わたしの作ったライアー
自分で彫った。
腕も腰も痛くなって
それでも一生懸命彫って彫って
やっと生まれたわたしのライアー
裏にハートを彫ったのは、
このライアーの音色が、愛のエネルギーとなってこの世界に拡がっていくことを望んだから
そのことをやっと思い出した。
ライアーに触る気になれない時期が続いてた。
そんなわたしに、ライアーは声を発した。
誰も触ってないのに、その音は鳴り響いた。
ギューン
チューニングされていないその音は、わたしのライアーの悲しい悲鳴にも聴こえた。
それでも2、3日、気にはなるけど、触る気になれないでいた。
なぜなのだろう？
友達に話したら、エネルギー不足なんじゃない？って
そうなのかなぁ？
どうしてなのか？
自分のハートに聞いてみたら
そこには、ありのままの自分を受け入れられないでいる、自分がいた。
まあまあ不器用なわたしが作ったライアーは、
味のあるものになっている。
他の人から見たら、不細工と思われるかもしれない。
なんて、思っているわたしがいた。
そう、わたしが上手く出来なかったなあ…
もっと上手に出来てたらなぁ…
そんなことを思っている自分がいた。
だから、上手く作れなかった自分を認めたくなくて、触れなかったのだった。
自分の本音に気づいて
それはやっぱりショックでもあって
つくづく自分は、人からどう見られたいのか？
その発想で生きてきたんだと
認めるしかない。
自分はどうなのか？
自分から見たライアーは？
それは、自分が産み出した大切な子どもと一緒
すべて、そのままでいい
どんなところも個性なのだと
ありのままのライアーが大切なのだと
やっと受け入れられた
そこから、久しぶりのお手入れをして
チューニングもして
今までごめんね
そう言いながら、時間をかけて
心を込めて触れ合った。
久しぶりに奏でたライアーは、
喜んで、歌っていた。
その歌声を久しぶりに聴けたことが、なにより嬉しかった
自分を認める
ありのままでいいんだと
そのままでね
ライアーを通して、
またひとつ抱えていた思考を手放せた
作った時の想い
このタオライアーの音色が、愛のエネルギーとともにこの世界に拡めていく
それが
今からはじまる
いや、はじめるのだ。
自分の意思で
いつもありがとうございます
愛と光と感謝をこめて
KIMIKO