そちらの方向に伸びた遊歩道を行きます。
だんだん近くなる弁天岬。
土の色が、なんだか赤いですし、
みたいなものは…
何か突然原始時代にトリップしたような
少しだけものものしい雰囲気を感じます。
嫌いじゃないですけれど。
海側の崖にはカルスト地形。
この刃のような侵食具合がみごとです。
カルスト地形は雨水などの水による
溶食によって出来上がる現象。
この柵もカルスト地形に関係して
設置されているのでしょうか…。
吉永小百合さんの出演されている映画
「潮騒」の終盤で、
新治さんと初江さんが
手をつないで坂を下りて、
灯台の光を仰ぎ見る印象的なシーンの
舞台になっている道のように見えるのに、
実際のこの道では 灯台自体が
見えないんです。
あのシーンは、いったい
どこから撮影したのか
とても気になっています。
神島には
堆積岩の露頭が幾つも見られます。
おどろおどろしい様相に見えてしまう
ラミナに 「うわぁ…」と
見入ってしまいます。
浜に降りて
砂に埋もれたテトラに
物思いさせられたり。
島っ子に犬を連れているのを見つけられて
遊ばさせられたり…。
(嫌いじゃないですけれど)
島って おもしろい。
最後に 手をふって島っ子と別れて
灯台を望める場所を探して
港からシラヤ崎の方へ伸びる
堤防を歩きます。
堤防でワカメを干していたおばさまに聞くと
「こっからは灯台見えないよ」
と言われ、少しがっかり。
でも、上を見上げると灯台への道は
見えます。
取り敢えず 灯台の真下まで歩きました。
ほとんど日陰になっていて 薄暗く、
少し寒いです。
帰る前にもう一度
灯台を見たかったなぁ。