
ます。 本来は達筆達人だそう。
ところで偏屈の対義語を調べてみると、
実直とか素直
とあるのですが、実直であり素直だからこそ
偏屈にもなり得るのではないかと思うのです
。むしろ偏屈と判断する周囲が存在するのだ
としたら、それもどうかと思ってしまいます。
だから結局、要は他人を気にしないのが一番
なんじゃないのかな。
これは悔しみじゃなくて悲しみ
インスタはじめました
ワンコがいっぱいです